しげぼうの言いたい放題


・日米欧、本当にやばいのはどこか?(2011年08月13日)

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)による米国債格下げが決まった。それまでAAAで最高ランク だったのがAA+に格下げにされた。リーマンショックによる不況から脱出しようとして莫大な景気対策を打ったが、効果 がなく、国で決められていた国債発行の上限枠を超えないとデフォルトになる危険があった。それは回避されたがアメリカの 信用が大きく揺らいでしまった。 オバマ政権がそれまで野党共和党の顔色を伺い富裕層に対する増税を行わなかったなど財政問題に対する認識が甘かったこと も事実だ。
ヨーロッパでは、ギリシャやポルトガルなどでも国債が格下げが行われた。更にはフランスも危ないという。 ユーロも米ドルも駄目ということで、日本は、歴史的な円高水準となってしまった。そのため、輸出産業を中心に日本株が大幅な 下落、日経平均は9000円も下回ってしまった。

だが、本当に消去法で日本が選択されるほど日本国は大丈夫なのだろうか?
答えはNOである。はっきりいって世界の投資家は日本を買い被りすぎている。 もしくは日本沈没を狙う世界組織の何らかの陰謀ではないかと思う。
それは考え過ぎとしても、GDPを遥かにしのぐ800兆とも900兆とも言われる国家の借金、人口爆発状態で環境も社会保障 財源の深刻な悪化をしているこのような国家は買われるはずは本来ありえない。 更には、先の東日本大震災で甚大な被害をもたらした。復興需要が予想されて日本買いにつながったことは確かにある。 しかし、原発事故の影響は取り返しのつかない環境汚染であり、国土や国民にとって甚大なリスクとなった。 復興しようにも本当にスムーズな復興できるのかも疑問である。
確かに今のところは福島第一原発事故による具体的な死者は出ていないし恐らく今後も街でバタバタと人が倒れていく姿を見ることは ないであろう。だが広島の原爆の29倍と言われる放射能汚染である。これからは原発の見えない影響がじわじわと日本人を 蝕んでいくであろう。放射能汚染された食物を食べたり、空気を通じてからだに取り込んでいくことで、今後何十年か経過していくうち、 癌の発生率の増大等健康リスクが出てくるであろう。 またおかしな子供達が多数産まれてくるであろう。 どのようにおかしいのか、恐らく外見上は気づかないかも知れない。しかし、人間的に精神面が幼稚であったり、得意なこと 不得意なことがはっきりしていたり、コミュニケーションが取れない人間など変わった人間が多くなる。現在でもそういう 人間は多いし、私自身もそうかも知れない。しかし、その人数は比べ者にならないほど多くなり民族の存亡にもかかわってこよう。 ちなみに私や私と同世代(昭和30年代)からそのような傾向の人間が増えだしたのは、 アメリカアイゼンハワー政権の1954年のビキニ島の 水爆実験が影響しているのだと思う。日本の漁船第五福竜丸の船長が死んだが、死の灰は太平洋沿岸国家へ徐々に確実に浸透して いったはずだ。・・・この話はまた詳しく別の機会にしたい。
現に、東日本の福島以外の地域でも食べ物や土壌、子供の人体からも放射性物資が検出されている。農地としても住宅地としても 使用できない土地が増加し、只でさえ国土がアメリカなどより遥かに狭く、人口密度が多くどう考えても大きく発展できるとは 考えられない。熱波や台風などの自然災害もひどい。
投資家の思惑はどうであれ、日米欧の中でもっとも住みにくい国家は日本で現在のところ間違いない

とにかく、円高になってしまった以上、単に為替介入するだけでは駄目であろう。開き直って国を上げて世界の食料や土地、 外国企業を買収しまくるしかない。食料は地産地消が原則よいのであるが、さしあたって、原発事故や円高を考慮に入れると 今は外国の安全な食料を安く大量に買って流通させるのが応急処置としてやむを得ないだろう。 日本の製造業も、日本に世界の人を入れるという発想よりも、海外へ出ていき世界進出を目指せば、日本語圏を拡張させる ことになり、戦争をしなくても実質日本の領土を増やせるのだ。
ものは考えようと言ったところか。


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