しげぼうの言いたい放題

 


・この暑さは異常だぜ。対策を立てろ!(2004年07月24日)

7月20日に非常に不名誉な大記録が誕生した。東京の日中の最高気温が39.5度で観測史上最高の猛暑と なったことだ。またこの日の夜の最低気温も30.1度とこれまた観測史上最高の熱帯夜となった。 同じ日のバンコクやデリーなどより暑かったという。

新潟や福井の集中豪雨も確かにひどい災害であるが、こうした熱波も大変な問題である。 これは、まさに人災であると言える。
にも関わらず、各種マスコミはまるで見当違いのことを平気で報道している。この暑さで夏服やクーラーや飲み物が どれだけ売れて景気に明るい兆しが見えたなどと、経済のことしか見えていないようだ。
また、某新聞社などは、今迄の東京の最高気温のベスト3は何度だったかなんて報じていた。 多くの人が熱射病で病院へ運ばれたというのに、いくらなんでもベスト3はないだろう。まるで、歌謡曲の ヒットチャートで今週のベスト3は・・・なんて言うのと全く同じ感覚なのだからどうかしている。 ワースト3と言えよな、まったくよう。

一般庶民も、これほど不名誉な記録にも関わらず、不思議なのは誰も彼もが全くあっけらかんとしていることだ。 道行く人に尋ねても「いや暑いですね。ハハハ。」という感じで何が嬉しいのだろうか、と言った感じだ。 この気温では日陰にいても、クーラーを入れない室内にいても普通は体調がおかしくなる。 だけどクーラーさえいれれば何とかなるという甘えの構造が人々にはあるのだろう。

だが、そのクーラーは、部屋の外には大変な熱気を放出する、暑ければじゃんじゃんクーラーを入れるとなれば ますます外は暑くなり全くの悪循環になるのである。
特に、電車、オフィスのエアコン何とかしろ。あれは寒すぎる。何であんなに気温を下げるのか、理解に苦しむ。 営業マンを中心に夏でもスーツを着る風習が何よりいけないのだ。夏は半袖ノーネクタイでよい。 まずエアコンの温度は何度までという規則、法律を強引に作ってしまえばよい。そうすれば必然的に夏場に スーツなど着なくなるだろう。 それでも、夏場にスーツを着ることを強制する企業や組織には何らかの罰則を与えるような法整備をする。 そうすれば、省エネにもなり、環境も少しは改善される。

この暑さは、都市部のヒートアイランドによるものだということも伝えられてはいる。例えば汐留の超高層ビル群 などは、海風を遮っており高温の新たな大きな要因になったという。 まさにその通り、そんなものは叩き壊すべきだと思う。はっきりいって東京は無計画にビルや マンション、その他無駄な建造物を建て過ぎた。しかも、莫大な予算を使って。この国は経済の活性化ということ しか考えていないのだ。 そういうものを必要最小限にして余分なものは叩き壊して、植林でも植えていくしかないだろう。

ま、ビルをぶっ壊すのは非現実的だとしても、服装やエアコンの温度調整の徹底といったことは誰にでも必ず出来る はずだ。環境を守るためには、きっちりした服装じゃないと世間様に恥ずかしいと言うような横並び的発想はやめる べきだ。
この国は、目先の経済、目先の快適さしか考えていないバカが本当に多い。もう少し、利口になって欲しい ものだ。


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