しげぼうの言いたい放題

 


・民主党よ。マキコとレフトウイングを取り込め(2003年10月28日)

参議院埼玉選挙区の補欠選挙で民主党が自民党候補に競り負けた。自民党が約64万8千票に対して 民主党は63万5千票。3番手は共産党で約23万票だった。非常に僅差ではあるが、民主党にとっては 負けは負けである。

今回の選挙の特徴は、投票率が非常に低く(27.5%)組織選挙となったことである。 民主党の候補も頑張ったが、創価学会の自民党支援の前にはどうにもならなかった。 一昔前に比べると自民党の本来の支持率は非常に低くなっている。 にも拘らず自民党政権が続いているのは、創価学会の支援によることが大きい。公明党支持者の9割が自民党 候補者に流れたという。自民党支持者でさえ、実際に自民党に入れた人は8割というのだから如何に組織力が 強いかがわかる。

しかし・・・。創価学会の組織力の強さ、自民党の支援などということは、わかりきっていたことではないか。 投票率を上げれば何とかなると考え、マニフェストを武器に政策で真摯に訴えた。しかし、有権者があまりにも 愚鈍に過ぎた。もはや正攻法で戦うだけではどうにもならないということに気付くべきだ。 何しろ、創価学会の人間の頭は完全にマインドコントロールされており、マニフェストだとか理屈の通用する 相手ではないのだ。そういうロボット人間達が上から自民党を支持しろと言われている限り自民党支配に 終止符を打つことは極めて難しい。そういうことを見越した上で選挙戦の戦略を考えることが大切なのである。

では、それらを打ち破り、民主党が政権を奪う方法はあるのか?方法は2つある。

1つは、レフトウイング、つまり社民党、共産党系の票を取り込むことだ。民主党は、今月に入り自由党 を吸収合併した。それはそれでよいのだが、自由党は所詮は右の政党である。自由党を吸収したからといって 自由党支持者が全て民主党を支持してくれるかといえばそうとは限らない。下手をすると自民党に4割くらい 流れる可能性もある。むしろ、社民党を吸収合併する方が効率がよい。社民党支持者は共産党か民主党に流れる 可能性が大きいが、民主党を通り越して自民党に流れる可能性はそれほど大きくはない。 共産党の票も重要だ。上記埼玉の補欠選挙でも民主党の票に共産党の票を加えると、楽々自民党の票を超える。 民主党が政権をどうしても取りたいなら共産党との選挙協力は不可欠である。主張していることの是非 はともかくとして、共産党のようにオリンピック精神で全ての選挙区に候補を立てているような政党が 存在する限り、どうしても民主党は足を引っ張られてしまう。この政党とはうまく付き合い、少なくともここ 一番という選挙区では手を引いてもらい候補者を一本化する。勿論、逆に民主党が立たずに共産党候補を押す 選挙区があってもよい。そんなことをすれば、野合だとか非難されるかって?そんなことを言われたら自民党 と公明党の方が野合だと言い返せばよい。前総理のような史上最低のバカ首相を支え、自衛隊海外派兵に道を開き 主義主張のない公明党の方がよほどきたない。共産党は昔に比べると現実的になってきているしね。 なんのかんの言っても日本では左の支持者は根強いし無視できない。こういう人達のニーズをある程度吸収出来る 政党でないとね。いくら2大政党と言っても自民党と違いがわからないような政党が2つというのでは、意味が ない。新進党が何故潰れたかを考えていただきたい。

後1つ、自民党を離党した田中真紀子は絶対に取り込むことだ。そのまま、彼女をほっといても彼女は 自民党を叩くし、民主党にとってはマイナスではない。しかし、そんなオットリ構えていたら政権など取れっこ ない。ポストでつってもなんでもよい。 菅さんよ。ミーハーババア共の心象をよくするためにエステへ行ってる暇があったらマキコを口説き落とせ。 そして、全国を走り回らせ自民党票を切り崩すことだ。 菅さんや志位さんがいくら自民党を叩いても限界がある。自民党小泉政権の中心にいて彼らの本当の姿を知って いるマキコが言うことの方がずっとアピールする。

以上、次の衆議院選に向けた民主党勝利への秘策である。あと、一歩なのだ。政策に関してはかなりいい線いって いるので、今後は少し泥臭いところに踏み込んでいただきたい。


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