しげぼうの言いたい放題

 


・自民党よりも旧態依然とした民主党党首選挙(2002年09月30日)

あーあという感じだ。もう、あのつらを見るのもうんざりだ。 うっとうしくばかでかいあの目ん玉を。

事前の世論調査では、菅直人氏が、目玉オヤジにダブルスコアで圧倒的にリードして いた。但し、国会議員票となると派閥組織に劣る菅氏がやや不利であった。 しかし、昨年の自民党総裁選挙の小泉首相の例もあり、世論の圧倒的な支持を見せつければ、 流れが決することは充分考えられた。 しかし、フタを開けてみると何のドラマもなかった。 民主党の一般党員(サポーター)にしても、実際に投票した人は50%程度で、投票した のは、組合関係者などが中心だった。上の人間から言われた人間をそのまま書いた人間が 多く、組織力に劣る菅氏はここでも票を伸ばせなかった。 これほど、マスコミの調査と実際の結果が異なった選挙というのは近来マレである。 ひょっとしたら、この政党は、自民党以上に締め付けが激しく、裏で汚いことでもして いるのではと疑いを持ってしまう。

目玉オヤジのこれまでの功罪を振り返ってみても、とても野党第一党の党首に相応しいもの とは言えなかった。(ましてや総理大臣などもってのほかだ) 2年前の衆議院選挙のときは、自民党は史上最低の首相で選挙を戦った。 経済政策の悪さもさることながら、「日本は天皇中心の神の国」などと発言したり、とんでも ない人物であった。そんな最低の人間から政権を奪えなかったこと自体が既に能力不足 である。 この時点で直ちに責任を取って辞めてもおかしくなかった。このときの選挙で象徴的だったのが、 これからどうやって政権交代を実現するのか、と展望を尋ねられて、「自民党のXXさんが 党を割って出てくるだろうから一緒に協力して政権を作る」などとバカな答えをしたことだ。 いやしくも民主党は2大政党を目指している政党なのではなかったのか? その後も、全く自民党に対して政権を奪う気迫が感じられなかった。 自民党の頭が「史上最低の首相」である限り、民主党としては生かさず殺さずにしておいた ほうが次の参議院選挙(昨年)に都合がよいなどと考えはじめる。 流石に「史上最低の首相」で選挙を戦うほど自民党もバカではなかった。 小泉首相の登場で、その後、小泉首相の構造改革を支援すると発言したり、対決すると 言ったりでフラフラしだした。参議院選挙でも伸び悩んだ。 そんな目玉オヤジが唯一自己主張し、小泉内閣に力を与えたのはアメリカのアフガニスタン 攻撃に伴う自衛隊の海外派兵である。このときは、民主党内で反対した人間に厳しい 処分を下した。こうして民主党は右旋回した状態で先の民主党代表選挙となったわけである。

野党第一党だからといって自民党に何もかも批判する必要はない。郵政民営化、特殊法人改革などでは、 自民党の抵抗勢力が抵抗をするため遅々として進まない。だったら私達が協力しますよ、抵抗勢力 とは手を切りなさいと迫ればよいのだ。そうした構造改革が少しでも進んでいくなら、私も評価 したであろうが、そうはならなかった。 小泉内閣に唯一協力した問題が有事法制というのでは、国民の目を全く見ていないとしか言いよう がない。

この優柔不断な軍国主義者は、どうやら自分のあほさ加減に全く気付いていなかったようだ。 今回の党首選挙に立候補したこと自体が間違いだった。出馬を辞退して若い人物に委ねるのが筋 であったろう。 そうして、こんな人物を三たび当選させてしまったことは、個人がどうこうというよりも、 民主党という組織の構造自体に問題があるのではなかろうか? これじゃ、自民党と一緒か、それよりも悪い。 とにかくこの政党は一度選挙でガツンと負かすしかないであろう。


  戻る