しげぼうの言いたい放題

 


・今後求められる日本の政治指導者(2001年03月20日)

史上最低の内閣はようやくつぶれることが確実となった。 が、後継が誰になるのかが自民党内でもめてまとまらない。 そこで、今回は、今後求められる日本の指導者像を私なりに考えてみた。

1.若い指導者を選べ
私は本来、年齢によって人を差別をするのは好きではない。何歳以上は選挙に推薦せず 引退を促すなどと言った政党があるが、そんなものは老人差別と同じで良いこととは言えない。 問題なのは中身だろう。とは言っても、日本の政治はもっと若返らないと若い世代にとって 必ずや不利な状況が訪れるであろうと最近思うようになった。80歳を超えた財務大臣の 無責任なバラマキ経済政策を見るにつけ、年寄りは先が短いので日本の将来が財政赤字に なろうが、自然環境が悪化しようがどうなっても構わないと考えているように思える。 無責任な老害政治家を排除し、出来れば30代、40代の人に日本の将来を託したい。

2.金の出入りの激しい人物は避けよ
良く閣僚の資産公開などが新聞に公開されているが、100%信頼は出来ないが、見るべき ポイントはある。特に借入金の多い人物、固定資産の多い人物は気を付けるべきである。 このような人物は、景気対策と称して国の借金を増やしバラマキ型の財政運営を行なう現在 最も避けるべき政治家である。また、私利私欲のため強引なインフレ政策を仕掛けてくる 可能性がある。現在は不況で資産デフレ、おまけに巨額な財政赤字ときていて日本経済は 危機的状況である。株価の上昇、財政赤字解消とは言っても調整インフレによって行なうの では意味がない。財政構造改革を断行する人物こそが必要なのである。

3.政治を勉強している人を選べ
当たり前のことだが、政治を勉強している人が指導者になるべきである。どこかの首相のように 勉強のべの字も行なわないで料亭、ゴルフにうつつをぬかしている人物は問題外であるが、 何をやりたいのかビジョンを持って、それについてしっかり勉強している人でなければ 指導者の資格はない。

4.調整型の指導者は不要だ
政治に限らず日本の社会では調整型の人間が重宝される。人付き合いが良く、気配りがあって 八方美人型の人物だ。夜は毎晩のように様々な人脈と飲み歩く(それも仕事と称して会社の 金を使って。)何かことを起こすにあたっては必ずそういう仲間にうまく根回ししてうまく ことを進めていく。 一見、非常に民主的で安心感を与える人物のように思えるが、そこに落とし穴がある。 政治の世界においては、官僚、財界、警察、マスコミ、あるいは宗教団体、右翼に至るまで 人脈を持ち、常に持ちつ持たれつの関係を気付いている人物だ。この種の人物は、そういった 親しい関係のものには尽くすが、それ以外の関係のものには排他的で、全体としては、国民全体 のことを考えない極小的で視野の狭い政策しか打ち出せない。 そもそも政治家とマスコミが仲が良かったらそれこそ危険である。マスコミとしても客観的な 報道が何一つ出来なくなり、国はファッショ化する。上記の組織は、本来それぞれが独立 していなければならないものだ。 今必要なのは、この種の調整型の政治家ではなく、自分の信念を貫けるワンマン型の政治家 である。国民の為になる改革は、如何なる反対派も押さえ強引に押し進めていく力のある人物 である。石原東京都知事、田中長野県知事などが代表であろうか。 下手に人付き合いが良い人物より余計な人脈のない人物ほど客観的にものを見られ国民全体の 利益を考えることが出来る。

まとめると、今の日本にふさわしい指導者は、若くて金の出入りの少ない政治を勉強 しているワンマン型の人物ということになる。果たして該当人物はいるのか?


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