しげぼうの言いたい放題

 


・日本の政治は死んだ(2000年11月22日)

まさに最悪の選択だった。内閣不信任案が加藤、山崎氏の事実上の白旗によって淡々と

否決された。不信任案に賛成すると、あれだけハッキリ明言しておきながら、主流派の

切り崩しが激しく勝ち目がなくなったからといって、欠席に変更。除名処分がなくなっ

とは言え、あまりにも、中途半端なお粗末な幕切れであった。自民党に残って、党改革

に全力を注ぐと言ってはいるもののもはや、加藤氏らの言う事は誰も耳を傾けないであ

ろう。賛成して党を出るか、反対して主流派と融合を図るかどちらか一つであっただろ

うに、その判断を完全に誤り、野党からの信頼も自民党内での地位もなくなり、事実上

彼らの政治生命は終焉に到った。自民党は、もはや自浄能力というものが全くなくなり

やりたい放題の傲慢政権がここに完成期を迎えた。

加藤氏は、総理大臣以前の問題で政治家としての適性に欠けていたとしか言わざる得な

い。但し、生き延びる道はない訳ではない。それは、山崎氏などと新党結成することで

ある。今回欠席した加藤派、山崎派、その他保守系議員で不信任案に欠席した人数の合

計は40人を超える。公明党の数を上回り、民主党に次ぐ野党第2党となる。今更という

感じだが、それが最後のチャンスだ。それがどうしても嫌だというならもはや加藤氏の

政治家としての存在意義は全くない。政治家を辞めて仏門にでも入って余生を送ってい

ただくしかないだろう。

話は変わるが、野党席にコップの水をひっかけたあのチョンマゲ野郎、ありゃ何者だ。

名前は書くほどの奴ではないので省くが、アマレスの先生だとかいう。私は初めて知っ

た。が、全く品性に欠ける単なるスポーツタレントであることは確かだ。こんなバカの

ために5時間も国会をストップさせるとはなんだ。議長は一言奴に詫びを言わせて、そ

れでもダメならただちに外につまみ出せば良いことだった。

奴もバカだが、スポーツタレントというだけで安易に当選させてしまった日本国民にも

問題がある。

とにかく、たった一夜の出来事だったが、日本の政治のレベルの低さを改めて世界にア

ピールしてしまった。私に出来ることは、少しでも皆様にこの文章を読んでいただき、

政治を変えていくにはどうすればよいのかを考えてもらうことである。


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