私の一番嫌いな人間は、金にルーズな人間である。
人からお金を借りて返さない、他人のお金と自分のお金の区別のつかない人間程許し
難いものはない。
現在の与党の政治家がまさにそうである。公共事業に巨額の予算を注ぎ込み、日本の
財政赤字を過去最大規模にした罪は許し難い。更に今回の沖縄サミットは1年前の
サミットの何と50倍の費用をかけたというのだから驚きである。
今回のサミットを企画した政治家も、国民一人一人の税金を使っているのだという感覚
がなく、国民のお金は俺達のものだという感覚になっているのだろう。
肝心のサミットの中身もまるでなかった。沖縄でサミットを行なおうという発想は良か
った。にも関わらず、米軍に基地を多く提供している沖縄の人達の気持ちを何らかの
形で伝えるようなことをすべきなのに、そういう事は一切なかった。何のための沖縄
サミットだったのかわからない。外国の首脳も日本を半分バカにしているのか、ファー
ストレディが一人も姿を見せなかった。(森夫人を除いて)
無理もないことかも知れない。事実、全世界で今回のサミットを費用の無駄遣いと中身
の無さを指摘している。
こんな政治家をのさばらせておくことを日本人が望んでいるのなら、日本人ははっきり
いってマゾとしか思えない。