最近の日本の犯罪は目に余るものがある。特に未成年の犯罪がこれまでではとても考えら
れないようなケ−スが発生している。例えば名古屋の5千万円もの大金を脅し取るような
事件は、少年自体の悪辣さに加え、家庭、学校、警察の無力が3拍子揃わなければ起こり
得ないことである。もはや、日本の中学校は、少年法で加害者だけの人権が守られる
「法の効力が及ばないヤクザの世界」となっているのである。
これを書いている間にも、17歳のバスジャック事件や、高齢者の殺害など、未成年者の
犯罪が起こっている。
これらを取り締まるべき、警察官や、教員などが痴漢などの犯罪行為を起こすような世の
中になってしまっているからどうしようもない。警察官の強化、管理教育の徹底などと
いったことで犯罪を取り締まろうとしても、誰も信頼しないであろう。盗聴法が云々と
いった問題は彼らの信頼回復が実現できた後での問題であろう。
とにかく、今は法律の強化ということが最も有効だと思う。
何よりも、警察官、自衛官、教員といった公務員の倫理を厳しくする法律の制定し彼らの
信頼を回復させることである。刑法自体も改正して刑罰を強化する。例えば警察官が痴漢
をやったら、無期懲役くらいにしてもよい。
また、少年法も改正して、刑事罰が果たせられる年齢を引き下げて行くことも今後は実行
に移していくべきである。具体的には14歳の少年でも人を殺せば死刑に出来るように
すべきである。
こう書くと、私の言っているのは厳罰主義で賛成出来ないと言う方もいるだろう。
でも、私は、犯罪に対しては、それを生んだ社会的な側面よりも個人の責任をもっと追及
すべきと思う。こういった犯罪に対して、戦後の民主主義の副産物だとか、社会のせいと
か言って、憲法改正など社会の抜本を変革しようという輩がいる。そちらの方が余程恐ろ
しいことだと思う。例えばスケベ警官に盗聴されたり、かつての戸塚ヨットスクールもど
きの暴力スパルタ教育が横行する世の中になったらどうします?
私の言う厳罰主義は、単に悪人を罰して見せしめにするという意味が主ではない。
世の中を右傾化させないためにも、悪人個人に対する厳罰主義が必要なのである。