先日、とあるホームページを見つけた。

そこには、管理人自ら秘境駅を見つけ、紹介するという、なにやらマニア心くすぐるホームページだった。

実は私は、学生時代に青春18切符を利用し、5日間連続、平気で普通列車、夜行列車で全国のJR線区乗りつぶしなどをしていた。

今回、紹介する飯田線も例外ではなく乗りつぶした線区である。
しかし、当時375M(東京発大垣行き夜行)で早朝に豊橋に降り立った私は、飯田線始発に乗車したとたん、睡魔に襲われ、爆睡こいていた。

結果として、辰野に着いたはいいが、
中部天竜で乗り換えた以外はとんど記憶がなかったのである。(トホホ・・・)

話がそれたが、そのホームページの中に
飯田線には駅前に自動車も近づけない、まして付近には人の住む集落さえ存在しないと言う恐ろしい駅が存在することがわかった。
その駅こそが、知る人ぞ知る、小和田駅(Kowada.St)だ。

情報によると、人気の無い駅ではかなり有名らしく、駅ノート(落書き帳?)、駅寝、付近散策組み等、かなりのマニアが出入りしてるらしい。


                      行かねばならぬ!

旅のスタートは9駅上流の唐笠駅から。

駅に着いたのが10:30

次の上り列車はええ〜っと。

げっ!やられた。
なんと、上りの豊橋方面は10:04に出発したばかりだった。





12:40!

なにっ!2時間も先なのか




う〜ん時間を調べてくるべきだった。

行き当たりばったりの旅が命取りに、

まぁコーヒーでも飲んで待ちますか。
唐笠駅のホームはこんな感じ。

無人駅とはいえ思ったより立派でした。

駅前には天竜下りの降り場があります。
さあ、予定通り来た電車に乗って目的地に向かいます。
車内で買った、乗車券です。


とりあえず往復買っておきました。



何なんでしょう、この路線は、来る駅来る駅、秘境ムード満点です。

誰一人乗り降りが無い駅、
駅前には川しかない駅、
吊り橋を渡らないと駅にたどり着けない駅、
などなど、つかみ所満載です。


その他の駅は、次回、下車してみたいので、ここでは触れずにおきます。
とりあえず、小和田に到着しました。

ここまで乗ってきた115系が去って行きます。
あれっ!?









思ったより普通ジャン。

ちょっと静かな山の中です。
駅場内豊川方は保線用の詰所があり、

すぐにトンネルです。
なかなか立派な門構え。




改札口はカーテンが引かれており、
昔は駅員が常駐していた跡がうかがえます。
むむっ!?

駅前の道は・・・・これだけ?

一本の細いあぜ道が・・・・
メインストリート?
駅前銀座?
ロータリー?

自販機には電源がきていないぞ。

大丈夫か!



反対行き電車到着まで3時間も待ちぼうけなんだぞ!
あぜ道を下に下りてきました

対岸ははるか向こう。吊り橋はどこに・・・・
駅前の道はこれだけ!?

延々と一本の道が続いています。
これは道と呼んでいいのか!


先ほどのトンネルの横にも獣道が。


おいおいっ!
待ちたまえっ。





川の対岸にしか道が無いではないか。
川の対岸か天竜川林道か




どちらにしてもずいぶん遠いぞ。
恐ろしく静かな山間の駅に
突然の接近チャイムと共に特急・伊那路が突き抜けます。
この駅は
三県分岐の駅だそうです。


もちろん三県を一度に股に掛けるのも悪くありません。
せっかくですので来駅記念にパチリ!
おおお。
峰さんが身近な人になりました。







我が社員に小和田を訪れた事を話したら
変人扱いをされたのは言うまでもない。






しかし、変人扱い!?・・・・・あれっ!?



なんで駅名だけで話が通じるんだ?

















社の鉄道部はみんな訪れたことがあるからだ。

(おいらの勤務先は飯田線の列車無線の保守もしているらしい)












「あそこの駅の無線機は俺が列車に積んで搬入した」と誇らしげに語るHさん。




「飯田線の駅寝?そんなのいつもの事よ。だって、作業が遅れれば帰れねぇじゃん。」と普通に語るAさん。




「あそこの駅ノートに俺の名前があるはずだ!ちゃんと見てきたか?」と逆に質問するIさん











すいません・・・・負けました。





秘境駅
もちろん第2段もひそかに企画中。







こいつはつわ者だぞ。↓

http://hp1.cyberstation.ne.jp/hikyoueki/Top50.htm