スズメバチ君(02.11.3)
10月20日は丹沢森の仲間たちの森林教室です。むさしの・多摩・ハバロフスク協会より依頼され、世附のフィールドで武蔵野市民の親子20組を対象にした、親子ワクワク森林教室です。第一に考えなければならないのは安全です。それに付随して緊急時の医療対応も必要です。思えば3年前の第1回森林教室で蜂に刺されたお母さんがいて、幸い大事に至らずほっとした覚えがあります。でも足上の森林保全課の皆さんには大変ご迷惑をおかけいたしましたし、なんと言っても刺された本人には今でも大変申し訳なく思っています。
また居るんです。9月になってから巣が見る見る間にサッカーボール2個分ぐらいの大きさになりました。安全のためには撤去しなければならないのはわかっています。しかし見事なスズメバチの巣でできれば撤去したくありません。またスズメバチも生きていく権利があります。森林教室の場所からはだいぶ離れたログハウスのひさしに巣くっているので影響はないはずです。と自分に言い聞かせます。でもそこのログハウスはフィールドの利用者の宿泊施設にもなっているのです。9月に利用された「わ」の会の方々が刺されたと聞きました。何事もないような雰囲気でしたので、森林ボランティアをされている方々ですから蜂との共生ができているんだなと感心しました。曰く蜂のほうがいびきで眠れなかったみたいですと。
でも今回は都市部の方々の森林教室です。蜂と聞いただけで卒倒されると思って間違いがありません。たった1日の森林教室のために、6月から創っているスズメバチの巣を壊してもいいのだろうかと自問自答の毎日です。もうスズメバチと共生もできないイベントはしたくない、身の丈にあった少人数の教室でなければやらない、と妻にも当り散らす始末です。そんな事とをいっていても日はどんどん近づいてきます。川又君ピンチです。スズメバチ君の運命如何に。