風のささやき

Shimbo氏メキシカンで、アミーゴ。ハラぺーニョはポケットにね

 先日、友人とメキシコ料理を食べたというShimbo氏。タコスやサルサに代表されるあの料理である。
 その日のShimbo氏は、友人といつもの町をさまよっていたという。珍しくこれと行って食べたいものも無く、30分以上うろつきまわり、最後になんとなく目にとまったのが地下に入ったメキシコ料理店。あまり期待するものも無く、「まあ、メキシカンなんてね。しかもこの冬に。」と薄ら笑いを浮かべる嫌な奴だったという。

 その評価が、まず運ばれてきた最初の料理を食べたとたん一変した。「なんという辛うまさ!」と、粋な唐辛子野郎を自称する辛いもの好きのShimbo氏の舌にマッチしたのだという。辛いものが苦手な友人さえも、ダラダラと汗を流しながら、「辛いけれどやめられない」と、何かに取り付かれたように料理を貪る始末。最初の料理はすぐに胃袋の中に収まったのだという。その様子を店の奥から盗み見ていたメキシコ人らしき店員の目の奥が、「メキシカンはどうだい、アミーゴ!」とキラリ光ったことをShimbo氏は見逃さなかったのだという。
 次から次へと運ばれてくる皿。そうしてその皿には唐辛子のハラぺーニョが添えてあり、料理と一緒に食べるとビールも進む。お腹が一杯なのに食べる箸が止まらない。なんと言う「辛うま地獄!」とShimbo氏は恍惚とした表情を浮かべていたのだという。

 それ以来、友達と会うと「よう、アミーゴ。メキシカン?」が合言葉になったのだという。そうしてポケットからはいつもハラベーニョ。「こいつがないと何も食べた気がしないよ」とはShimbo氏の言葉だ。

 「俺たちもそれぐらい丁寧に扱って欲しい」というのがハーブたち。「好きにしてれば」というのがShimbo妻のコメントだ。

今週のおまけ

僕、ハラペーニョじゃないよ。食べないでね!