Shimbo氏、草野球で激走。10割なんて当たり前!
先日Shimbo妻の地元の野球大会に参加したというShimbo氏。前日には入念に素振りを繰り返すShimbo氏の姿があったという。「そんなに何回も素振りを繰り返していたら疲れちゃうよ」というShimbo妻の助言を尻目に「明日は最高のバッティングを見せてやるよ。Shimboかイチローかって言わせるね」と張り切っていたのだという。そうして血豆がつぶれ、バットが血で真っ赤になっても素振りをやめなかったShimbo氏。Shimbo氏がようやく、自分の振りに満足して、素振りを終えたのはもう真夜中の3時を過ぎたころだったという。
次の日、朝早く起こされたShimbo氏。そのあまりのつらさにShimbo妻に「なんでこんなに早く起こす」と八つ当たりをしていたのだという。そうして一路ゲームが行われるグランドへ。まず最初に入場式が行われたのだが、それが立派。中学生のブラスバンドが入場に併せて、「ああ青春は君に輝く」を演奏。「高校球児に戻った感じで燃えたね!」とやったこともない高校球児気取りだったのだという。そうしてShimbo氏が一番感動したのが、国旗掲揚。君が代と共にポールに掲載されていく日の丸を見たときに目頭が自然と熱くなってしばらくは溢れ出す涙を止められなかったのだという。「今すぐにでもこのボールをバットを持って大リーグに殴りこみにいきたい気分だったね」とその時の愛国心を表現するShimbo氏。
さて、Shimbo氏は、イチローと同じライトのポジションで出場したのだという。緊張の第一打席、相手は草野球で慣らしているのか、速球とよく切れるスライダーとを織り交ぜて臨んできた。ほぼ十数年ぶりの打席だったが、相変わらずオズマの見えないスイング(※1)のようなシャープな振りをみせて、サード強襲安打を放ったのだという。一塁に懸命に駆け込むShimbo氏。本人はイチローのつもりでいたらしいが、はたから見ていたShimbo妻は老体に鞭をうっている割には足の遅い、腹の出た中年の悲哀を感じたのだという。更にShimbo氏の活躍は続く。第二打席は、球が止まってさえ見えたという選球眼で、スライダーをクリーンヒット。その綺麗な当たりにまわりで見ていた観客はスタンディングオベーションでShimbo氏を称えたのだという。そうして最後の打席はまたもやスライダーを打ったが、今度は引っ掛けてピッチャーゴロ。、「まあ、あのピッチャーに自信を失わせちゃまずいからね」といきがっていたのだという。
その後、お昼からの敗戦の反省会に望んだというShimbo氏。最初は黙々と飲んでいたが、やがて日本酒が入るにつれて「ジャパン、ジャパン」と叫びながら酔いつぶれたのだという。最後にはShimbo妻に抱きかかえられるように家にたどり着いたというShimbo氏。どうも国家掲揚の余韻が激しく残っていたようだ。
Shimbo氏が再び目を覚ましたのは次の日の朝。体中の激痛とポケットには誰か知らない人の携帯電話。とてもハーブたちには教えられない話だ。
※1 本名はアームストロング・オズマ。巨人の星で、見えないスイングで大リーグボール1号を打った大リーガー。
今週のおまけ
打ったら、走る!