Shimbo氏あくとり名人。食えなくなっても肉入れろ!
先日友人とシャブシャブを食べに行ったというShimbo氏。ここのところ、疲労がたまっているので、肉を食べて力をつけようと盛り上がってのことだいう。もっとも、昼間はトンカツを食べたというShimbo氏。しかも三日続けてのトンカツだとのこと。結局疲労に関係なく肉を食べているということだが、友人には「肉か、随分久しぶりだな。俺って魚主体だから」と嘘をついたという。自分ぐらいの年齢だったら、魚中心の食生活の方が何か渋くていいという虚栄心からのようだ。
さて、お店に入り、早速シャブシャブを食べ始めたというShimbo氏。まず最初に鍋に入れたのはもちろん肉。次も肉、その次も肉。友人が肉と野菜の比率を4対6位で食べているの対して、Shimbo氏は肉9.5、野菜0.5位の割合で食べていたのだという。「やっぱり、俺って疲れているのかな。肉がこんなにうまいなんて。随分と久しぶりに食べたしね」
そうこうしているうちに、鍋の表面にアクが浮いてきたとのこと。お店の人にアクとり器具を一式もらうと、早速アクをとり始めたというShimbo氏。コマ目にアクを掬うShimbo氏を見て、友人が誉めた一言がShimbo氏に火をつけた。「Shimbo氏、アク取りうまいじゃないか。アクがなくなって、肉がまた100倍位うまいぜ」「そうだろう」とすぐに答えたというShimbo氏。「俺って、ほら、アク取りの英才教育を受けているから。アク取りは何たって料理の基本中の基本なんだぜ!」とすっかり鼻高々。「しまった」と友人は内心思っていたのだという。しかしそこはもう後の祭り。友人が肉を入れると待ち構えたようにShimbo氏はアクを取る。まるで、餅つきの時の餅をつく人と、餅をひっくり返す人との呼吸だ。さすがに友人も腹が一杯になり、箸が止まると、とたんに怒り出したというShimbo氏。「もっとアクを!」
友人の箸が完全に留まると、チッと舌打ちをして立ち上がったというShimbo氏。隣りの席に行って、「アク取りのご用命はありませんか?」と、勝手にアク取りを始めたのだという。しかも「お客さん、今日はどちらからお見えになったの?」などと、お店の店員気取りで。それに気づいたお店の人が「お客さん困りますよ」と奥までShimbo氏を連れて行くと、「どうだい、こんなアク取り名人がいたら、この店も未来永劫安泰じゃないか。どう、俺のこの腕を雇ってみないか?」と交渉を始める始末。嫌がるお店の人を尻目に「それじゃあ、自給、7万4千円にまけておいてやるよ、安いもんだろう?」と賃金交渉を持ちかけ、延々からみ続けたのだという。
次回の交渉では、賃金交渉もまとまるはずだというShimbo氏。ハーブたちが止めるのを尻目に自前のプラチナ製のアク取りセットを調達する予定だ。
今週のおまけ
アクも肉のうちだぜ、Shimbo氏!