風のささやき

Shimbo氏薬いらず。感謝! スギ花粉飴大明神様

  毎年春先は花粉症に悩まされているというShimbo氏。今年も花粉情報を見ては「南無阿弥陀仏」と唱え、毎日、戦々恐々と過ごしていたのだという。この時期はいつも愛用している高級鞄を大きなリュックサックに変え、たくさんのティッシュをつめこんでは、歩き回っているのだという。しかも、その大量のティッシュもアッという間に滝のように流れ出す鼻水に消え、そこにつぎ込まれる大そうな金額に、仕事の合間に物乞いをしないと暮らして行けないティッシュ貧乏地獄に陥るという。
 さらには、体液となって体の外に流れ出していく水分量の多さに、いつでも水分不足、乾燥状態のShimbo氏。干からびきったその肌はするめそっくりの手触りだという。当然のことながらその渇きを癒そうと大量の水分をとるのだが、とればとるほど鼻水が出て来る悪循環。無駄なエネルギーの消費とハーブたちがいつも指摘しているところだ。
 そんな様々な地獄の沙汰状態のShimbo氏が、ある時友人からもらったのがスギ花粉飴。スギの花粉が飴の中に混ざっているという代物だ。どういう理屈かはわからないが、それを花粉が飛び始める前から舐めるとスギ花粉の影響が少なくなるのだという。もちろんそんなことは露とも信じず、ただ甘いものが食べたかったからもらったというShimbo氏。「気休めだね」とか「ありえない」とか、さんざん悪態をついたあげく、飴を舐めたのだという。舐めたら舐めたで「まずい」とか「できそこないの飴だね」など、またさんざん悪態をつく始末。恩義というものを露ほどにも感じないShimbo氏らしい行動だ。

 ところが、それ以来、奇跡的なことに花粉の症状が一切あらわれていないのだという。これはまさにスギ花粉飴のおかげ?と思い立ったというShimbo氏。そこで、スギ花粉飴大明神様などと紙に書いて神棚に祭り、お供えものをして、毎日「ありがとうごぜえますだ、大明神様」と祈っているのだという。「おかげで、今年はティッシュいらずだから超リッチだね」と誇らしげに胸をはるShimbo氏。ほんとうに現世利益にだけは目敏いやつだと、ハーブたちは、あからさまに軽蔑しているのはいうまでも無い。

今週のおまけ

だから花粉は美味しいって言ったでしょう、Shimbo氏!