Shimbo氏、スペイン情熱旅行!「マドリッド編~素晴らしき生ハムの日々(1)~」
その日の朝、7時過ぎにいきないShimbo氏の宿泊するホテルのテレビの画面がつき「Shimbo氏、おはよう!」のようなメッセージを表示した。何事? 大地震?とShimbo氏がベットから蚤のように飛び起きると、それがモーニングコール。程なく電話のベルも鳴ったのだが、「心臓が弱っている状態のShimboだったら、ショック死していた」というほどに、驚いたのだという。
「けしからんホテルだ!」とプリプリしていたShimbo氏であったが、朝食になった途端に満足げな顔になったのだという。何と、スペインに着いたら食べまくろうと思っていた生ハムが朝食に出ているのだ。その他、サラミやフレッシュチーズやらが盛りだくさん。「これは朝ワインセット? さすがスペイン」ということで、コーヒーを持ってきてくれたウエイターさんに「赤ワイン一つね」と頼んだというShimbo氏であった。
「いやいや、やっぱり世の中、生ハムだね」と朝から膨らんだお腹をさすりながら、うれしそうなShimbo氏。早く起され、集合時間までは少し間があったので、軽く腹筋運動などにふけっていたのだという。
午前中に強制市内観光があり、無理やりに連れて行かれたShimbo氏。それでも、憧れのプラド美術館めぐりが含まれていたので我慢したとのこと。
まず最初に訪れたのがスペイン広場。スペイン広場と言えば映画「ローマの休日」のイタリアのスペイン広場が有名だが、本家はこちらとのこと。でも、ドン・キホーテとその部下セバスチャンの銅像がどこか間抜けな様子。しかもここはスリが非常に多いとか。これでは、分家に負けていると思ったというShimbo氏。広場の写真よりも、青い実をつけたオリーブの木などを写真に収めていたのだという。
その次に訪れたのがプラド美術館。Shimbo氏お目当てのエル・グレコの他にもゴヤやベラスケス、ルーベンスなど、そうそうたる作品を目にして、顔を紅潮させ、興奮気味に美術館から出てきたのだという。感想はと尋ねられると「あの裸の女体の多いルーベンスの絵を最後に見たかったなんて、ネロはおませな子だね。へへへ」とまったく芸術を解さない感想。フランダースの犬ファンが聞いたら、その場で大変なことになっていたに違いない。
その後、初日なのにいきなり免税店に連れて行かれてお怒りのShimbo氏。「これだから強制市内観光はよ」と店の外で一人ぶすくれて、散歩するスペイン犬に八つ当たりをしていたという。
今週のおまけ
ハイ、こっちのお客さんにワインセット急いでね!