Shimbo氏、スペイン情熱旅行!「旅立ち編~身を焦がすような恋~」
その日の朝早く、けたたましい音で目覚ましがなった。その音に、ビクッとして目覚めると「ふざけるな」と目をカッと見開き一喝すると、時計を壁に投げつけて、また布団の中に入ろうとしたShimbo氏。ところが、「おっと、いけねえ」といつもとは違い、スクッと立ち上がったのだという。そう、その日はスペインへ旅立つ当日だったのだ。憧れのスペイン。今回の旅行のテーマは、「情熱」サブタイトルは「~身を焦がすような恋~」だ。フラメンコの踊り子との激しい恋に、身を投じるのだという。
成田エクスプレスに乗り込み、一路成田へ。空港に着くと、そこはものすごい人の群れ。「このShimboが久しぶりに海外に出かけるということで、お見送りが大変だったよ」とShimbo氏。誰彼となくニコヤかに手を振るその姿に、チェックインを急ぐ人々の群れは、目もくれなかったのだという。チェックインの最中、Shimbo氏の「ごめんね、成田をこんなに混雑させてしまって」という言葉に、手続きを進める窓口の女性は、思いきり後ずさりしていたという。
それでは、飛行場の中に入ろうかと思ったShimbo氏。「エ~と」と何やら捜し始めた。空港使用料のチケットを買うための自動販売機を探していたのだ。飛行場の端から端までを「どこにあるの~」といいつつ、捜したのだが見当たらず、「もしや、もう一つのターミナルにしか売っていないのでは?」と電車に乗って、第一ターミナルにまで探しに行こうと思ったのだという。
「何てこた~ない。」とShimbo氏。いつから、空港使用料はチケットに含まれ、すでに支払い済みだったのだ。5年前のイメージを振り切れずに、うろうろして、飛行機の搭乗に遅れそうになって冷や汗もののShimbo氏。さらには出国カードの記入もなくなっていたことに驚き、「そうか、このShimboが海外に行くということで、手続きが簡素化されたんだ。これもShimbo効果?」と一人納得していたのだという。
出国手続きを済ませるとまず両替。百万円の束を5本ほど、バックから出すと、おもむろに「これをユーロね」と頼んだShimbo氏。両替の窓口の担当者が仕事を忘れ親切心から「あの、ヨーロッパに行かれるのでした、こんな現金をお持ちでないほうがいいと思われるのですが」と告げると「この世界、どこに行っても現金にまさるもの無し!」と一喝したShimbo氏。「金さえあれば、フラメンコ美女たちに、キャビア入り豪華パエリヤをご馳走してやれるしね」と要領を得ぬ答え。
Shimbo氏の金にものを言わせた傲慢ぶりはこの後も続く。飛行機までは、乗り継ぎのバスで行くことになっていたが、「500ユーロ払うからShimbo専用のベンツを出せ」と交渉を始める始末。飛行機が飛び立つのが遅れると「300ユーロ払うから、パイロットに早く飛ばせように言え」とスチワーデスに命令。ユーロを払えば何でもやってもらえると思っているらしい。
その頃ハーブたちは、「あんな恥さらしを海外に出して、日本は大丈夫なのか」と真剣に心配していたという。
経由地のパリでも飛行機が遅れたが、無事マドリッドに到着したというShimbo氏。飛行場に着くなり「BESAME MUCHO~」と大声で騒ぎたてて、ヒンシュクをかっていたのだという。(BASE:BESAR(キスする)の命令形)+ ME:私に MUHCO:たくさんの)
今週のおまけ
Shimbo氏? こうして串刺しにしてやるさ!