風のささやき

Shimbo氏、狂おしいほどに肉。「く」の次はな~に?

  先日、またまた友人と温泉に遊びに行ったというShimbo氏。しかし、今回の目的の第一は、ソーセージとベーコン。もちろん白い濁り温泉も目的の一つであったというのだが。

 ここのところShimbo氏の肉食らいは留まることを知らない。とくにかく三食何らかの形で肉がないと、おねだりをする子供のように地団駄を踏み、「肉、肉の塊~」と唇を尖らせて抗議するのだそうだ。肉を主食とする卵おじさんグループの中でも肉のスペシャリストと呼ばれ、「肉はShimbo氏に任せておけば大船に乗った気分」ともっぱらの評判になっているという。

 さて、そんな肉のスペシャリストを感動させたのが、軽井沢のとあるお店のハムやソーセージの数々。特に生でも食べられるベーコンは絶品。生で食べた後に、厚めに切ってフライパンで焦げ目を入れると、ほどよく油がのって、口の中に豚の甘さが広がるのだという。「まるで蜂蜜を舐めているような」と言うえも言われぬ味。前回は、小さなベーコンの塊を買ったので、思う存分食べることができず、それ以降、夢の中でベーコンのフルコースを何度も食べては目覚め、自分の前に何も無いことに気づいては涙を流していたのだという。

 そんなShimbo氏であったから、軽井沢へベーコンを買いに行く間の車中では、肉の話題で持ちきりだったという。車窓を流れていく「肉」あるいは「に」という文字に、目をランランと輝かせては「には肉のに!」等と大きな声で叫んでいたのだという。その調子で、ついには肉しりとりを始める始末。「ハ、ハラミ」「ミ、ミノ」「ノ、野ウサギ」「ギ、ギアラ」・・・・と延々、肉に関連する言葉を並べ堪能していたのだという。

 その夜、大きな塊のベーコンを口に、Shimbo氏が恍惚の表情を浮かべていたのは言うまでもないが、翌日、Shimbo氏の腹自身が粗引きソーセージのようになり、「これは、食い尽くされた肉たちの霊障なのでは」と怯えるShimbo氏がいたのだという。

「ハーブを添えれば肉の臭みも無くなって、体にもいいのに」とはハーブたちの弁。「もっともShimbo氏には食われたくないけどね」

「豚肉」「く、クマ肉」「く、くじら肉」「く、くじゃく肉」・・・・・ 肉に関する言葉を口にした瞬間に、あたの後ろからも、Shimbo氏が肉しりとりをしようと迫ってくるかも知れない。

今週のおまけ

やっぱ、ワニも食う?