Shimbo氏、試飲会で浮かれる。呆れ顔でハハーン!
先日、Shimbo氏がよくワインを買う酒屋のグループ主催のワイン会が開催された。たくさんの銘柄が味わえると聴いて、Shimbo氏も招待状をもらい参加することにした。「まあ、俺が参加したら、周りの人たちは、緊張するかなとは思ったんだけどね。なんたって今、世界で一番注目を浴びているテイスティング野郎と言えば、このShimboだからね。酒屋さんがどうしても来てくれてって言いから参加してやったんだけどね」とShimbo氏。当日はサイン攻めに会うといけないからと、胸にサインペンを隠していたという。
ワインの試飲会と合っては、おしゃれをしていかなければいけないと、タキシードを着込んだShimbo氏。周りのラフな格好には、「日本人はこれだから駄目だよ」と両手をピグモンのように振りながら「ハハーン」と得意げに鼻を鳴らしていたという。Shimbo氏の予想に反して、サインを求めて来る者も、写真をとりたいといってくる者もおらず、少し拍子抜けしたShimbo氏。少しご機嫌ななめに、「これだから素人衆は」と、また、「ハハーン」と鼻を鳴らしていたという。
それでは、ティスティング周りのものをアッと言わせようと思ったShimbo氏。100本以上のワインの一番目から試飲をすることとした。「おじさん、けちけちしないでナミナミと注いでよね」と、試飲の何たるか忘れているShimbo氏。(※試飲では味がわからなくなるので飲んではいけない)グラスにあふれんばかりのワインを一口に飲み干すと感想をのべ始めた。
「いや、喉乾いたから白ワインはうまいね。これは、喉にさっぱりくるね。これはあれかい、えー、落ち葉の香りと火打石の香りがベルベットのように舌に香るね」
「いや、お客様、これは、非常にフルーティーでシトラスの香りがするはずなのですが・・・・・」
「いや、確かにそれもあるかも知れないが、この樹齢50年はあろうかという樹からとれた、葡萄はやっぱり違うと思うんだ」
「お客さま、いえ、これは、まだ随分と若い葡萄の木からとれたものなのですが・・・・・」
「確かにそうとも言う。でも、まあ、あれだね。樽で熟成させたから、木の香りが程よくついていいね」
「あの、お客様、これは、ステンレスの樽で寝かせたものなのですが・・・・・」
「ふーん、フランスの土壌がいいからかな」
「いえ、お客様、これは、さっきから申しますようにイタリアワインなんですけど」
とすっかり話がかみ合わない。これだから、日本の試飲会はと思ったと言うShimbo氏。あきれたような顔でまた「ハハーン」と言うと、「まあ、いいから次の飲ませてよ」とおねだりをした。
試飲会は大変な盛り上がりを見せたが、その中に一際大声で笑っているShimbo氏が居た。ワインを注いでもらっては、誰彼となく乾杯をし、シャンソンをうたう。テーブルの上に出されたたパンは一人でむしゃむしゃと食べる。傍若無人にも程があると誰もが思っていたようだ。
その後、Shimboが正気に戻ったのは、自分の家の布団の中。手にはまだグラスワインが握られたままだったという。「千両役者の登場で、あの会もだいぶ箔がついただろう」と鼻高々のShimbo氏。酒屋グループがShimbo氏には二度と声をかけないことを申し合わせたのは言うまでもない。
今週のおまけ
チョット、またShimbo氏やらかしたみたい。超ありえない!