Shimbo氏大河を生む。夏のゴルフにはご用心
先週末、友人に誘われて久しぶりにゴルフを楽しんだShimbo氏。前の晩は「予行練習だ」と言って、友人と夜遅くまで飲んでいたと言う。「俺の場合、ゴルフのスイングをするよりもアルコールを摂取した方が、よっぽど体の動きがなめらかになるのさ。」そう友人に話すShimbo氏の足元はすでに千鳥足で「※1酔拳だよ、酔拳」とフラフラしながら、クラブを振る真似をしていたという。
次の日の早朝5時に高らかに鳴り響く目覚ましに飛び起きたShimbo氏。目覚まし時計に八つ当たりをして、20回ぐらい叩いた後、半分眠ったままの体で、ゴルフバックをかつぎ、人影もまばらな電車に乗り込んで千葉を目指した。途中、友人の車で拾ってもらい、ゴルフ場には8時前に到着。そこからShimbo氏の長い長い一日が始まった。
まず、Shimbo氏がしたこと。それは友人から渡された日焼け止めを肌に塗りたくること。普段から色白でSnow White(白雪姫)のようだといわれているShimbo氏。日に焼けてしまっては大変と言う友人の深い配慮だ。日焼け止めを塗り終わるとShimbo氏はまるで女形。友人たちに色っぽいと誉められて、思わず十八番の「※2町娘」を演じて、まわりのナイスミドルたちから、御捻りをもらったという。
そんな色気を振りまきながら気分良くコースにでたShimbo氏だったが、頭上に輝く太陽は、色艶のあるShimbo氏にも容赦なく、燦燦と強い日差しを降り注いだ。1ホール、2ホールと進むたびに、Shimbo氏の体からは大粒の汗が流れ、日焼け止めの上を伝う汗は、まるでマスクメロンの網目のようだったという。そんなShimbo氏の汗は勢いを増すばかりで、一緒にプレーした友人の一人は、その流れ落ちる様が「華厳の滝よりも激しかった」と証言した。
これは、夜のニュースで紹介された話しなのだが、Shimbo氏がプレーしたゴルフ場を水源に、突然大河が表れたと気象衛星が観測したのだという。この大河とShimbo氏の汗の因果関係は今のところはっきりとはしていないのだが、学者たちの間では、人的な要因という説が広まっているのだという。
さて、体の87%近い水分を搾り出してげっそりとやせ細り、息も絶え絶えのShimbo氏。友人の家でビールをご馳走になると、途端にしわしわの体がしっとりと濡れて息を吹き返したという。
家に着くと待ち構えていたようにハーブたちがShimbo氏に聞く。「今日のスコアはどうだった?」その言葉にハーブたちをにらみ返したShimbo氏。その形相は般若のようだったという。当面Shimbo氏には、ゴルフのスコアについては聞かない方がよさそうだ。きっと山ほど嫌なことを言われるに違いない。
※1 中国拳法の一つ。酔えば酔うほど強くなるという。
※2 町娘=歌舞伎の役柄の一つです)
今週のおまけ
だから、暑いって!