風のささやき

World Cup開幕! Shimbo氏も臨戦体制!

 5月31日から始まるワールドカップに向けて、大和魂を燃え上がらせているShimbo氏。すっかりと臨戦体制に入った模様だ。相手は街を闊歩するフーリガンたち。確かにShimbo氏のオフィスの界隈にも外国人が増えた様子。ここのところ、見たこともない外人がランニングをしている。

 「やつらの手口も巧妙になってきたんだよ。」とShimbo氏。都内の某所で尺八を吹いている外国人を見かけたのだと言う。「あいつは、日本の文化を学ぶとか何とか嘘をついて、入国しやがったんだ。きっとWorld Cupが始まったら暴れだすに違いない」と、ゆがんだ愛国心は外国人をすべてフーリガンに見せるらしい。
 「そう言えば今朝は、剣道の竹刀を持っている外国人も見たよ。あれもカモフラージュだね。紳士服のお店でスーツを物色していたけど、ワールドカップの混乱に乗じてお店を襲おうと計画してるんだよ。」
 Shimbo氏の妄想は止まることを知らない。「そう言えば昨日、外国人が乗っているタクシーが交差点を渡る俺のスレスレのところを通っていったよ。まさに面の皮一枚で避けたけど。あれはフーリガンたちが、タクシーの運転手を脅して俺をひき殺させようとしたんだよ。何たって俺は生粋の武士だからね。奴らには脅威なんだよ。」

 いつからか武士になったらしいShimbo氏。ワールドカップが始まったら、「ちょんまげを結い、Samurai Houseで日本刀を購入して、フーリガンたちににらみをきかせるのだ」と言う。親しい友人には「ここだけの話し、俺は現代に蘇った新撰組なんだよ」と耳打ちして、ニヤニヤしているらしい。
 
 Shimbo氏の腕力は、体格のいい欧米人の前では赤子のようなもの。大きな問題を起こすことはまず考えられないが、大和魂の持っていき方は間違わないで欲しい。善良な外国の方がほとんどなので、ぜひ日本の悪名を世界に響かせないようにしてもらいたいものだと、西洋生まれのハーブたちも心配をしている。