加齢黄斑変性症を患う
2012.05.14 更新

 ヨシ(発症67歳)は2003年、両眼とも加齢黄斑変性症と診断された。その二年ほど前から白内障が出ていると言われて三ヶ月毎に眼科に通ってきたところ、2003年9月に造影剤の点滴を受けながら眼底検査を受けた結果加齢黄斑変性症と診断されました。
 2009年3月比較的良かった右目も左目に追いついて両眼とも視力は0.2ほど中心の一部がまったく見えない状態になっています。
 全く、考えてもいない病気に突然罹るものである。加齢性というから当然年をとって誰でも起きる病気かと思ったらそうでもない珍しい病気らしい。シニアライフの注意しなければならない事例として検査受診の状況を書き留めていくので参考にしてください。

●加齢黄斑変性症とは

  網膜の中心部は黄斑部とよばれ、ものを見るときに重要な働きをする部分であり、視力を維持し、色の判別を行っている。この黄斑部が加齢にともなって色々な異常をきたした状態を加齢黄斑変性症という。
 加齢黄斑変性症は滲出型と萎縮型に分けられ、萎縮型は徐々に組織が痛んで死んでいくタイプで、長い間かかって視力が低下していくという老化現象ですから治療法がなく、視力も急には落ちないので、あまり問題にされていないらしい。
 もう一つは滲出型といって、(私はこちらの方)その名の通り水がにじみ出てきて、黄斑に障害が生じるタイプです。脈絡膜新生血管といって、網膜の下の脈絡膜に、正常な血管とは別に、異常な血管(もろく出血し易い血管)が新たにできてきます。
〇加齢黄斑変性症について分かりやすく書かれた日本眼科医会のサイトがあります。

月 日 項    目 内      容
2003.12.22 ●次の検査を受診した


 *眼底検査
 *蛍光眼底撮影
   検査
 *断層写真
 今回から岩手医科大学付属病院で診察を受けることになった。
 検査を受診した結果は中央病院で診断された加齢黄斑変性症で間違いないとのことである。
 しかし、黄斑部に新血管は出ないで水膨れの状態になっていると言う。
 これは黄斑変性症の中でもさらに3%ぐらいの例しかない珍しものということである。(珍しいと言われても決して面白くも無いけれど!!)
 治療薬はなく、ルテインの栄養剤を紹介された。当分継続観察するとのことである。
 ただ困ったことは白内障が進んでるようだが、この病気を持っていると白内障を初め眼科の手術は失明する恐れがあるので一切出来ないということである。)
 今回、医師から栄養剤について教えてもらったが、これは12月1日から知人から紹介されて飲み始めていたものと違いルテインの量がかなり多いい栄養剤であった。
 とにかく、これ以上、進行しないことを祈るだけである。
蛍光眼底撮影検査とは
フルオレスチン-\sodiumIon{}溶液を静注し、これが眼底血管に到達して蛍光を発することを利用して眼底の血管 とその解剖学的構造を観察する。 網膜の動脈瘤、新生血管、閉塞、出血などが容易に観察できる。
○黄斑部とは
 目の中の「網膜」の中心にあります。 カメラで言うとフィルムの役割をしており、視覚・色覚・光覚において最も重要な部分です。
 日本眼科医会のページ「黄斑部の働き」をご覧下さい。
○ルテインとは
「カロチノイド」の一種で、ほうれんそうなど野菜や果物に多く含まれている。
「ルテイン」と「ゼアキサンチン」以外のカロチノイドは、人間の目には存在せず、特に黄斑部に多く蓄積されていることが分かっていて人間にとって非常に重要な成分です。
○私が気がついたときの見える状態はこんなです。

 左の写真の花の中心に二つの薄い茶色の円があります。
 左の方が左の目、右が右の目で見た状態です。右側が左の半分ぐらいです。この写真は2003年当時のものであり、2005年11月現在は右側も大きくなって左側と同じになり、茶色の部分がかなり濃い茶色になっています。
 多分新生血管が出ている人はもっと色が黒に近い色になると思います
 この写真では左右を離して表現しましたが実際には両方の目で見た状態は重なっています。
 またこのように花ではなく下記の図のような格子を見ると中心から外側の線が中央に向かって膨らんでゆがんだ線になります。(図1)
 
(図1)

  そして見る対象物が離れるに従いこの丸い部分が大きくなります。
 明るいパソコンのモニターやテレビではあまり気になりませんが暗いところを見るときは見えなくて困ります。
 特に、写真のピントを合わせるときに視点がゆがんでるのとぼけてるので視点をづらしたところで合わせます。趣味で楽しみな写真を撮っていましたのでこの様になったことにとても参ります。
○予防方法
 私の勉強不足でよくまだ分かりませんが「紫外線」「喫煙」「ストレス」が影響すると書いてました。
私の場合タバコは50過ぎに止めていますし、紫外線についても特別受けた訳でもないので、一番当てはまるものと言えば、やはりガンを罹った「ストレス」だったのかもしれません。.
 その他の心当たりはパソコンのモニターの画面を見るのは通常の人より多かっただろうからモニターからでる青い光が活性酸素を発生・増加させ黄斑部を痛めていたのかもしれません。
 いずれにせよ目の病気と言うものの知識不足が原因です。私は視力があって目には自信を持ってましたが、左が悪くなっているのが右の目がいいので気が付かなかったのかもしれません。
 ある日朝起きて横の白い壁を見て黒く丸い範囲が見えないのに初めて気が付きました。早くこの異常に気が付いてルテインなどの栄養剤を飲んでいれば良かったろうにと後悔しています。
 一般の成人病にもいえると思いますが加齢とともに罹患するであろう病気に対する予防としてはシニア以前からの保健衛生が必要でしょう。
 しかし、なかなか、その知識を与えられる場が少ないのが現状ではないでしょうか、結局、シニアになってから身近な罹患者からの情報しか知識を得る方法はないといっても過言ではないですね。
 自分で異常を発見するには両目で見ていると悪いほうの目を良いほうの目がカバーしてしまうので片目で見ると異常が見つけやすいので時々これを実行してみてください。右の画像はこの病気の異常をいち早く調べるのに使われています。
先に記述した私の見える状況は図の1のとおり中心の点を見つめると凸レンズ越しに見えるように中心に向かってゆがんでいます。
 皆さんもこの写真の中心を片方の目で見つめた状態で、もしゆがんだり、欠けて見えたり、ぼやけやダブりがあったら眼科の診察を受けた方がいいですよ。
 加齢に伴う病気についてや予防方法は公共機関がもっと国民に健康(病気)意識を持たせるために何らかの方法で効果的なPRをしていただけると良いのではと願っています。
月 日 項     目 内      容
2004.1.23  眼底検査 .月一回の定期受診である。変化は無いということだった。
 私の感じでは左の丸い薄茶色の右下に重なったように小さな円ができて広がってる。一方、ルテインの効果があったのか少し明るくなったような感じがする。
2004.2.27  眼底検査  月一回の定期受診である。今回も特に変化はないとのことである。
 7月、スイスアルプスに花を撮りに行きたいがと質問したところ現状であればOKとのことだった。
 果たして上手くピントを合わせれれば良いがと心配している。
 さらに、明暗に目がついていけなくなっており今冬の雪景色でもファインダーが良く見えなく苦労している状態です。つくづく目の大切さを痛感しています。
2004.5.28  眼底検査  3月以来の診察を受けました。
 現在の状態は前項の「私が見える状態はこんなです」に書いている暗い円形の部分が大きくなっている。
 左は黒い円の両サイドに重複して新たな水ぶくれが出来たらしく暗い部分が3個重なっている。右側はさらに丸くなって大きくなった。
 今日の眼底検査の結果では広がってるかもしれないが(私が認識してるぐらい眼底検査でも判断できないくらい小さな水泡なのだろうと推察するが?)そこには相変わらず悪性血管は見られない、そして、視力もあるので・・・・??ということで再び3ヵ月後に観察をしたいとのことであった。
 治療の方法もないと言うことは如何な物か・・・と・・そして・・何のために受ける診察かと・・・なんとも滅入ってくる。・・・ 
2004.8.20  眼底検査  3ケ月ごとの診察を受けた。
 自分で感じている両眼の暗い円形の部分はやはり少しずつ大きくなっている。
 来月は造影検査をして前回と大きさを比較したいとのことである。
2004.10.1 *眼底検査
*蛍光眼底撮影検査
*断層写真
 昨年12月以来の造影剤を注入しての検査受ける。
今回も黄斑部に悪性血管は出ていないし、視力はあるので改めての治療は無いとのことだった。
 現在の自覚症状は前述の写真の中で描いている中心部の暗い部分が右側が左よりも小さかったが今では当時の左側の大きさになっている。そして、左側は円の右下部方向に大きく広がっている。
2004.12.10 眼底検査  視力は検査すると落ちてはいない。水泡は大きくなっているよううだ。
 最新の療法で.岩手医大でも導入している「光線力学的療法」も今までのレザー治療と同じように新生血管に対するものであり、また治療後は視力低下など負の要素がある。
 私の場合は新生血管がないか、あっても見つけれないほどであり、治療によって弊害を起こすよりも、現在の視力を維持してる間は治療をしない方がよいと言う事である。
 私もこの言葉には予備知識を得ていたので納得した。現状をがまんして行くしかないと思っている。 
 次回は三月に検査する事になっている。
 なお、医師から推薦されたルテインが入ったOcuviteと言う栄養剤を夕食後3錠を服用している。
(下記URL参照,三品のうちオキュバイト+ルテイン\2800円です。) http://www.ocuvite.jp/home/index.html
2005.03.18 眼底検査  最近おかしな現象に気が付いていた。というのは、上記の花の写真に重ねて書いている眼の中心部の茶黒い円の色が薄くなって濃い部分がまだらに残っているがこれもかなり薄い色で明るいところでは気が付かないほどである。
 素人判断では水泡がつぶれて中の水が少なくなったので色が薄くなり、ゆがみも少なくなったのではないだろうか。
 今回の検査でこの状態を話すとやはり水疱の形が変わっていると言うことだった。
 二月中旬眼の病気に効くという蔵王温泉に2泊、帰宅後ももらってきた温泉を薄めて眼を洗ってほぼ一月たった。この話をしたら医師は笑っていたが治療もできない状態では何でも手を出したい心境である。
2005.07.01 眼底検査  検査の結果は変わりが無い、膨らみが低くなっているようだとのことである。
 視力検査も前回と同じ0.7だが若干左目が、1.0台も読み取れたという。
 新潟の貝掛温泉に行って持って来たお湯で毎日目を洗っていることを私としては藁をも掴む思いですと心の中で訴えながら話したら笑っていた。
2005.11.04 眼底検査  視力検査の結果、全く視力は落ちていない。眼底検査でも変化はないとのことである。自覚症状からも変化は感じていない。
 次回は5ヵ月後の来年三月に検査をするとのことである。
2006.03.10 眼底検査 今回の検査結果も変っていない。相変わらず視力(0.8)は保っている。
医者曰く、貴方の場合は新生血管が出てこないから光線力学治療もできないが、新生血管ができてきたら治療はできるが悪化した事になる。このままの状態を保つ事で良しとするべきだという。
確かにそのように考えるのがベターであろう。
2006.05.10 現況  最近急激に変った事がある。両眼で見える中心のゆがみはあるが茶色の円形の色が最近薄くなっているのに気がついた。
 薄暗いところでも以前より少し明るく見えるし、明るいところから暗いところへの対応も少し良くなっているような気がする。
 何故こうなったかと色々考えてみたが、思いつくのは食生活しかないのである。
 4月の上旬、いつもプロポリスを購入している田沢湖のハチミツ屋に立ち寄った時に蜂蜜ブルーベリー酢というものが売られてるのを目にした、ブルーベリーといえばβーカロチンだから眼に良いだろうとブルーベリー蜂蜜と共に購入した。以来、今まで飲んでいるプロポリスと一緒に飲んでいる。
 眼の状態が変化したのはその半月ぐらい経ってからでのようだがこれは希望的なものでそう思いたいのかもしれない。
 食生活で変ったものは晩酌を正月から焼酎を赤ワインに変えたことぐらいであり、やはりブルーベリー蜂蜜が効果があったのではないかと思いきかせている。
2006.06.11 温泉治療  今年も新潟県の貝掛温泉に13日から出かけてくる。
相変わらず好きな車にカメラ資材を積んで走るが、やはり最近は視力も落ちてどうしても暗いところが良く見えない。
 運転していて困るのは交通標識では案内板の文字が見えないこと、そして、信号がかなり近くではないと見えない特に矢印の信号は駄目だ。
そこで助手席の妻を頼りに走らせる。
 温泉治療は疑問だが目の病気で来ている人との交流が励みになる。そんな思いで今年も行って来る。
2006.07.07 眼底検査  最近視力が落ちたと感じていたが、検査の結果は0.6以下になったようだ。
 その原因は白内障という診断である。白内障の手術はできないと言っていたが、新生血管がある場合は手術による眼圧の変化で血管が破れるなどの問題があるので手術はできないが、私のように新生血管が見えない水泡だけならば片方ずつ慎重に手術をすることになるが可能であるとのことだった。
 私が感じているように水泡はやはり大きくなっているとのことである。
 次回、8月25日には蛍光眼底撮影検査などの検査を行うことになった。 、 
2006.08.25 *眼底検査
*蛍光眼底撮影検査
*断層写真
 二年振りに造影剤を入れて検査を受けた。
検査の結果は黄斑部の水泡には新生血管は見当たらないということだった。
 黄斑部の水泡はゆがみと色ずんだ部分の広がりの自覚から大きくなっているのがわかるがやはり検査でも大きくなっているとという。
 白内障の手術は大丈夫だろうと思うので片方だけ手術をしますかと問われたが次回の検査は11月だがその際に回答することで保留してきた。
もし、見えない血管があって失明にでもつながってはと心配したからである。
 バスに乗っても料金表示が見えず、道路標示や信号も見えにくいので一人で外に出るのがつらくなっており、もう限界を感じている。次回までには片方の目を最悪の場合失明する覚悟をしながらGOサインをせざるを得ないかもしれない。
2006.11.24 眼底検査  定期診察を受ける。視力は両目ともに0.5ぐらいだったようだ。
 白内障の手術は悪いほうの左目から手術し、効果があれば比較的良い右目も行う手順でゆっくり様子を見ながら進めたほうが良いということであった。
 手術の時期は何時でも良いと言われたので、現状の環境になれてきて我慢できるので、来春にお願いしたいと頼み了解された。
 しかし、新聞など現在の眼鏡では見えないので眼鏡の仕様を出してほしいと頼み次回診察で検査し書いてもらうことで診察日を一月後に予約してきた。
2007.03.23 眼底検査
血液検査
心電図
胸部レントゲン
 12月に視力の検査をして老眼鏡を作ったがやはり新聞が読めないのでもう一度調べてもらったがこれ以上は無駄であることのことだった。視力は悪くなっている0.3の裸眼をレンズで矯正しても一ランク上がる程度だそうだ。
 保留していた白内障の手術を視力の回復がどれだけあるかわからないが、万が一のリスクも覚悟の上で片側だけ実施することを了解してきた。
 手術の日程は来月眼の検査を受けて5月16日入院、17日手術、術後2日様子を見て退院とのことであり、今日は手術のための心電図、血液検査、胸部レントゲンを受けた。
2007.04.23 術前検査  今日は来月の手術のための検査を受ける。病院に行く途中の裁判所前の天然記念物指定の石割桜が開花して人が集まっていたが霞がかかった眼ではよく見えない。
 それでも26日にはカメラグループの撮影会がここで開かれて出席するがこの眼ではどれだけ撮れるかは疑問だ。
2007.05.15 明日は入院  いよいよ明日は入院する。予定では明後日17日に左目の白内障手術を実施する。
私の白内障は目の中心部を除いた部分を患っていたが昨年から中心部も白内障になったので手術を勧めていたとのことである。
2007.05.16 入院  14:00入院手続きをして病室に案内される。
手術のため目の中の細菌を排除する抗生物質の点眼を16時と17時の二度受ける。
 また、恒例の手術の方法と手術により生じるかもしれないデメリットについての説明を受けたのち確認の署名捺印をする。
2007.05.17 白内障手術  13時からの手術に対し11時から点眼、そして、12時から点滴があって、手術室には1時間ほど送れて入る。
 手術は実質15分ほどで終えた。最初は緊張したが、執刀したM医師の自信あふれる手順を伝える言葉を聴いているうちに落ち着いてきた。最後のころは目に見える虹のような明るいきれいな光を楽しむ余裕すら出てきたころ「もう終わりですから」というM医師の言葉とともに顔を覆っていた布が取り外され、眼帯をつけて手術は終わった。
 この日は眼帯をしているので分らなかったが期待を膨らまして消灯共に熟睡していた。
2007.05.18 術後検査  朝8時過ぎに執刀したM医師の診察を受けた。眼帯をはずされて、初めて暗い診察室であったが明らかに右の目よりも明るい。
 検査の結果は異常は見られなく問題なしとの宣告を受け、予定通り明日の退院を許可された。
 この後は飲み薬をもらい。11時から16時、19時と3回の点眼は3種類の点眼液を行っただけで一日中ベットに横になっているだけだった。
2007.05.19 退院  午前中に入院中の担当医師の検査を受けて異常ないと再確認のうえ退院した。
 加齢黄斑変性症については当然のごとく残っているので物を見ると中心部はゆがんでおり薄黒い影はあるが、手術していない同じ状態の右目よりはあきらかに明るくなった分薄黒い影が薄くなっている。
 視力も変わったのか、明るくなったのが原因なのか手術前よりはいくらか見える。右目の手術も終えればかなり良く見えるのではないだろうかと期待できる。
 なお、今回の経費は3割負担で74,241円だった。
2007.05.25 術後検査  退院一週間、予約の外来を訪ねて最初は視力検査を受ける。左目ははやはり明るくなり、心なしか前より見えるようだ。左右ともに0.4ということだった。
 点眼により瞳孔を開いて検査を受けた。検査の結果白内障の手術経過は非常に上手く行ってるらしい。
 右目の手術を期待していたら、白内障の手術結果が黄斑変性症にどう影響するか経過を見なければ右目の手術はできないということだった。
次回の検査はひと月後の7月6日となった。片側の眼鏡を作りたいがと聞いたらこれも次回以降ということであり暫く合う眼鏡がなくて不自由することになった。
2007.07.06 術後検査  左目の白内障手術後2回目の診察を受けた。
手術の結果は良好ということだった。視力検査では右目が0.2と言っていた。
 今日はこんな提案があった。普通の加齢黄斑変性症症ではできない白内障の手術はできたがとにかく成功だった。
 しかし、黄斑変性症の治療は新生血管がないから何も治療法が無かったが大腸がんの手術などで使われるアバスチンという新生血管抑制剤が良い結果がでているので新生血管がないが何らかの効果があるかもしれないので使ってみたいがとのことだった。
 上記の薬を注射するようだが副作用は少ないらしい。何もしないで放置しているのだから、何でも良いと思う治療は行って欲しいとお願いしてきた。
 次回は造影検査を行ってからその治療を行うことになるのかもしれない。
 その場合は、悪いほうということなので白内障手術を行った左目を治療することになるのだろう。
※アバスチンは抗VEGF抗体でVEGFとは血管内皮増殖因子という。網膜の一部からVEGFが分泌され、新生血管を作る。新生血管は脆いため出血の原因となってしまう。それを防ぐ性質がアバスチンあるということである。アバスチンは大腸がんの治療薬として認可されている薬剤であり、まだ眼科では認可されていないが効果を挙げた実績があるという。
2007.08.25 *眼底検査
*蛍光眼底撮影
 検査
*断層写真
 1年ぶりに蛍光眼底撮影検査を受けた。2003の写真と比較して水泡は大きくなっているが新生血管は相変わらず出ていないということだった。
 断層写真では水泡の断面が素人の目にも良くわかる。私の水泡は色素上皮と脈絡膜の間に出ており、網膜側に出ていないので網膜を損傷する恐れが無い黄斑変性症としては軽い状態が続いているとのことだった。
 左の白内障の手術の状態は非常に良好であり右目の手術も希望があれば行うとのことだった。
 次回は2ヵ月後に予約を入れてきた。
 なお、今日はテレビ朝日の取材のためにディレクターに同行され検査、診察、生活の状況などを撮影された。 難病としてあまり知られていないこの病気がシニアへの警鐘として取り上げられた企画に私もいくらかでも役に立つのであればという思いで協力した。真摯な報道番組であることを願っている。放送日は8月30日の17時30分とのことである。
2007.08.30 テレビ朝日の放映  心配していた放送内容は非常にまじめな番組であり、上手くこの病気を説明し、患者を紹介してくれていた。
 私がサイトに治療記を載せている趣旨を話した場面も最後に出してくれました。
 テレビを見た知人やML仲間そして見知らぬ人から激励やお礼の言葉をメールや電話でいただきました。中には涙声の電話もありこの番組を見てこの病気を知り、注意を促した良い番組になったのが本当にうれしかった。
2007.09.01 治療方法  担当医から電話があって急遽診察を受ける。今日の視力検査では左が0.3〜0.4、右の目は0.2だった。そして、今回はこれからの治療として医大の研究の一環として治療するということであり、その内容について説明を受け、その書類に同意の署名をしてきた。
 治療については今まで何も方策が無い中で単に手をこまねいているだけでは何とも無念でしかたなかったので不安はあるが光明を見る思いで即座に了承したのである。
 明日の9月2日は8年前に前立腺ガンの手術をおこなってから丁度満8年目になる。そして、9月3日から手術後9年目の一年が始まる。新しく歩き始めた9年目の日々をどこまでも前向きに歩いていこうと思っている。
 今月下旬から新たな目の治療が始まる。
2007.09.21 アバスチン注射 今日はついにアバスチンの注射を受けた。眼球への注射だが完全に手術体制で処置が進められた。手術室に入って出るまで10分ぐらいだった。
注射器をさします。薬が入ります。との先生の声の後薬が入ったのが見えた。
 帰宅し夕方に目薬を差すため恐る恐る眼帯を取ったとき目の中心部はモザイクがかかったようだった。
2007.10.05 眼底検査  アバスチンの注射を受けた翌日22日診察を受けた際にはモザイクがかかった部分も落ち着いたが左の視力は悪くなっていた。
 今日の検査では視力は右目が0.2で左目は0.1と悪くなっていた。
 左の目は暗い影の部分が薄くなっており以前より小さくなっているように感じており以前に撮った断層写真のきれいな盛り上がりの形状が変わったのではと考えていたのでこのことを先生に話したら眼底検査でもふくらみが低くなっているということだった。 しかし、視点の左上部が複雑なゆがみとモザイクのように見えない部分があることも訴えたら、萎縮してる部分もあると言っていたがこれが新たに出てきた見えない部分ではないだろうか。
 この部分が視点にかかってるのでこうしてキーボードを打つのにも文字がかすれて見えないのだろう。このところテレビのテロップも勿論新聞などの活字そして一番の楽しみであるパソコンが見えないのでストレスが貯まって参っている。
 この治療を受ける決断を後悔する気持ちが出てきたが後には戻れない。次回は断層写真を撮ってみるということであり如何に変わったかわかるだろう。
2007.11.16 *眼底検査
*蛍光眼底撮影検査
*断層写真
 今日の特筆は見え方からも予想していた通り左の黄斑部の膨らみが凹んで正常な形に近い結果が断層写真に写っていたことである。
 中心部のゆがみや欠落は網膜の損傷が原因で、アバスチンの効果はあったということになるのだろう。
 しかし、患者としては処置前より見えなくなっており、この治療法はなく、今後自然に回復して見えるようになることを願うしかないという消極さが何とも無念である。
 当分は経過観察とのことであり、来月視力検査を行うために診察日を予約してきた。
 こんな状態でも好きなカメラは続けたい、いくらかでもこの目にも見えるカメラを求めて今月新たに発売される一眼レフを予約している。 
2007.12.28 視力検査
眼底検査
今回の診察は経過観察だけである。
視力検査の結果レンズで調整して右が0.5左が0.2〜0.3となった。
左目は明るいのだがどうしても中心が見えないので周辺で見る分視力が落ちるのだろう。
右目は見えにくい部分が中心とずれているのだが暗い円に入っているので視力が落ちている。
 眼底検査では左の目の形状は膨らんでいたところがきれいに凹んでいるそうだ。
 確かに最近感じているのは左の中心部は強く収縮されてまだ見えないがその部分が小さくなってきている。さらに黒い円形の部分が薄い色になってかなり見えるように感じていた。
 自然治癒力があるのかと聞いたらあるとのことである。今後の楽しみが出てきた。
 来年の2月には自動車免許証の更新もあり、視力で落ちたら右目の白内障手術をしてもらうことにした。
2008.2.22 視力検査
眼底検査
 眼底検査ではアバッシンを使った左の目はきれいに凹んでいるそうだ。しかし、私自身が見える状況は萎縮している中心部が潰れて見えない状態であり、これは.前回と変わっていない。
 視力検査のために自動車免許の更新はできなかった経過を報告した。 結局、視力の向上はあまり期待できないようだが右目の白内障手術をすることになった。
 手術は3月10日に事前検査を行って26日入院し、翌日の27日手術、29日退院という日程である。
 はたして手術の結果でどれだけ視力が向上するのか分らないが試してみるしかない。もし、手術後に眼鏡を作ったうえで視力が0.7以上になったならば自動車免許の再交付を申請してみよう。
2008.3.26

2008.3.29
白内障手術  昨年5月16日〜19日の間入院して左の目を手術したが今回は右の目の白内障の手術を受けた。
 手術の経過はまったく同じである。2度目でもあって落ち着いて手術を受けた。手術結果も良好で予定の日に退院できた。
 手術結果はやはり効果があって手術後2日目に行った視力検査では0.6になっていた。術前では0.4〜0.5だったのでワンランク上がったようだ。
 一週間後に術後検査を受けて一月後に眼鏡を決めてもらう予定である。
2008.4.4 術後検査  3月27日に行った白内障の手術の術後検査を受けたが結果は順調ということであった。
 今日の視力検査の結果は0.4検査した人は言っていたが自分自身が感じているのでは以前より良く見えるようになったのでおかしいなと思って担当医の診察を受けたが視力は上がったといっていた。
 来月の連休明け5月9日に診察して眼鏡を決めてもらうことになった。黄斑変性症による黄斑部の水ぶくれはいまだにそのままなので中心部は暗い影越しに見るので薄暗いと見えないが明るいところでの視力は確かに上がっているので新しい眼鏡をかけたときが楽しみである。
2008.5.9 視力検査
眼底検査
視力検査を行って眼鏡の処方を書いてもらった。眼鏡をかけて右側が0.5左側が0.3だった。医者からも薦められたので自動車の再交付申請を行うことにした。次回の診察は8月15日である。白内障の点眼薬の処方をもらってきました。
(後日記)自動車免許の再交付申請を眼鏡を作ってから19日に行った結果、何故か目の検査を無事に通してもらい新しいゴールド免許証をもらった。しかし、高齢者の為に3年目の誕生日までのものであった。
2008.8.15 視力検査
断層写真
眼底検査
 3ヵ月毎の定期検査を受診した。前回5月に頂いた処方の眼鏡と裸眼で視力検査をした結果は変わっていないようだ、若干左では0.4のところも見えそうだった。
 断層写真や眼底検査でも変わりは無いとのことである。アバッシンの注射をした左目の萎縮部が少し小さくなったようだと説明すると徐々に視力も上がっている傾向があると言っていた。この左目の萎縮部分については断層写真や眼底検査ではわからないようで患者の言葉と視力検査しか確認方法は無いのだろう。治療法も無く気長に回復を待つしかない。
 右目は左の経過を見てからであり、新たな療法が見つかるまで現状の状態を維持することを願うしかない。
2008.12.05 視力検査
眼底検査
大腸がんの手術があって、延期してもらった診察を受けてきた。入院中から視力が落ちてきた原因はストレスかと聞いたら体力が偏重したり落ち込んだときは視力が落ちるそうだ。
今日の視力検査では右目が0.3で左目が0.2であり5月より落ち込んでいる。
このままということになると困ったことに読めるものでは唯一のパソコンもままにならなくなる。
2009.03.13 視力検査
断層写真
眼底検査
 3ヶ月振りの検査の結果、予想外のことが起こっていた。
最近右の目がかなり中心部の影が大きく濃くなってきているので見えにくく視力が落ちてきたと感じていたが、やはり右側の視力はレンズで矯正しても0.16であり左側の視力0.2より落ちていた。
 さらに驚いたのは断層写真の結果で眼底部の水ぶくれがつぶれて無くなっていたことである。
 蛍光眼底撮影検査で確認しないとはっきり言えないが水ぶくれで腫れていた網膜が破れたようだとのこである。
 来月10日に予定された検査で状態が把握されても破れた部分や腫れている段階で壊れた網膜は元に戻らないのだから視力の回復は見込まれないだろう。
 左側の視力が上位にあるためだろうか見るめる中心部が萎縮したところに当たって例えば人の顔の目を見ると一つ目の顔に見える。テレビのテロップは見えず、新聞や本の活字はもう見えない。視力がない人たちの苦労を身をもって知るようになっている。
2009.04.10 *眼底検査
*蛍光眼底撮影検査
*断層写真
 40分程かかる造影剤を腕から注入する蛍光眼底撮影検査を受ける。
右の目は左の目と同じように水膨れの部分が消えて正常な形になっている。
 蛍光眼底撮影検査の写真を見せられたが写真全体は造影剤のために白っぽく写っているが、左の萎縮して見えない部分には血管が無いので造影剤が入らず一つの黒い部分になっている。右の目は黒い部分が輪になってその輪の中は白くなっている。このことが私自身見える部分と見えない部分が斑に感じていることなのかもしれない。
 聞き飽きるほど聞かされてきた今までと同じように今後もこの部分の自然治癒を期待するしかないということである。
 4ヵ月後の経過観察の診察日を決めてきたが何ともやるせない気持ちだ。しかし、この程度にとどまって見えていることに感謝しなければならないのだろうか。
2009.08.21 視力検査
眼底検査
 眼底検査の結果は変わっていない。視力検査を行った人は両眼とも0.16と言っていた。
 もうこの状態を死ぬまで引きずることは間違いなくあきらめて現状で出来る努力をするしかないと改めて考えている。
 まだまだ好きな写真は撮り続けると付添って行った妻に誓ったのである。
200912.18 視力検査
断層写真
眼底検査
今回の視力検査では左が012右が016だった。断層写真では正常な形になってるというのだが腫れていた時の網膜の障害が残っていて前線回復していない。本人としてはもう諦めている。
 こんな目でも写真の趣味は夢中である。今年は作品としては3年前のものだが政府広報誌に載った”三陸海岸”の写真が世界に出て行った。「岩手日報記事」や「岩手日報記事2
 まだまだ諦めたものではないと負けずに頑張ろうと思っている。
2010.04.26 視力検査
断層写真
眼底検査
 いつもの定期検査である。視力は眼鏡で矯正して0.5ぐらいだったようだが、目の状態は変わっておらず視力検査はあまりあてにはならない。
 ただし慣れが出てきて目の周りで見る癖が身についてきていて視力が上がったのだろう。
 相変わらず新聞やテレビのテロップなどはよく見えない。パソコンでのインターネットやメール文章の書きこみなどはフォーカストークという文字音声読み取りソフトを使っている。これはキーボードをタッチしているキーも発音してローマ字読みなら打ち込んだ文を読んでくれる。このページも今そのソフトを使って打ち込んでいる。
 まだまだ不本意なことがあるがかなりの長文も書けるようになってきた。
 新聞情報もインターネット上で読んでもらえるので助かる。
 視力が全く効かないわけではないので自分で出来る限りの可能性を求めて生きていくしかない。
2011.01.07 視力検査
断層写真
眼底検査
今年最初の定期検査である。昨年4月以降8月に受信しているが検査結果も自覚症状もへんかわない。
 視力検査は自然に見ると目の中心で見るがこれでは全く見えないので瞳を動かして視点以外の周辺で検査画面の輪の欠けた部分を探すことになる。
輪が小さくなると時間がかかる。何となく欠けた部分がぼんやりだが見えたように感じた時に返事をする状態だ。見えないと言ってしまえば良いのでかなり私の気分しだいで左右できる。
 裸眼で行いレンズで矯正して測定するが測定した人は左右どちらも0.2位と言っていた。矯正して0.3〜0.4らしい。
 断層写真を撮って、医師の診察を受けた。萎縮した部分が見えないままと現状を話したが黄斑部は正常人と同じ形状で凹んで新たな変化はないおいうことである。白内症の手術後もOKとのことさとで、4ヶ月後にまた見せて下さいということだった。
 私は一生このままだろうと思っている。今年は覚悟を決めてい、今までは妻を伴って外出していたが一人でもカメラを担いでバスや電車に乗って写真を撮ろうと努めている。
2012.03.31 視力検査
眼底検査
定期検査を受けたが視力も変わらず、目の状態も同じということである。

 昨年2011年暮れの検査の時にこれ以上良くならないのであれば障害者手帳の交付を受けたいと申し出て市役所の申請に必要な身障者手続き用書類を作ってもらった。この書類には視力の他に視野率など検査をして医師が署名する必要があった。
 公布までは数カ月かかるが年内に申請中ならば確定申告で税の控除ができるというので医師に書類の作成を頼んだのである。で。
 年を越えた2月24日になって、市役所から呼び出されて障害者5級の障害者手帳の交付を受けた。
 切符購入に不自由し、外見では障害者にみえないだろと切符購入など他人を便りにしたくないので妻と一緒でないとで歩かなかったが障害者手帳をもらってからは一人でバスや電車に乗ってあるけるようになった。
 パソコンによって文字の読み書きは音声をつかっている。左はまった駄目だが右側の目は左側がどうにか見えるので手書きをしてみると文章は真直ぐ書けないで一文字ずつ左に寄って書いてしまう。
結局、手書きは署名だけしか書いたことがない。
 趣味であるカメラはデジタル一眼レフを使っている。右側の目は支店の一部が使えるので、その部分をフル活動させて撮っている。この趣味が続けられているのでこの境遇でも心を満している。
2012.11.07 視力検査
眼底検査
定期の経過観察です。変化は全くありません。
報道の中でこの病気がIPSの活用で最初になると報じられているが医師の話では「さ〜どうなるんでしょうね・・・・」と予想道理の返事です。
 年を考えても私には関係ないと思っています。
現在の状態が維持されることを祈るだけです。

 このページを見た方から何通かのメールを頂いた。ルテインなどの栄養剤の紹介から、治療経験談など色々と頂いている。
 何と言っても「光線力学的療法」が、国内でも保険診療できるようになったことは黄斑変性症患者にとって朗報だろう。
全国の病院の中で、この治療が出来る病院は現在10数箇所(2004年6月28日現在)であり、そのうち2箇所が岩手県の病院で治療可能だと言うことである。
 治療の概略は薬を静脈に点滴注射した後、レーザーを照射するとこの薬が新生血管に集まり、レーザーによって化学反応を起こして活性酸素を発生して新生血管を破壊するということである。
(上記の「光線力学的療法」の治療情報はこのページを見た米国滞在の方からのメールがあって、2年近く前から向うでは効果が上がっていることを知らされていました。(2004年6月28日現在))
 2007年9月1日現在、今度はアバスチンによる治療が脚光をあびているという。もうすでにアメリカでは一般的に行われている治療であって非常に効果が上がっているという。しかし、これも新生血管にたいする治療法であり新生血管ができるのを抑えるはたらきをするらしい、さらに血管から水分が漏れるのを抑え、浮腫を減らす働きがあるそうだ。
 何時かは私にも効果のある治療方法が見つかることを期待している。

○情報 
 黄斑変性症には効果的な治療法がなく、経過観察するしかなかったが欧米で普及している「光線力学的療法」が、国内でも保険診療できるようになった。以下読売新聞「医療と介護」を参照。 

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