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いわれ
大正時代末期に福岡県の炭鉱経営者が湯治に訪れ滞在していた。
旅館の会席料理に飽きたころ、地元の小松地獄の噴気で、村人が
トウモロコシやタケノコなどの野菜を料理する光景を見かけた。
そこで、当時の御馳走である鶏に野菜を詰め、地獄の噴気で丸ごと
蒸したら旨かろうと、往時としてはまことにぜいたくな料理を思い
つき、作らせたのが始まりである。
以前の料理名は各旅館でそれぞれ異なっており、通称として単に 地獄蒸しと称していた。それを地元、九重町、報道関係者をはじめとする 大勢の人が知恵を出し合い、平成六年に<地獄蒸し「極楽温鶏」>と命名し 統一したものである。
料理法
新鮮な地鶏の腹の中にキャベツと玉葱を詰め込んで、地元の小松地獄を
利用し、100℃前後という高温で丸ごと2時間半かけて蒸し、できあがる。
じっくり蒸すので旨みが逃げず、骨離れがよいのが特徴で、温泉の恩恵を 十分に利用した料理法である。鶏1羽で5人前が目安。予約すれば、 筋湯温泉内のどの旅館でも応じることができる。
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