中華人民共和国/山西省
朔州市応県
応県木塔
Shuozhoushi Yingxian
Yingxianmuta
(2006.5.20)
大同市街より南約50kmにある応県に巨大な木塔がある。
中国では木製の塔はあまりない。ここの木塔は巨大である。正式には仏宮寺釈迦塔と言う。遼の清寧2年(1056年)創建され高さ67.13m、重さ7000トンの巨大な釈迦塔である。八角五層のがっしりとした造りで内部は9層の暗層となっている。
仏宮寺釈迦塔全景
参道を通り抜けると山門がありここから有料である。
山門で暖をとる3人娘の表情は明るい
どこの観光地も整備が日進月歩であり、地元の人々の顔は明るい。
巨大な塔を支える木組み技術は素人の私には見当がつかない。
解説書には「尾垂木、華肘木、区柱造りによる挿肘木など駆使し、60種類もの多種なパターンが昆りあっている。」と記されていた。
八角五層の巨大木塔
見上げると2層以上は周囲に平座欄干がめぐらせてある。
釈迦塔をはじめいろいろな額がかかっていてにおもしろい。
また軒先にたくさんの鐘がつるされおり
風が渡る度に鐘が鳴り一風の趣きが感じられた。
木塔内部
柱や板壁は内側に大きく傾いているのも重さを支える方法なのであろうと想像した。
この階の中央には須弥壇が置かれ華厳三聖塑像が祀られている。
整備された参道を望む
参道の両側にみやげもの屋が軒を連ね観光地として整備されている。
2006年5月に山西省と河南省を16日間旅して来ました。
今回は大同市街から南方約50キロにある朔州市応県の木塔です。
中国は行くところ行く所で新たなおもしろさが発見できます。
次回もお楽しみに
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