
2004年11月
金山嶺長城
北京市密雲県と河北省対県の堺にあり、北京から約120キロ離れている。
険しい尾根にともなって築かれた塀はを龍が疾走しているようだ。
烽火台は今にも煙があがり敵襲を知らせているようである。
この長城は明代に修築されたものである。
金山嶺長城の入り口である。
写真集や絵葉書を持った大勢のガイドが押しかけ
われわれ観光客を待っていた。
私をガイドしてくれた李さんである。
貧血で具合が悪かったぼくの腕を取って長城を登って案内してくれた。
片言の北京語で話し意思の通じ合いができた。
年齢は40歳とのことである
彼女は写真集を売り生活の糧にしていた
私にはとても気持ちよい時間であった。
城壁上部ので凸凹の歯型の隙間は弓射口という。
敵の様子を窺ったり弓を射たりする口でありちょうどぼくの背丈に合っている。
しかしこんな険しい嶺を馬で乗り越えることはかなり難しかろうが、
これに輪をかけて城壁を修築したということは
よっぽど明の皇帝さまは北方民族の侵入を恐れていたのであろう
最後は満州族によって滅ぼされてしまうことになる
何回も中国へ行っても「中国文明とは・・・「漢民族とは・・・自分なりの答えに行きつかない。 中華人民共和国へ戻る