中華人民共和国/江西省
江西省を訪ねて
Jiangxi
(2008.11.25〜12.1)
私にとって山西省はまだ未踏の省でした。2008年初冬、三清山と廬山を見る目的で江西省へ初めて足を踏み入れました。
古窯瓷廠(景徳鎮)
景徳鎮はまんなかを昌江が流れ周囲を山で囲まれた美しい街です。陶磁の都景徳鎮の街灯の柱は陶磁で統一されています。古窯瓷廠は明代の官窯であった窯です。なかに祐陶霊祠、風火仙師廟など陶磁にまつわる神を祠る建物もあります。
窯
明るい空に映える白壁の建物が印象的

建物の中へ
| 一階の中心で窯が口を開けている 頑丈な柱が印象的である |
二階に上ると窯の姿がわかる | |
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工房の中庭

中庭を挟んで観光客相手の店もある

長江河岸(九江市)
九江から長江を溯ると武漢、重慶に至り、また下ると南京、鎮江、上海に至る。これらの都市は長江という大動脈によって結ばれている。廬山の峰峰を遠くに望む九江市で最も印象に残ったものは暮れなずむハ陽湖に浮かんだ廬山のシルエットと早朝散歩した長江河岸の風景でした。
九江長江の夜明け
桟橋の自転車が気にいりました

河畔に建つ潯陽楼
水滸伝の宋江らが酒を酌み交わした酒楼

潯陽楼から眺めた鎖江楼と九江長江大橋
鎖江楼塔は地震や日軍の砲撃により壊れ傾いているようだ

魚網をあげる漁師

滕王閣(南昌市)
南昌駅21時33分発の夜行寝台T2168で杭州へ帰るため南昌市に立ち寄る。唯一滕王閣を見物しました。滕王閣(とうおうかく)は653年(唐代永征4年)に創建され、現在の建物は1989年に再建したものでなんと第29回目にあたるそうです。
江南の三大名楼の一つ
高さ57.5メートルの五層の主閣

滕王閣から眺めたかん江の夕景
かん江はハ陽湖へそそぎ長江へと流れていく

今回立ち寄った景徳鎮、九江、南昌の印象に残った写真をまとめました。長江やかん江の流れを見ていると中国のスケールの大きさを改めて感じます。
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