青春13階段 |
「その時、Y氏は・・・」(その11)
私と、Y氏の付き合いは長いものです。よく有楽町のK喫茶店や、ガード下のヤキトリ屋
さんで彼の子供のころの話を聞かされたものでした。
最近は特に過ぎ去った思い出をたどっているようです。「今や将来に思いはないのか。」と
聞くと「それにも格別な思いがある。」とのことですが、将来の話になると若干肩が落ちる
のが気掛かりであります。・・・・
そんな、彼の思い出話の中で印象に残ったところを照会していきます。
「暇な人は気休めに読んで下さい。・・・・・」
Yさん、11という数字で思い出すことはありませんか。?
そうだな、そういえば4チャネルで11PMという色っぽい番組があったな。
大橋巨泉が司会していた番組ですね。
そうだ、色っぽい女性が登場、マージャンなどもやっていたっけな。
今から思うと昭和元禄の夢一杯の時代であったな。
それじゃーYさん11回と11PMをかけて、今日はYさんの初恋談義を聴きたいな。
そんなにおもしろいものはないが思い出すままに話してみるか。
ということでY氏の初恋談義を以下に纏めてみました。
(最初は)
中学1年の同級生で子役のころの朝丘ルリ子に似ていた可愛い子でした。
成績はクラスでトップクラスで席が同じになったときは嬉しかった。
雪合戦をやった時に、僕の投げた雪玉がまともに彼女の顔に当たってしまった。
が、あとでごめんとあやまれず、こころ苦しい思いをした。
(その次は)
高校1年生の通学電車の高校3年生の人。
G県で1・2番の進学女子校生
いつも一番電車の席で勉強していた眼鏡をかけたインテリのお姉さん。
一言も話もできず。彼女はどこかの大学へ。
(ここまでは、気持ちはかなり純粋であったそうです。)
(その次は)
会社に入ってから2年先輩のMさん。とても綺麗でやさしいお姉さん。
ダンスの相手をしてもらうと胸がドキドキしたのを覚えている。
グループでスキーや山にいったが、やがて、転勤で別れ別れに。
その後、3年先輩のよく宴会でアダモの唄を歌ったいい人と結婚しました。
(その次は)
Eさんはその当時ではめずらしい自動車を乗り回すお嬢さん。
普段はおとなしいが活発な一人娘でした。(G県は女性ドライバーが日本一である)
転勤で別れてしまって、その後「私結婚するわよ」と電話が来た。
そのとき、僕の口から自動的に出た答えが「勝手にしたら」でした。
その後、お婿さんを迎えて、子供が出来て、子供と一緒に剣道をやっているという噂が
とどいています。
(その次は)
秘書のGさん。ブラスバンドをやっているときにメンバーに入ってもらいフルートを吹
いてもらった。演劇部、コーラス部、ブラスバンド部合同で「ミュージカル」を学園祭
でやったが、みんなで若さを完全燃焼した楽しい思い出である。
しかし、これは自分の決断に問題があった。
(その次は)
会社にバイトにきていた狼ヘアーの綺麗なひと。
残念片思いでありました。
なにかいろいろでてくるけど、プラトニックぽくって本当なのはどれなのかわからないな
と聞いたら。本当のことは話す訳がないだろうとY氏は笑っていた。
しかし、自分が思う相手が自分に無関心であり、自分が無関心な相手が関心があるとのす
れ違いが多かったような気がするな。それと、男がリードしないと相手からリードするよう
な時代ではなかったので、自分から積極的にならないとチャンスは生まれなかったのではな
いかと思うよ。それから、おとことおんなが遊びでラブするなんてその当時は思ってもいな
かったしな。ともY氏は本音ぽい話をつけ足してしてくれました。
(次回へつづく)
DE 7L3・・・(浦和市)
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