中華人民共和国/湖南省
湘西土家族苗族自治州
苗(ミャオ)族の村・徳ハン苗寨
(2006.3.14)
柳州駅のホームはきれいに清掃され塵一つ落ちていなかった。
ホームは荷物を持った乗客が移動してにぎやかになったが夜中なので売り子の姿は見えなかった。
柳州22時58分発張家界行き夜行列車は発車した。
寝台車はライトが切れていて暗闇になったが、旅の疲れからぐっすり眠れた。
翌朝7時48分に吉首に到着した。
吉首は湖南省の北西部湘西土家族・苗族自治州にあり少数民族の土地である。
市内の湘西国際飯店で朝食と小休憩を取り苗族の村へと出発した。
吉首から国道319号を北上すること約45分ほどで谷間の村へ到着した。
途中、渓流沿いの村々は菜の花が咲きほころび一面黄色に染まっていた。
渓谷に囲まれた苗(ミャオ)族の村

苗族の村は奇峰が聳える谷間にある。
渓流に竹製の水車がまわり水路に水を汲み上げていた。
村の入り口にある真新しいアーチ橋の袂で三人の娘が太鼓の練習をしていた。
一人前として認められるためだれもが太鼓を上手に演奏できるよう練習する。
さらに村の中へ進むと広い円形の演技場が建設中であった。
近い将来太鼓の演奏や民族舞踊が観光客の前で披露されることになるであろう。
村はまさに観光開発により変わろうとしている。
苗族の娘たち

村の中心部に広場がありお土産物屋が取り囲んでいた。
広場にいた娘さんにお願してわれわれのメンバーを中心に写真をパチリ・・・
元気のよい五人娘衆の写真ができました。
日本の娘さんも苗族の娘さんもまったく同じに見えて本当に親近感がわく。
麺を干す村の生活

広場の奥は民家である。
横丁に足を踏み入れると
民家の軒先に民芸品などのみやげ物を並べた小店が道なりに続いている。
店番はもっぱら村のおんな衆でみな穏やかで正直そうである。
程無く小店が切れ民家だけとなる。
この村の民家は塀がない。無防備である。
だから庭も見渡せる。
庭先で椅子に腰をかけ日の光を頼りに
竹篭を編んだり、竹を削ったりする男の姿があった。
石橋が渓流を跨ぎ寄り添うように奥まで民家が続いていた。
空き地に干された麺は真っ白で目をひいた。
今回は2006年3月に広西壮族自治区と湖南省を9日間旅して来ました。
このレポートは湖南省の苗族村徳ハン苗寨をまとめたものです。
日本人と苗族の顔は何故お互いこんなによく似ているのでしょうか・・・・
姿形だけでなく、人柄も似ているのかなぁ・・・・・・
中国は行くところ行く所で新たなおもしろさが発見できます。
他の地方もまとまりしだい逐次アップしていきますのでご覧下さい。
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