Winamp でおなじみと思いますが、 CDをCDドライブに入れた状態で、曲のデータを Gracenote の CDDB から オンラインで自動取得することができます。登録されていれば日本語の曲名も日本語で取得できます。 しかし、リッパーソフトである CDex の CDDB は、それほど強力でありません。
両方を組み合わせて使うために、ここでは vuplayer.com にある Player というフリーウェアを使います。 このソフトでCDDBにアクセスして、曲データを取得してください。結果がふつうの半角英数字だけの場合、 この Player 自身の Control | Audio Extraction メニューを使って、タグつきの Ogg にリッピングすることができます。 しかし、曲データが日本語の文字を含んでいる場合、このソフトでリッピングすると、タグが正しく書かれません。 具体的にいうと、CDDBから取得したSJISコードの状態でそのまま書き込んでしまうため、「タグはUTF-8」という 前提にたつ標準のOggプレーヤーでは、タグを正しくよめません。
cdplayer.iniそこで File | cdplayer.ini | Export CD Info を実行して、 CDDBから取得した曲の情報を、Windows の システムファイル cdplayer.ini に上書きします。 Windows 上で動くCDプレーヤー等は、このファイルの情報をみて 音楽CDのトラックを解釈するようになってます。 cdplayer.ini の実体は、Windows 2000 の場合、 c:\WinNT 直下などにありますが、このファイルを直接自分で開いたりする必要は、ありません。
注意: cdplayer.ini をエディタで直接編集することもできますが、それをする場合は、念のために、バックアップを とってから行い、作業終了後は、バックアップのほうに戻しておくほうが良いです。 cdplayer.ini ファイルの編集を 間違えると、一時的にCDの再生ができない状態になる可能性があります。万一、このファイルを壊してしまった場合には、 適当なCDから上のようにして、cdplayer.ini をエクスポートしてください。なお、CDexは、Oggタグを書き込むとき、 自動的にシステムデフォルト(SJIS)の文字コードをユニコード(UTF8)に変換しますから、自分でiniファイルを UTF8に書き直す必要はないです(もし書き直すとSJIS→UTF8変換フィルタが二重にかかって、かえって文字化けしてしまう)。
CDexここで定番リッパー CDex を起動すると、いまさっきエクスポートした cdplayer.ini だか、ローカルCDDBだかを 勝手に自動で読み込んで、曲データをずらっと表示してくるはずです。(もしそうならない場合は、メニューの CDDB | Read from CD Player.ini を実行してください。)で、あとは煮るなり焼くなりです。