三斗小屋温泉〜歴史を感じさせる山間の湯



  • 特長:会津駒をも眺める露天風呂と歴史を感じさせる木造りの宿
  • 場所:那須岳
  • 行程:那須ロープウェイ山頂駅より徒歩2時間
 江戸時代、会津と関東を結ぶ街道の要所として栄えたという三斗小屋温泉は、歩いてしか行けない山の秘湯として関東では貴重な存在だ。実は当サイト発足時からいろいろな人から、ぜひ紹介せよと何度もご推薦をいただいていた。しかし、どうせ山に行くなら長期縦走ができる北アルプスに心が向いてしまうし、北関東は、関西からちと遠いというイメージ(時間的にはそうでもないのだが)もあって、なかなか足が向かず、今(2000年8月)になってようやく訪問が実現した次第。ここには2軒の小屋が営業しており、戊辰戦争で焼失した後に再建されたという大黒屋旅館【下の写真左側】の方が由緒がありそうだが、私としては露天風呂のある煙草屋旅館【下の写真右側】の方をおすすめしたい。

 さて、この煙草屋旅館、基本的には山小屋だが、食事の用意の関係もあるので、できるだけ事前に連絡してほしいとのことだ。少人数なら当日ロープウェイの駅から電話(公衆電話のところに現地の電話番号が書いてある)すればOKで、峰の茶屋までなら携帯でもつながる。太鼓の音の合図で始まる夕食はやたら早く、私が泊まったときはなんと4時半から夕食。というわけで早目に到着すべし。2000年8月現在で1泊2食7500円。休憩、入浴のみというのは、原則としてやってないようなので事前の確認が必要だ。ちなみにこの日の大黒屋には「本日混雑につき休憩、入浴お断り」という張り紙がしてあった。

 さて、売り物の露天風呂だが、晴れているときは会津駒まで見渡せる眺めのよさは山の中ならではのもの。加えて夜は満天の星が楽しめる。但し9時半以降はランプの灯りのみになるので、懐中電灯は必携だ。この露天風呂、ふだんは混浴だが、3時から5時の間だけは女性専用タイムとなる。
 内湯の方も木造りでなかなか味のあるいい湯だ。効能は多彩で20〜30杯ほど頭にかければ頭にも効くという。その通りやったけど、別に賢くなった気配はないぞ?また露天風呂は硫黄が入っていて飲めないが、こちらは飲用も可。

 コースは峰の茶屋〜延命水経由往復が一番楽だが、ちょっと足の余裕があれば帰りに朝日岳経由にすれば三斗小屋温泉神社や湯煙噴き上げる源泉が拝める。


 また、もう少し山歩きを楽しみたい人は熊見曽根から朝日岳を往復し、那須岳最高峰の三本槍岳に登ればよい。ここからの眺望は抜群だ。大峠の向こうには会津の町まで見え、なるほど昔この辺が会津と関東を結ぶ要衝だったんだなあと実感できる。しかも、下山は甲子温泉方面にも、北温泉にも下ることができ、温泉めぐりコースとしては最高だろう。

※ 初めて山にデジカメを持って行って撮りまくったので、つい写真が多くなってしまった。
 

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