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 大黒柱がおたふくにかかりました。第1子から感染したものと思われます。下記はその経過です。この経過が他の大人のおたふくにかかった人への慰め、経過の参考になれば、幸いです。
 完治までは9日間かかっています。どうも大人のおたふくは大変なもののようです。気をつけましょう。写真はこちらをクリック→
0日目、耳の下にしこり発生!
 左耳後下部分(ここを耳下腺といって唾液が出るところらしい)にしこりを感じる。おたふくが治った子供とあごをぶつけて遊んでいる時に発見。全く予期無し。何せ子供の時、おたふくはやったと親から聞いていたため。寝る前までに急激にしこりはこぶしの1/4程度の大きさまで腫れあがる。
1日目、発熱開始。医者からおたふくの診断受ける
 熱が37.0度。しこりの大きさは変わらないが、心配なので会社に電話を入れて病院へ。医者は触るとすぐ「おたふく」と診断。化膿止めか、注射を1本打ち、薬を2種類もらう。このとき何の薬か訊ねなかったのは失敗。後で化膿止めと抗生物質とわかる。
 帰宅してソーメンを食べる。まだこのときは食事が出来た。しこりの大きさはあまり変わらず。この頃から床に伏せた状態になる。
夕食は何とかまだ食べられたが、せいぜい、おじやを茶碗に一杯。今から考えれば、ここでは食べておくべきだった。。。
2日目、高熱続く。右側も腫れはじめる。食事できない状態に。。。
 約束していた予定のキャンセルをメールで入れる。が、この時点でかなり頭はもうろう。37.6度に熱は上昇。この後、この日は38.2度まで達する。38度になったところで解熱剤を飲むと1時間くらいで37度前半まで下がるが、意識はもうろうとしたまま。普段、平熱が35度後半〜36度前半の私には非常に厳しい熱。
 この日は食事は全く取れない状態。食べるとほほに激痛が走り、1時間以上痛みが続く。特に唾液が出るもの(しょうゆ、ヨーグルト、果物等)は全く駄目。ヨーグルトは砂糖をたくさん入れても駄目。とにかく寝るだけ。この2日間は、正直、7割は寝ていたたし、意識がもうろうとしているので、時間が飛ぶように過ぎた。この日の後半から右耳後下にもしこりが発生
 痛みが出ると思い切り冷やした。が、主治医からは冷やしては駄目と言われた。(でもインターネットの医者のサイトを多数見たが、大体冷やせと書いてある。どちらが正しいか不明)
3日目、熱下がるも、午後高熱再発。リンパ腺が影響を受けて腫れ始める
 朝、熱が37度前半で推移したので、いくらか気分が良い。布団の上にあぐらをかいて座るようになる。その方がほほの痛みが和らぐ感じだったため。既に両ほほは腫れあがり、耳の前にまで腫れが来る始末。また首のあたりが少しずつたれてくる感じがし始める。
 この日も食事は全く出来ない。かろうじて、砂糖を溶かした牛乳が飲める程度。普段飲めないものもこういうときには飲めるものだ。
 午後になり、熱が再発。38.6度にまで達する。仕方なく解熱剤を飲む。この頃またもや意識もうろう。あとでわかったが、これはどうもリンパ腺が影響を受けて一緒に腫れたためらしい。首のたるみもそのせい。この日の後半は寝通し。今週の会社はこの時点で断念。
4日目、点滴受ける。頭が死ぬほど痒く、洗髪のみ行う
 熱は37度前半に戻る。が両ほほと首の腫れは続く。ここでなぜ痛み止めをもらわなかったのかと後悔する。医者に電話して妻が容体を私の寝ている間に伝えると「あ、痛み止め出して無かったね」と間抜けな答え。がっくり。まともに食事も出来ない状態が続いていたため、とうとう点滴を受ける。が、この点滴のおかげで気分が楽になり、少しメールを読んだり出来た。薬に痛み止めを追加してもらい、さらに大きさの大きい錠剤は小さめのものに変更してもらう。のどが腫れて飲みにくかったため。
 食事はおもゆのみで、全く離乳食前半のよう。でも茶碗半分は食べられた(飲めたが正しいか)。
 夜中になり頭のかゆみが頂点に達する(なにせ4日間風呂に入っていない)。風呂は止められていたので仕方なく頭のみ洗う。が、続いて痛み止めの効力が薄れたか、ほほの痛みが夜中に再発し、ほとんど眠れない。
 腫れはほんの少しだが、引き始めている感じだったが、首のたるみは全く取れない。
5日目、熱は下がるが、唾液が全くでない
 痛みは続く。腫れは昨日と変わらない。熱は36度後半に下がり、意識もうろうとすることは無くなる。この調子で行けば、土日で回復できるのではないかと期待。
 またこの日は食事ができるようになるのではないかという期待から、食い物のことばかり思い始める。起きてテレビを見ることが出来るようになったため、CMを見るごとに出てくる食い物が食いたくなる。ただ唾液は全くでない。食事は相変わらず出来ない。
 この日になるとだいぶ横になる時間は少なくなったが、ちょっと痛みが出ると横にならずに入られない状態になる。ただ熱が下がっただけ、気分的には楽になる。
6、7日目、腫れが引き始めるが、唾液は一向に出ず
 やっと腫れが引き始める。といっても顔の部分だけいえば、100Kgあった体重の人がダイエットで5Kg減ったかなという程度の引き方。注意してみないとわからない。
 ここで1週ぶりに髭をそる。ぼろい電気かみそりはがりがりと音を立てて髭をそったが、途中、がり、がりがりりといつもと違うリズムになる。まあ、伸びきった髭だったのでそるのも厳しかったものと思われる。
 6日目後半にはおかゆ程度は食べられるようになり、7日目には唾液が出ないが6割程度の食事が出来るようになる。ただほほの痛みは短時間だが続く。
8日目、再度医者に行くが、唾液が出るまで出社は止められる
 医者に再度行く。出社は止められる。なぜなら、まだ唾液が出ていないため、炎症がおさまっていないという医者の判断から、まだ保菌しており、感染の可能性が高いため。2日は様子を見てから出社するよう要請され、会社にも連絡。
 腫れはだいぶ引いているが、耳の下はまだ硬いしこりが少し残っている。が、唾液が出始めたので、明日は出社の予定。
 7日目にだいぶ気分が良くなってきたので、インターネットでおたふくについていろいろ調べました。いろいろ知ることが出来ましたが、自分がいつ治るのかとか、今後、どういう経過を辿るのかとかが全くわかりませんでした。なぜならみんなお医者さんが専門的なことを辞書のように書いているからです。
 この体験記を書いたのはそういうものではない実際にどういう経過を辿ったのか、何が辛かったのかを書くことで、実際になる人の参考になればと思ったのです。参考になるかなぁ。
 ちなみに生殖器系がやられるとか、髄膜炎になるとかというのは確率がそう高くないようですが、ならないというわけではないので、気をつけましょう。私の場合、親が生殖器系をかなり心配しましたが、もう2人も子供がいるし、睾丸が2つ同時にやられてしまうことは皆無に近いそうです。また女性の方はもっと確率が低いそうですし、妊娠中でもはしかなどよりは子供への影響は少ないそうです。でも気をつけましょう。
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