コアなアルバム紹介の第2弾をお届けします。コアとかいいつつも昨今は、ストレンジ・デイズから「カンタベリー・ミュージック」なる本も出るようになってしまったので、それほど珍しいものはありませんが、重要作も含め、「そういえばこんなアルバムもあったなあ」とか、「こんなグループにも参加してるんだ」とか思って楽しんで見ていただければ幸いです。
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「The Last Nightingale」 炭鉱労働者支援チャリティのためのレコードで、A面はヘンリー・カウのメンバーをバックにワイアットが歌い、B面にはエイドリアン・ミッチェルの語りとヘンリー・カウの演奏が収録されている。 |
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「"Dedicated To You, But You Weren't
Listening"」 E.ディーンのグループともメンバーを共有し、さらにワイアットやG.ボイル等が参加。タイトル曲はマシーンの2ndに収録されていたH.ホッパー作曲の再演。自由な感性に溢れた熱演を聞かせるジャズ・ロックの傑作。 |
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「First Steps」2ND YISION 後期マシーンのフロント・マン、ジョン・エサリッジとリック・サンダースがマシーン脱退後に結成したグループ。フュージョン的なサウンドだが、ルーツの違う個性的な二人の演奏はあなどれない。 |
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「THE KISS and Other Movements」Michael Nyman 今や「ピアノ・レッスン」等の大ヒットで現代音楽〜ロック・ポップスとあらゆるジャンルの人達に知られるようになったマイケル・ナイマンの85年度の作品。ベースにはジョン・グリーブスが参加し、1曲目ではダグマー・クラウゼのヴォーカルも聴ける。ロックファンの方も御一聴を |
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「Broken China」Rick Wright ピンクフロイドのリック・ライトの3枚目のソロ・アルバム。プロデュース、アレンジ、作詞にアンソニー・ムーアが起用され、とてもフロイドっぽい仕上がりになっていて、彼のフロイドへの貢献度高さを思い知らされる良質なアルバムです。 |
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「United Kingdoms」Ultramarine イアン・クーパーとポール・ハモンドによるアンビエントな雰囲気漂うハウス・テクノ・ユニット、ウルトラマリーンの2作目。繊細なサウンドで、ワイアットが3曲に楽曲とヴォーカルで参加している他、ジミー・ヘイスティングも参加。 |
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「ODYSHAPE」THE RAINCOATS 70年代終わりポスト・パンクがささやかれる中、登場してきた女性ロック・グループ、レインコーツの2作目。ドラマーが脱退したため同じラフ・トレイド在籍のワイアットとチャールズ・ヘイワードが参加して、彼女達の自由でピュアな感性を引き立てている。 |
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「Penguin Cafe Orchestra」Pengin Cafe Orchestra ユニークでアコースティック・サウンドの先駆けとなり日本でも大ヒットしたサイモン・ジェフス率いるペンギン・カフェ・オーケストラの2作目。このアルバムから現キャラバンでも活躍中のジェフリー・リチャードソンが加わり、次作にはアニー・ホワイトヘッドらも参加していた。 |
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「SUNSET WADING」John G. Perry 中期キャラバンでベースを弾いていたペリーがカーブド・エアー脱退後の76年に発表したソロ・アルバム。ジェフリー・リチャードソンやサイモン・ジェフスらも参加し、派手さこそないもののゆったりと暖かみを感じさせるブリティシュ・ロックを聴かせる。 |
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「SUFFER」GONGZILLA 後期ゴングに参加していたハンスフォード・ロウ、ボン・ロサガらが中心となって結成されたゴングジラの1枚目。後期ゴングのサウンドを引継ぎながらもよりメリハリを効かせたテクニカル・ジャズ・ロックを聴かせる。この1枚目にはアラン・ホールスワースも参加。 |
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「Miniatures」V.A. モーガン・フィッシャーの編集で51人のアーティストによる1曲1分以内の楽曲を集めたオムニバス・アルバム。R.ワイアット、F.フリス、ザ・ワーク、L.コックスヒル、S.ミラー、S.ジェフス、D.ベッドフォードの他、R.フィリップ、レジデンス、N.イネス、M.ナイマン、A.パートリッジ等々豪華な面子が参加した傑作! |