ここではカンタベリー・シーンで活躍する人達の変わったアルバムやシーンにかかわる重要な人たち、またそれらにゲスト参加しているアルバム等、特に注目したいものを紹介したいと思いますが、とにかくこの音楽シーンの拡散ぶりは今となっては世界規模に広がりとても私のような一個人がすべてを把握するのは困難な状況になっておりますので、偏った代表的アルバムが多くを占めると思いますが、興味惹かれた方はここからさらなる深みへとはまって下さい。
P.S. レコメン関連はとても手に負えないのでほとんど取り上げておりませんが、あしからず。
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「The Wilde Flowers」The Wilde Flowers カンタベリーのルーツ!ヒューの兄ブライアン・ホッパー編集によるソフトマシーンやキャラヴァンの前身バンド、ワイルド・フラワーズの65〜69年までの貴重な音源集。初期マシーンの曲などもあり初々しい演奏がまた楽しいマニア必携の一枚! |
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「CANTERBURIED SOUNDS Volume 1」(V.A.) ブライアン・ホッパーによる貴重極まりない発掘音源集!ワイルド・フラワーズ在籍の人たちを中心としたセッションやデモ等々カンタベリーのルーツを知る上でも大変貴重な音源の数々。 |
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「GREASY TRUCKERS live at Dingwalls Dancehall」(V.A.) 大アドリブ大会の派手なキャメルに相変わらずスリリングなインプロを聞かせるヘンリー・カウ(「コンサート」に収録)とおなじみのナンバーが顔出す演奏を延々と続けるゴングなど初期のちょっと変わった演奏が片面1組ずつ計4組聴ける2枚組レコード。 |
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「THE HAPLESS CHILD」Michael Mantler/Edward Gorey 元カーラ・ブレイの夫で前衛ジャズ・トランペット奏者のマイケル・マントーラーです。テキスト主体のコンセプトなアルバムが多く英語の分からない私には内容よく解りませんが、音はジャズやロックの影響が大きく変拍子中心で、ここではワイアットの歌が全編にわたり堪能でき楽しめます。 |
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「EUROPEAN TOUR 1977」The Carla Bley Band そのカーラ・ブレイ・バンドによるヨーロッパ・ツアーのライヴでマントーラーはじめE・ディーン、H・ホッパー、G・ウインドなどカンタベリーな人が参加。哀愁漂うメロディやのりのいいジャズがちょっと変わったアレンジで楽しめます。 |
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「NICK MASON'S FICTITIOUS SPORTS」Nick Mason ピンク・フロイドのドラマーのソロ・アルバムで上記のカーラ・ブレイが全作曲と共同プロデュースをこなしたとってもカンタベリーな1枚! |
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「HIS MASTER'S BONES」Gary Windo ロンドンとN.Y.を拠点に幅広い精力的活動で知られるゲイリー・ウインドの92年に亡くなる直前に発見された未発表音源をメインに編集された作品集。ホッパー、ワイアット、カーラ・ブレイ、等々豪華な面子で盛り沢山な内容がうれしい。 |
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「BABBLE」Kevin Coyne & Dagmar Krause ケヴィン・コインについてはよく知らないのですが、ヴァージン・レーベルの最古参の一人でダミ声のソウルフルな歌唱でパブ・ロック的サウンドを聴かせる。艶やかなダグマー・クラウゼとのデュエットが絶妙。 |
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「Blast of Silence」THE GOLDEN PALOMINOS ペル・ウブ〜ラウンジ・リザーズに在籍しその後N.Yでビル・ラズウェル周辺などで活躍するドラマー、アントン・フィアーのバンド。アルバムごとにメンバーが代わるが、このアルバムにはピーター・ブレグヴァッドがメンバーとして参加し彼の曲と歌が聴けるパワフルなロック・アルバム。 |
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「DEA MAN IM FAHRSTUHL/THE MAN IN THE
ELEVATOR」 カシーバーのハイナー・ゲッベルズです。これまた内容解りませんが、F・フリス、C・ヘイワードにA・リンゼイやD・チェリーなどが参加し、アヴァンギャルドからアグレッシヴな演奏などとにかく凄いのでおすすめ。 |
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「NEIL'S HEAVY CONCEPT ALBUM」NEIL これまた全然知りませんがイギリスのコメディアンらしいです。70年前後のサイケな雰囲気をおちゃらけたジャケットが内容を暗示させるが、プロデュースがデイヴ・スチュワートでキャラヴァンの曲のカバーやスチュワートのオリジナルもあると聞いたらカンタベリー好きはほっとけないでしょ? |
機会があったらもっとコアなpart 2も作りたいと思います。