競馬狂想曲


重賞回顧:第122回天皇賞

Last Update:01.11.2000

トゥナンテが、、、

【天皇賞】
◎テイエムオペラオー     1着
○トゥナンテ         3着
▲メイショウドトウ      2着
△ステイゴールド       7着
△ナリタトップロード     5着
△ロサード          8着

テイエムオペラオー-トゥナンテが馬券の本線だったので、レースはトゥナンテしか観てませんでした。(^^;;)
惜しむらくは、直線坂下で追い出しにかかるところで、前を行くミヤギロドリゴが外にヨレて、その外を行くメイショウドトウとミヤギロドリゴの間を抜けてこれなかったこと。一度立て直す形になって最後でスムーズな競馬ができなかったことと、追い出しがワンテンポ遅れたのは痛い。ああいう勝負所でのワンテンポの差は大きいですから。
あそこで抜け出せてたら突き抜けていたかもと思わせるレースでした。次はマイルチャンピオンシップあたりを目指して欲しい。

いくらミヤギロドリゴがバテてたとはいえ、なんで直線審議にならないんだろうと思っていたら、2コーナーでもっと重大な事が起きてたんですね。
ゴチャついてたのは、レース映像でも判りましたが、後の報道を見てビックリ。当事者がオペラオーだったとは。今回はギリギリ、セーフというところなんでしょうけど、2コーナーでのことを不問にしたから、直線でのことも見過ごしたという感がなきにしもあらず。JRAは相変わらずという印象を受けました。

今回の被害者が武だったというのは、91年のこのレースで紙屑となったメジロマックーンの単勝馬券を握り締めていた私としては、因果を感じますね。
故大川慶次郎御大は、あの降着に関しては、「採決委員が真面目にやりすぎた」と見てらっしゃるようでした。丁度、降着制度が変更になった時期でしたから、それも一理あるとは思います。まぁでもプレジデントシチーの本田騎手が落ちそうな状況を映したパトロールフィルムが公開されると納得せざるをえませんでしたね。ちなみに今回は武だから落ちそうにならなかったということも言えるのかも。
91年のあのレースに関しては、武も悪いが引かなかった江田も強引過ぎた、というのが私の感想です。江田にしてみれば、あそこで引いたら勝負にならないんでしょうけど、先手はマックイーンに獲られていたわけで、あの状況では、強引過ぎた江田にも問題と思います。実際、江田は次走の有馬記念で、ダイタクヘリオスと強引にやりあって、未曾有のハイペースをつくってしまうわけですから。
その江田ですけど、スワンSのダイタクヤマトには脱帽でした。あそこまで人気が無いと、逃げ馬はレースがしやすいものですけど、それにしてもです。でも次も勝てるとは思えないんですよね。

で、オペラオーですが、やはり強い。
図ったように雨が降ったあたり、この馬の運の強さも感じさせられました。ツキまで引き込むほどの強さを備えたということなのでしょうか。何かアクシデントでもない限り、年内の2戦もこのまま勝ち切りが濃厚でしょう。

今週はG1は一週開いて、一休み。
アルゼンチン共和国杯の注目はやはりアドマイヤボス。
トライアルを快勝しながら、理由をつけて菊を回避して、JCを見据えてここを使うわけですが、こういう下手な人間の横槍というか目論見は脆く崩れやすいものですから、結果がどうでるか。もちろん血統・素質はここでも中心視できると思いますけど、すんなり行くかどうか。とりあえず静観。
来週のエリザベス女王杯は、登録が出たばかりでなんとも言えませんが、前走まともにレースをしていないシルクプリマドンナを中心視しようかと漠然とですが思ってます。


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