競馬狂想曲


2000年 下半期G1に向けて

Last Update:30.09.2000

私の競馬に関するうんちくを述べさせていただくこのコーナー。今年こそはという年頭の誓いはどこへやら、、、まぁ後半戦スタートということで、心機一転、週一ぐらいのペースで少しずつ書きためていこうと思います。

まず前半戦を振り返ると、グラスワンダーの惨めな終わり方が印象的でした。
調整の遅れは昨年同様でしたが、グランプリ4連覇なんていうさして意味のない記録を狙うと陣営が言い始めた時に嫌な予感はしました。今年に限って言えば、天皇賞が外国産馬に解放された事から、テイエムオペラオーと雌雄を決する場は、仁川の2200ではなく淀の3200だったと思ってます。もしくはあっさり海外遠征に向かうか、、、
天皇賞に使う使わないをはっきりさせないまま半信半疑で使った日経賞で惨敗し、宝塚一本に絞ったものの、なぜひと叩きが府中の1400でなければならなかったのか。宝塚に関しても的場を降ろす理由なんて何もなかった。レース中の骨折という不幸な事故は、人間の余計な思惑への懲罰、つまり人災だという気がしてなりません。名馬にはふさわしいステージがあってしかるべきだったと思います。
そのくせ引退式を、中山と福島で行うプラムもあるとか。所詮、馬は馬主のものといっても、なんかあんまりだという気がします。

さて、そのグラスワンダーに代わって古馬の頂点に君臨したのがテイエムオペラオー。
オペラハウス産駒はともするとスピード不足に陥りやすいのですが、この馬の場合、母の父Blushing Groomのパワーが能力の源泉という印象を受けます。この秋も王座は揺るがないような気がします。とりこぼすとしたら府中の2000、秋の天皇賞ではないかという気はしてますが。あとぶっつけで臨むというのも気になります。
短距離路線に関しては、今週からスプリンターズSがありますが、アグネスワールドはすぐ渡米してしまいますし、ブラックホークを中心に回っていくのではないでしょうか。大崩れしない馬ですから、連軸としての信頼性はどのレースでも高いと思います。

牡馬クラシックに関しては、有力馬はトライアルをそこそこには乗り切ってますが、アグネスフライト、エアシャカール、アドマイアボスのサンデー産駒ついては、菊花賞については距離的な問題として疑問が残ります。この3頭の中では母系が鈍臭く重いという意味でエアシャカールが有力とみてます。
アグネスフライトは切れすぎる脚が逆に長丁場でどうかという気がしますし、むしろ秋の天皇賞でテイエムオペラオーに挑む方が面白いと思うのですけど。アドマイアボスも昨年のベガのレース振りを観ると、決して万全という気はしません。前走は確かに強かったですけど。
個人的には、前走でそのアドマイアボスに破れたトーホウシデンに期待しています。父ブライアンズタイムに母の父BlushingGroomはマヤノトップガンと同じ配合。母の母の父がNijinskyで、さらに重くなっていて、トップガンに比べると素軽さで劣ると思いますが、3000mなら期待できると思ってます。

牝馬に関しては、トライアルで春の実績馬が総崩れで、秋の巻き返しを期待していたサイコーキララも故障休養とあって、狙いが絞りにくいです。要検討というところ。


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