競馬狂想曲


2000年 年頭の提言;1999年JRA賞について

Last Update:17.02.2000

私の競馬に関するうんちくを述べさせていただくこのコーナー。ほとんど、この2年間、開店休業中でしたが、今年こそは少しずつ思うことを書きためておきたいと思います。

2000年に当たって、最初に何か言うことというと、もう少し時間が経ってしまいましたが、やはり 1999年のJRA賞についてでしょう。私の意見は、エルコンドルパサーの年度代表馬はないと思います。他に活躍馬がおらず、G1を1つ勝っただけの馬が年度代表馬になりそうな年ならいざしらず、れっきとした国内G1を3勝した馬がいるんですから、エルコンドルパサーこそ特別賞で十分だと思います。

1997年の年度代表馬にエアグルーヴが選ばれた時、秋天→JC→有馬という秋のG1の3連戦のきついローテーションを一流馬が嫌うようになったいた中で、果敢に皆勤して1着→2着→3着という結果を残した馬を表彰していかないと、ますます一流馬はこのローテーションをとらなくなるからなんだろうと思いました。それでいうとスペシャルウィークは春シーズンも皆勤していた訳ですから、この馬以外にいないと思ってます。今年からこの秋のG1の3連戦を3連勝した馬にはボーナスを出すらしいですけど、2勝2着1回なんて十年に一度でしょう。

グラスワンダーは宝塚と有馬でスペシャルウィークに勝ちましたけど、仮に有馬があんな接戦ではなく、グラスの圧勝だったとしても、アクシデントとはいえジャパンカップに出走できなかったことはマイナスです。宝塚も有馬もグラスの得意な小回りの右回りで、府中で勝負していない訳ですから、勝負付けが済んだとも思いませんし、G1の3連戦して、最後の有馬で体調がベストの馬なんていないんでしょう。仮にスペシャルウイークがJCをパスしていたら、有馬の結果も判らなかったのではないでしょうか。

エルコンドルパサーは凱旋門賞といっても所詮は2着。この健闘が日本中を感動させたなんて、島国根性向き出しという感じです。エルコンドルを選んだ有識者の見識なんてそんなもんなんでしょうね。あとJCと有馬を出走しようと思えばできたかもしれないのに、関係者の意向にしろパスした時点で、JRA賞の資格はないと思いました。そんなに表彰が欲しいならG1を勝ったフランスから表彰を受けて欲しいですね。
同じ島国根性を向き出しにするなら、他国のG1の2着馬よりも、自国の最高峰のG1の勝ち馬を評価して欲しかった気がします。JRAはそれで良いのでしょうかね。面目丸潰れでしょう。


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