第66回 東京優駿


東京2400m

Last Update:05.06.1999
確定予想

Derby Dandies

予想枠番馬番馬名性齢重量騎手調教師所属戦績
 11ブラックタキシード牡457的場 均尾形充弘美浦北3-1-2-3
12アドマイヤベガ牡457武  豊橋田 満栗 東2-1-0-2
 23ニシノセイリュウ牡457河内 洋松田正弘栗 東2-0-0-1
 24マイネルタンゴ牡457岡部幸雄大江原哲美浦南3-1-1-5
 35ヤマニンアクロ牡457勝浦正樹萩原辰雄美浦南2-1-0-3
 36ブルーコマンダー牡457吉田 豊伊藤修司栗 東3-3-2-2
47ペインテドブラック牡457加藤和宏鈴木康弘美浦北3-1-1-0
 48ワンダーファング牡457幸 英明領家政蔵栗 東3-1-0-3
59オースミブライト牡457蛯名正義中尾 正栗 東3-1-2-2
 510ロサード牡457高橋 亮橋口弘次郎栗 東2-1-0-5
611ナリタトップロード牡457渡辺薫彦沖 芳夫栗 東3-1-2-0
612チョウカイリョウガ牡457柴田善臣中野隆良美浦北1-2-0-1
 713タイクラッシャー牡457松永幹夫五十嵐忠男栗 東2-3-2-3
714テイエムオペラオー牡457和田竜二岩元市三栗 東4-1-0-1
 715マイネルシアター牡457横山典弘柴崎 勇美浦北2-2-1-2
 816ノーザンカピタン牡457後藤浩輝中村 均栗 東1-1-1-3
 817マルブツオペラ牡457武幸四郎瀬戸口勉栗 東2-3-2-6
 818マルシゲファイター牡457菅谷正巳武田 博栗 東2-3-0-9


◎アドマイヤベガ
○チョウカイリョウガ
▲オースミブライト
△テイエムオペラオー
△ナリタトップロード
△ペインテドブラック

皐月賞を制したテイエムオペラオーだが、父オペラハウスはSadler's Wellsに母の父High Topと欧州のスタミナ血脈主体のステイヤーで、産駒には母系からのスピードのアシストが必要となる。この馬の場合、母の父がNasrullah系ながら底力にも富むBlushing Groomで母系からの強力なアシストが豪脚の源となっている。
毎日杯は4馬身差の圧勝で、皐月賞も大外を強引に差し切る豪快な競馬で、能力の高さは言うまでもない。しかし穿った見方をすれば、毎日杯は内々を回りながら直線でスッポリ前が空く展開だったし、皐月賞は大外をぶん回して、馬場の悪い内で先に抜け出した馬がもがいているところを馬場の良いところで伸び切れたという印象を受ける。皐月賞がフロックだとは思わないが、中山の2000mは最後に追い込むよりも先に抜け出して前で粘った馬のほうが競馬の内容としては評価できる。
あとは大舞台での鞍上の問題。ダービーは人気を背負った若手が勝てるレースではないように思う。若手騎手がダービーを勝つ展開というのは気楽に乗れるフサイチコンコルドの時のように人気の盲点での一発でしかありえないのではないだろうか。

ということで、皐月賞は馬体減で惨敗したが、本命はアドマイヤベガ。
サンデーサイレンスに93年の2冠牝馬ベガの配合。米国血脈のサンデーに欧州血脈のトニービン牝馬の配合だが、ベガの場合、母系がNorthern Dancer、Tom Fool、Bold Ruler、Bull Leaと米国血脈中心で占められていて、母系で父サンデーの米国血脈を生かしている。母の父トニービンが欧州血脈主体で底力のHyperionを供給源となっていて、なかなかツボを心得た配合のような気がする。
皐月賞の負け方は確かに問題だが、府中向きであるし、現4歳ではこの馬が強いと思う。

相手筆頭は、チョウカイリョウガ。こちらもサンデー産駒だが、母系がHyperion血脈主体で底力に富む配合。前走は休み明けの急仕上げで仕上がり途上ながらの好走で、期待できる。
あとは皐月賞で最も強い競馬をしたオースミブライト。


●今週のメニューへ  ●HOME PAGEへ
感想はこちらまで