第59回 皐月賞


中山2000m

Last Update:18.04.1999
確定予想

予想枠番馬番馬名性齢重量騎手調教師所属戦績
11ワンダーファング牡457幸 英明領家政蔵栗 東3-1-0-3
12アドマイヤベガ牡457武  豊橋田 満栗 東2-1-0-1
 23アドマイヤラック牡457岡部幸雄作田誠二栗 東2-0-2-3
 24タイキヘラクレス牡457田中勝春蛯名信広美浦北3-0-0-2
 35マイネルシアター牡457江田照男柴崎 勇美浦北2-1-1-1
 36トウカイダンディー牡457後藤浩輝後藤由之美浦北2-0-0-2
 47ヤマニンアクロ牡457勝浦正樹萩原辰雄美浦南2-1-0-2
48ナリタトップロード牡457渡辺薫彦沖 芳夫栗 東3-1-1-0
59タガノブライアン牡457藤田伸二松田博資栗 東1-2-1-1
 510ニシノセイリュウ牡457河内 洋松田正弘栗 東2-0-0-0
  611オースミブライト牡457蛯名正義中尾 正栗 東3-0-2-2
 612テイエムオペラオー牡457和田竜二岩元市三栗 東3-1-0-1
713ドラゴンブライアン牡457菊沢隆徳中尾謙太郎栗 東1-1-0-2
 714カシマアルデル牡457的場 均飯塚好次美浦南2-3-0-4
715シルクガーディアン牡457横山典弘矢野 進美浦北2-3-1-2
 816マイネルタンゴ牡457柴田善臣大江原哲美浦南3-1-1-3
 817タイクラッシャー牡457松永幹夫五十嵐忠男栗 東2-3-1-2
 818マイネルプラチナム牡457木幡初広矢野 進美浦北3-2-0-2


◎アドマイヤベガ
○ワンダーファング
△ドラゴンブライアン
△タガノブライアン
△シルクガーディアン
△ナリタトップロード

今年はBコース使用で仮柵開放によるグリーンベルト云々という話はなくなり、その分、まぎれはなくなったと見てよいだろう。これからは皐月賞はダービー前哨戦という意味合いが強くなってくるだろうし、2冠馬も多くなるのではないだろうか。

ということで、本命はダービーでも人気を集めそうなアドマイヤベガ。
サンデーサイレンスに93年の2冠牝馬ベガの配合。米国血脈のサンデーに欧州血脈のトニービン牝馬というのは、一見、ピンとこない配合だが、ベガの場合、母系が米国血脈中心で占められていて、トニービンを 主にHyperionの供給源として使い、母系で父サンデーの米国血脈を生かしていて、なかなかツボを心得た配合のような気がする。
トニービン産駒は底力のHyperionを生かす配合が多く、やや器用さに欠け、中山に良績がないが、これが母の父となってどう出るか。この馬も府中向きなのはまちがいないが、ダービーでも主役を張れる馬。ここは能力上位で本命。

相手にはスプリングSを逃げ切ったワンダーファング。
95年桜花賞馬ワンダーパフュームの全弟。母の父トウショウボーイ内のNasrullahとHyperionを生かした配合。スピード能力の高さは折り紙つきだが、姉がオークスで3着に粘っているように、単なるマイラーではない。スピード・スタミナのバランスのとれた配合といえる。
懸案は揉まれない外枠でしか良績がないという点だが、1枠1番なら鞍上も思いきって行くしかないだろうし、独り旅なら波乱もありうる。前走は馬場への巧拙の差もあっただろうが、スタートしてすぐとゴール前とで、直線の坂を2度越えることになる中山の1800〜2000を逃げ切った馬の力は評価して良い。それが大外から強引に先手を奪う競馬ならなおのこと。

2番人気のナリタトップロードは、父サッカーボーイの父内国産馬。父はMahmoud主導のスピード馬だったが、この馬の場合、母系のNever Bend内Nasrullahが入ることでNasrullahに主導が変わり、やや淡泊なスピード馬という印象を受ける。現在重賞2連勝中だが、過信は禁物。
それよりは叩き良化型のブライアンズタイム産駒らしく、叩いての上昇度を見せているドラゴンブライアンとタガノブライアンが面白い存在。
あとはスプリングSで大きな不利にあったシルクガーディアン。父はヘクタープロスペクターで母が短距離に良績のあったカチタガールだが、距離は持つはず、ここでもやれる。


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