予想 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 重量 | 騎手 | 調教師 | 所属 | 戦績 |
△ |
1 | 1 | (父) タスカータソルテ | 牡 3 | 57.0kg | 武豊 | 藤原英昭 | 栗 東 | 3-0-0-3 |
1 | 2 | (父) ゴールドアグリ | 牡 3 | 57.0kg | 勝浦正樹 | 戸田博文 | 美浦南 | 2-0-0-3 | |
△ |
2 | 3 | (父) ウオッカ | 牝 3 | 55.0kg | 四位洋文 | 角居勝彦 | 栗 東 | 4-2-0-0 |
2 | 4 | (父) ゴールデンダリア | 牡 3 | 57.0kg | 柴田善臣 | 二ノ宮敬宇 | 美浦北 | 3-1-1-0 | |
3 | 5 | トーセンマーチ | 牡 3 | 57.0kg | 内田博幸 | 萩原清 | 美浦南 | 1-3-0-0 | |
3 | 6 | (市) マイネルフォーグ | 牡 3 | 57.0kg | 川田将雅 | 宮徹 | 栗 東 | 1-2-0-5 | |
4 | 7 | (父) フィニステール | 牡 3 | 57.0kg | 藤田伸二 | 藤原英昭 | 栗 東 | 1-2-1-1 | |
4 | 8 | (父) ドリームジャーニー | 牡 3 | 57.0kg | 蛯名正義 | 池江泰寿 | 栗 東 | 3-0-2-1 | |
▲ |
5 | 9 | (父) ヒラボクロイヤル | 牡 3 | 57.0kg | 武幸四郎 | 大久保龍志 | 栗 東 | 3-5-1-1 |
5 | 10 | プラテアード | 牡 3 | 57.0kg | 北村宏司 | 藤沢和雄 | 美浦北 | 2-2-3-4 | |
6 | 11 | ナムラマース | 牡 3 | 57.0kg | 藤岡佑介 | 福島信晴 | 栗 東 | 4-4-1-2 | |
6 | 12 | サンツェッペリン | 牡 3 | 57.0kg | 松岡正海 | 斎藤誠 | 美浦南 | 2-3-0-4 | |
7 | 13 | (父) ローレルゲレイロ | 牡 3 | 57.0kg | 池添謙一 | 昆貢 | 栗 東 | 1-5-2-1 | |
△ |
7 | 14 | (父) アドマイヤオーラ | 牡 3 | 57.0kg | 岩田康誠 | 松田博資 | 栗 東 | 3-1-0-1 |
◎ |
7 | 15 | (父)(市) フサイチホウオー | 牡 3 | 57.0kg | 安藤勝己 | 松田国英 | 栗 東 | 4-0-1-0 |
8 | 16 | アサクサキングス | 牡 3 | 57.0kg | 福永祐一 | 大久保龍志 | 栗 東 | 3-0-0-3 | |
○ |
8 | 17 | ヴィクトリー | 牡 3 | 57.0kg | 田中勝春 | 音無秀孝 | 栗 東 | 3-1-0-0 |
8 | 18 | (外) フライングアップル | 牡 3 | 57.0kg | 横山典弘 | 藤沢和雄 | 美浦北 | 3-2-1-2 |
◎フサイチホウオー
○ヴィクトリー
▲ヒラボクロイヤル
△タスカーテソルテ
△ウオッカ
△アドマイヤオーラ
出走18頭中、父内国産馬が10頭と数年前とは隔世の感がある。バブル期の象徴だった輸入種牡馬のスーパーサイヤーのサンデーサイレンス産駒がいなくなってから初めてのダービー。これも時代の転換点か。
今年で74回を迎える日本ダービーだが、過去4回しか親子制覇はない。最近でも1991年のトウカイテイオー(父シンボリルドルフ)まで遡らなければならない。しかし転換点となる今年は原点回帰、英国の格言“ダービー馬はダービー馬から”ということで、ダービー馬産駒から入る。
本命ははダービー馬ジャングルポケット産駒のフサイチホウオー。
父ジャングルポケットは父トニービンに母の父NureyevでHyperionの良さを生かした配合。母アドマイヤサンデーはサンデーサイレンス×El Gran Senor×Caro。フサイチホウオーはNorthern Dancer 4×4のクロスがあるが、Hyperion 5*7*7*7*7*8*8*8×6*7*7*8*8と、12本のHyperionを持ち、父の良さをさらに生かしたことが長所の配合。AlmahmoudやGrey Soveregin、Menowのスピード、Bois Rousselのスタミナが生きておりバランスも良い。
いかにも府中向きの配合で、今回は絶好の舞台。
相手には皐月賞馬ヴィクトリー。
父ブライアンズタイム、母の父トニービン、祖母の父Sadler's Wellsの配合。兄にリンカーン、祖母の産駒に1996年の勝ち馬フサイチコンコルドがいる。 父方と母の父内のNasrullahのスピードを生かした配合で、母系の欧州血脈のスタミナがサポートに良さがある。ボーンキングなど近親にはズブい馬が多いが、馬力型の父との配合で、ズブさがしぶとさになっている印象。
皐月賞は着差以上に強い競馬。先行して押し切った内容は評価できる。今回も同じ外枠で侮れない。
青葉賞を快勝したヒラボクロイヤルは父が2002年の勝ち馬タニノギムレットに母の父Mr.Prospector、祖母の父Northern Dancer、3代母の父Sir Gaylordの配合。父の父ブライアンズタイムと母の父Mr.Prospectorの相性は良く、Nashua〜Nasrullahの流れに良さがある。同馬はTurn-to 5×5、Native Dancer 6×4*5も加わり、力馬タイプにでいるが、MahmouhdやAlibhai〜Hyperionの生かし方も良い。
京都新聞杯を制したタスカータソルテは父ジャングルポケットに母の父ノーザンテースト、祖母の父Irish Rulerの配合。Northern Dancer 4×3を有する。母の父がHyperionを強調するため、フサイチホウオーと同様に12本のHyperion血脈を持つ。Nasrullahのスピードがある一方でOlmpiaなど地味ながら欧州系のスタミナ勢力の生かし方が良い。
紅一点のウオッカは父がタニノギムレット、母の父がルション、祖母は1991年の桜花賞馬シスタートウショウの全姉で、シラオキの牝系からは1998年の勝ち馬スペシャルウィークが出ている。Nashua 5×6をはじめ、Nasrullahを祖父、父の母、母の父、祖母にそれぞれ持ち、Mumtaz BugumやBlenheimを含めたNasrullahの生かし方が秀逸。また、Alibhai 6*7×7など、母方を中心としたHyperionのサポートも良い。
アドマイヤオーラは父がアグネスタキオン。母はビワハイジで、母の父Caerleonに祖母の父がSir Gaylord産駒のLord Gayle。兄が皐月賞3着、菊花賞2着のアドマイヤジャパン。サンデー系とNorthen Dancer系の配合だが、同馬は、Hail to Reason 4×5、Turn-to 5×6*7のスピード・爆発力を強調した配合。