第74回 東京優駿


東京2400m

Last Update:26.05.2007
確定予想

Derby Dandies

予想 枠番 馬番 馬名 性齢 重量 騎手 調教師 所属 戦績
1 1 (父) タスカータソルテ 牡 3 57.0kg 武豊 藤原英昭 栗 東 3-0-0-3
 
1 2 (父) ゴールドアグリ 牡 3 57.0kg 勝浦正樹 戸田博文 美浦南 2-0-0-3
2 3 (父) ウオッカ 牝 3 55.0kg 四位洋文 角居勝彦 栗 東 4-2-0-0
 
2 4 (父) ゴールデンダリア 牡 3 57.0kg 柴田善臣 二ノ宮敬宇 美浦北 3-1-1-0
 
3 5 トーセンマーチ 牡 3 57.0kg 内田博幸 萩原清 美浦南 1-3-0-0
 
3 6 (市) マイネルフォーグ 牡 3 57.0kg 川田将雅 宮徹 栗 東 1-2-0-5
 
4 7 (父) フィニステール 牡 3 57.0kg 藤田伸二 藤原英昭 栗 東 1-2-1-1
 
4 8 (父) ドリームジャーニー 牡 3 57.0kg 蛯名正義 池江泰寿 栗 東 3-0-2-1
5 9 (父) ヒラボクロイヤル 牡 3 57.0kg 武幸四郎 大久保龍志 栗 東 3-5-1-1
 
5 10 プラテアード 牡 3 57.0kg 北村宏司 藤沢和雄 美浦北 2-2-3-4
 
6 11 ナムラマース 牡 3 57.0kg 藤岡佑介 福島信晴 栗 東 4-4-1-2
 
6 12 サンツェッペリン 牡 3 57.0kg 松岡正海 斎藤誠 美浦南 2-3-0-4
 
7 13 (父) ローレルゲレイロ 牡 3 57.0kg 池添謙一 昆貢 栗 東 1-5-2-1
7 14 (父) アドマイヤオーラ 牡 3 57.0kg 岩田康誠 松田博資 栗 東 3-1-0-1
7 15 (父)(市) フサイチホウオー 牡 3 57.0kg 安藤勝己 松田国英 栗 東 4-0-1-0
 
8 16 アサクサキングス 牡 3 57.0kg 福永祐一 大久保龍志 栗 東 3-0-0-3
8 17 ヴィクトリー 牡 3 57.0kg 田中勝春 音無秀孝 栗 東 3-1-0-0
 
8 18 (外) フライングアップル 牡 3 57.0kg 横山典弘 藤沢和雄 美浦北 3-2-1-2


◎フサイチホウオー
○ヴィクトリー
▲ヒラボクロイヤル
△タスカーテソルテ
△ウオッカ
△アドマイヤオーラ

出走18頭中、父内国産馬が10頭と数年前とは隔世の感がある。バブル期の象徴だった輸入種牡馬のスーパーサイヤーのサンデーサイレンス産駒がいなくなってから初めてのダービー。これも時代の転換点か。
今年で74回を迎える日本ダービーだが、過去4回しか親子制覇はない。最近でも1991年のトウカイテイオー(父シンボリルドルフ)まで遡らなければならない。しかし転換点となる今年は原点回帰、英国の格言“ダービー馬はダービー馬から”ということで、ダービー馬産駒から入る。

本命ははダービー馬ジャングルポケット産駒のフサイチホウオー。
父ジャングルポケットは父トニービンに母の父NureyevでHyperionの良さを生かした配合。母アドマイヤサンデーはサンデーサイレンス×El Gran Senor×Caro。フサイチホウオーはNorthern Dancer 4×4のクロスがあるが、Hyperion 5*7*7*7*7*8*8*8×6*7*7*8*8と、12本のHyperionを持ち、父の良さをさらに生かしたことが長所の配合。AlmahmoudやGrey Soveregin、Menowのスピード、Bois Rousselのスタミナが生きておりバランスも良い。
いかにも府中向きの配合で、今回は絶好の舞台。

相手には皐月賞馬ヴィクトリー。
父ブライアンズタイム、母の父トニービン、祖母の父Sadler's Wellsの配合。兄にリンカーン、祖母の産駒に1996年の勝ち馬フサイチコンコルドがいる。 父方と母の父内のNasrullahのスピードを生かした配合で、母系の欧州血脈のスタミナがサポートに良さがある。ボーンキングなど近親にはズブい馬が多いが、馬力型の父との配合で、ズブさがしぶとさになっている印象。
皐月賞は着差以上に強い競馬。先行して押し切った内容は評価できる。今回も同じ外枠で侮れない。

青葉賞を快勝したヒラボクロイヤルは父が2002年の勝ち馬タニノギムレットに母の父Mr.Prospector、祖母の父Northern Dancer、3代母の父Sir Gaylordの配合。父の父ブライアンズタイムと母の父Mr.Prospectorの相性は良く、Nashua〜Nasrullahの流れに良さがある。同馬はTurn-to 5×5、Native Dancer 6×4*5も加わり、力馬タイプにでいるが、MahmouhdやAlibhai〜Hyperionの生かし方も良い。

京都新聞杯を制したタスカータソルテは父ジャングルポケットに母の父ノーザンテースト、祖母の父Irish Rulerの配合。Northern Dancer 4×3を有する。母の父がHyperionを強調するため、フサイチホウオーと同様に12本のHyperion血脈を持つ。Nasrullahのスピードがある一方でOlmpiaなど地味ながら欧州系のスタミナ勢力の生かし方が良い。
紅一点のウオッカは父がタニノギムレット、母の父がルション、祖母は1991年の桜花賞馬シスタートウショウの全姉で、シラオキの牝系からは1998年の勝ち馬スペシャルウィークが出ている。Nashua 5×6をはじめ、Nasrullahを祖父、父の母、母の父、祖母にそれぞれ持ち、Mumtaz BugumやBlenheimを含めたNasrullahの生かし方が秀逸。また、Alibhai 6*7×7など、母方を中心としたHyperionのサポートも良い。
アドマイヤオーラは父がアグネスタキオン。母はビワハイジで、母の父Caerleonに祖母の父がSir Gaylord産駒のLord Gayle。兄が皐月賞3着、菊花賞2着のアドマイヤジャパン。サンデー系とNorthen Dancer系の配合だが、同馬は、Hail to Reason 4×5、Turn-to 5×6*7のスピード・爆発力を強調した配合。


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