第36回 スプリンターズステークス

新潟 内1200m

Last Update:28.9.2002
確定予想

予想 枠番 馬番 馬名 性齢 重量 騎手 調教師 所属 戦績
1 サニングデール 牡3 55 福永祐一 瀬戸口勉 栗 東 4-1-0-1
2 ディヴァインライト 牡7 57 田中勝春 伊藤正徳 美浦北 4-6-2-12
3 ゴールデンロドリゴ 牡5 57 岡部幸雄 飯田雄三 栗 東 6-6-1-20
4 ビリーヴ 牝4 55 武 豊 松元茂樹 栗 東 7-1-5-6
5 サイキョウサンデー 牡6 57 四位洋文 坂口正大 栗 東 5-3-3-14
6 トロットスター 牡6 57 蛯名正義 中野栄治 美浦北 8-7-0-15
7 サーガノヴェル 牝3 53 吉田 豊 古賀史生 美浦南 3-1-0-1
8 リキアイタイカン 牡4 57 武幸四郎 松田正弘 栗 東 5-0-1-9
9 アドマイヤコジーン 牡6 57 後藤浩輝 橋田 満 栗 東 6-2-2-10
10 シベリアンメドウ 牡3 55 柴田善臣 堀井雅広 美浦南 3-0-2-6
11 ショウナンカンプ 牡4 57 藤田伸二 大久保洋吉 美浦北 6-1-2-5


◎ビリーヴ
○アドマイヤコジーン
▲ショウナンカンプ
△サニングデール
△リキアイタイカン
△サーガノヴェル

今年は新潟での開催となったスプリンターズS。3開催連続開催の最終日に加え、天候から馬場の荒れ具合は気になるところだが、もともとが高速馬場の新潟。確かに内は荒れているものの、この頭数ではバラける展開となるだろうし、さほど深刻に受け止めなくても良いだろう。

本命は今夏3連勝を飾ったビリーヴ。父サンデーサイレンスに母の父Danzigの配合。DanzigはNorthern Dancer系種牡馬でも短距離型で、サンデーに母の父Danzigの配合は、ノースサンデーのようにスピードに秀でた馬が多い。
ビリーヴの場合、母系がDanzigのスピードをさらに強調する父母相似配合となっている。母Great ChristineはNearctic 3×3、Native Dancer 4×4、Petition 4×5、Olympia 4×5、Fighting Fox 5×5のインブリードを持っており、母の父Danzigと祖母Great Lady M.はほぼ同じ主要血脈を持つ構成となっている。そのため、サンデーサイレンス産駒の中でもスプリンター適性は非常に高い配合となっている。

相手はアドマイヤコジーン。父Cozzeneに母の父ノーザンテーストの配合。父CozzeneはBCマイルの勝ち馬で平坦向きのスピードに秀でた種牡馬、祖母Mr.McArdyは英2000ギニー馬で、Nasrullah 5×5のスピードが能力の源泉。
父内にNasrullahと相性の良いPrincequilloやSolarioなどの底力に富む血脈を持ち、それを母の父ノーザンテースト内のGainsboroughが強調する形で、スピード血脈のサポートは確保されており、馬力型に出ている。2歳チャンピオンの6歳になっての安定感はこれらのサポート血脈によるものと言えるだろう。

春のスプリント王ショウナンカンプは、父サクラバクシンオーに母の父ラッキーソブリン、祖母の父タケシバオーの配合。Norhern Dancer 4×4はあるが、ネヴァービート4×5に、その祖父であるNasrullah 5*6×5*7が能力の源泉。
祖父ユタカオー、父バクシンオーに加え、3代GI制覇を成し遂げただけあって、父系には現在ではクラシカルな日本向きの血脈が並ぶ。母系はメジロの牝系に加えタキシバオーが入ることで、父系の日本血脈を活かしていおり、クラシカル血脈の強調がこの配合の長所。
スピードに優ったタイプで、底力には疑問が残るが、平坦の新潟ならば、再び勝機はある。

重賞2連勝中の3歳馬サニングデールは、父がKnown Fact×Robertoのウオーニングに母の父がMill Reef系Darshaanに祖母の父Blushing Groomの配合。
父系のRoberto内のNasrullhが母系のMill Reef、Blushing Groomと二つのNasrullah血脈とのクロスがあるが、とりわけBlushing Groomをほぼ全開にまで強調させた配合で、ここが能力の源泉。欧州型の粘り強いスピードが身上。平坦の新潟なら切れが生きるだろう。


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