第63回 菊花賞


京都3000m

Last Update:19.10.2002
確定予想

予想枠番馬番馬名性齢重量騎手調教師所属戦績
 1ナムラサンクス牡357橋本美純松本善晴栗 東3-1-3-12
 2ヒシミラクル牡357角田晃一佐山 優栗 東3-2-3-8
3アドマイヤドン牡357藤田伸二松田博資栗 東3-0-1-3
 4ダイタクフラッグ牡357太宰啓介鹿戸 明栗 東2-1-1-6
 5キーボランチ牡357内田浩一宮 徹栗 東2-1-0-3
6ノーリーズン牡357武 豊池江泰郎栗 東3-1-0-2
 7ファストタテヤマ牡357安田康彦安田伊佐夫栗 東3-2-1-5
8ダンツシェイク牡357河内 洋山内研二栗 東3-3-1-2
 9レニングラード牡357池添謙一音無秀孝栗 東2-1-1-1
 10ヤマノブリザード牡357柴田善臣藤沢和雄美浦北0-1-1-4
 11タイガーカフェ牡357蛯名正義小島 太美浦北2-1-2-4
12ローエングリン牡357岡部幸雄伊藤正徳美浦北4-1-1-3
 13バンブーユベントス牡357幸 英明田島良保栗 東2-1-0-3
 14メガスターダム牡357松永幹夫山本正司栗 東3-3-0-8
 15シンデレラボーイ牡357福永祐一中竹和也栗 東3-0-1-3
16バランスオブゲーム牡357田中勝春宗像義忠栗 東4-0-0-3
 17マイネルアムンゼン牡357嘉藤貴行田中清隆美浦北3-2-1-1
 18アドマイヤマックス牡357後藤浩輝橋田 満栗 東2-1-1-0


◎ノーリーズン
○ローエングリン
▲ダンツシェイク
△アドマイヤドン
△バランスオブゲーム

ダービー馬タニノギムレットのリタイヤ、トライアル圧勝のダービー2着馬シンボリクリスエスの盾参戦で、混戦ムードとなっている今年の菊花賞。押し出された形で一番人気となったは武豊騎乗の皐月賞馬ノーリーズンだが、同馬に対する武豊の「2000mがベスト、3000mはこの馬には長い」との発言が混戦に拍車をかけている感もある。

それでも本命は皐月賞馬ノーリーズン。
父ブライアンズタイムに母の父Mr.Prospectorは、94年オークス馬チョウカイキャロルと同じで、Nashua 4×4が生じることで、ある意味、当たりの配合。ノーリーズンは母系にNever Bendが入ることで、Nashua〜Nasrullahの馬力型のスピ−ドが長所の配合。
今回の混戦に拍車をステイヤーの血統構成ではないが、このメンバーなら3000mの距離もこなせる。最後はNashuaの粘りが決め手となるだろう。

相手には宝塚記念3着のローエングリン。
父がJCを勝ったSingspielに母が仏オークス馬のカーリングの持込馬。Mill Reefの5×3をはじめ欧州系のスタミナ血脈を豊富に持つ重厚な配合。逃げた時の粘り強さはこのスタミナの裏付けによるもの。
前走の大敗が気になるところで、過去に前走2秒以上の大敗を喫して巻き返した例はないだけに、鞍上・岡部の手腕次第。

注目は同じくSingspiel産駒のダンツシェイク。
こちらは外国産馬で、母がRed God系バイアモン×Bold Ruler系Foolish Pleasureの配合。Mill Reef、Red God、Bold Rulerと種類の異なるNasrullah血脈を持ち、そのNasrullahの母Mumtaz Begumと3/4同血のMahmoud(6*6*7×6*6)を豊富に持ち、結合力の高さが長所の配合。
長距離向きの粘り強いスピードが身上で、一発があるならこの馬。

あとは実績馬2頭。
2歳王者アドマイヤドンは、父ティンバーカントリーに母ベガの配合。
Tom Fool 5×4、Native Dancer 5×5で、基本的には父と祖母の米国血脈が生きた配合。父はMr.Prostector系でWoodman産駒で、Swapsの4×3を持つ。Swapsクロスを持つ馬は詰めが甘さが目立つが、同馬は母の父のトニービンが1/4異系として作用し、Hyperionの供給源となることで、底力を補強している。
馬力型で芝ではズブさを感じるだけに距離も何とかこなせるだろう。

バランスオブゲームは、父フサイチコンコルドに母ホールオブゲーム、母の父アレミロードの配合。
父フサイチコンコルドはNorthern Dancer 3×3、Hail to Reason 4×5の近親交配馬。祖母がサッカーボーイの全妹。Northern Dancer 4*4×5で、Northern Dancerがさらに強調されたことが長所の配合で、爆発力を秘める。


●今週のメニューへ  ●HOME PAGEへ
感想はこちらまで