第27回 エリザベス女王杯


京都2200m

確定予想

Last Update:09.11.2002

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予想枠番馬番馬名性齢重量騎手調教師所属戦績
1レディパステル牝456蛯名正義田中清隆美浦北4-4-4-3
 2ビルアンドクー牝456武 英智武 宏平栗 東3-4-2-4
3スマイルトゥモロー牝354吉田 豊勢司和浩美浦北4-0-0-3
 4ブルーエンプレス牝656武幸四郎武 宏平栗 東3-5-0-11
5ダイヤモンドビコー牝456O.ペリエ藤沢和雄美浦北6-4-0-6
6ローズバド牝456後藤浩輝橋口弘次郎栗 東2-5-2-6
 7ジェミードレス牝556菊沢隆徳坂本勝美美浦南6-4-3-9
 8シルクプリマドンナ牝556藤田伸二山内研二栗 東3-1-1-9
 9ユウキャラット牝354池添謙一鮫島一歩栗 東3-1-1-8
 10タムロチェリー牝354和田竜二西園正都栗 東3-0-1-7
11チャペルコンサート牝354熊沢重文池江泰郎栗 東2-3-1-3
12ファインモーション牝354武 豊伊藤雄二栗 東5-0-0-0
 13トーワトレジャー牝556田中勝春橋田 満栗 東5-0-4-9

◎ファインモーション
○ローズバド
▲ダイヤモンドビコー
△レディパステル
△スマイルトゥモロー
△チャペルコンサート

前走の秋華賞で無傷の5連勝でGI初勝利を飾ったファインモーションがここでも中心。頭数がフルゲートに満たないのも、この馬の強さの証か。もっとも顔ぶれを見ると、もっと少頭数になってもおかしくない気すらする。
父がDanzigの直仔デインヒルに母の父Troy、祖母の父Mill Reef、3代母の父Sir Gaylordと超一流のワールドクラスの血統構成。Petition 5×4内のGainsboroughを介してキーホースであるHyperion血脈とMahmoud血脈を融合させており、かつBay Ronald血脈の結合も強固になっていることが、この配合の最大の長所。欧州型のパワー・底力に優れる。今は「ピルサドスキーの妹」と呼ばれるが、ピルサドスキーが「ファインモーションの兄」と呼ばれる日も近いのではないだろうか。
唯一の死角は、揉まれる競馬と超スローの上がりだけの競馬を経験していに事だが、京都の外回りで外枠なら揉まれることもなく、この頭数でこの鞍上なら展開も関係ないだろう。
ここは素直に相手探し。

相手筆頭は昨年2着のローズバド。
父サンデーサイレンスに母ロゼカラーの配合。母ロゼカラーはNever Bend系Shirley Heightsに母の父Lyphardの配合。
自身も2着5回、母の弟ロサードのように、勝ち切れない詰めの甘さが目立つ一族だが、平坦向きの切れる脚が身上で、確実に差して来る差し脚は信頼度は高く、直線の長い京都の外回りコースへの適性は高い。

ダイヤモンドビコーは父サンデーサイレンスに母の父Alydarの配合で、父とBMSの組み合わせはブライトサンディーやイシノサンデーと同じで共通項が多い。どちらかと言うと馬力型で京都よりは阪神や中山に向いている。年明けの京都牝馬でビハインドザマスクの斬れに後塵を廃したように、京都だと末が甘くなる不安はある。

昨年のオークス馬レディパステルは 母の父Blushing Groomが能力の源泉で、トニービン産駒の中では京都外回りコースへの適性は高いだろう。同じく母の父Blushing Groomのマヤノトップガンやテイエムオペラオーのように3〜4コーナーの坂で一気に加速するマクリが決まれば、見せ場はある。

あとは無敵のファインモーションに同世代で唯一勝負付けの済んでいないオークス馬スマイルトゥモローと前走がぶっつけだったチャペルコンサートまで。


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