第62回 皐月賞


中山2000m

確定予想

Last Update:13.04.2002

予想枠番馬番馬名性齢重量騎手調教師所属戦績
1バランスオブゲーム牡357田中勝春宗像義忠栗 東3-0-0-1
2ノーリーズン牡357B.ドイル池江泰郎栗 東2-0-0-1
 3サスガ牡357安藤勝己藤沢和雄美浦北3-1-0-4
 4メガスターダム牡357松永幹夫山本正司栗 東2-3-0-5
 5メジロマイヤー牡357中舘英二田島良保栗 東3-3-0-0
 6シゲルゴッドハンド牡357柴田善臣坪 憲章栗 東2-0-0-1
 7ダイタクフラッグ牡357江田照男鹿戸 明栗 東2-1-1-2
8アドマイヤドン牡357藤田伸二松田博資栗 東3-0-1-0
 9タイガーカフェ牡357M.デムーロ小島 太美浦北2-0-2-2
10ローマンエンパイヤ牡357武幸四郎古川 平栗 東3-1-0-0
11タニノギムレット牡357四位洋文松田国英栗 東4-1-0-0
12モノポライザー牡357後藤浩輝橋口弘次郎栗 東3-0-0-0
 13ゼンノカルナック牡357福永祐一北橋修二栗 東2-2-3-1
 14ホーマンウイナー牡357幸 英明安田隆行栗 東1-3-1-3
 15ヤマノブリザード牡357岡部幸雄藤沢和雄美浦北0-1-0-1
 16ファストタテヤマ牡357安田康彦安田伊佐夫栗 東2-2-1-2
 17マイネルリバティー牡357梶 晃啓稲葉隆一美浦南2-0-0-5
 18チアズシュタルク牡357蛯名正義山内研二栗 東3-2-0-0


◎タニノギムレット
○アドマイヤドン
▲ローマンエンパイア
△バランスオブゲーム
△モノポライザー
△ノーリーズン

本命はタニノギムレット。
父ブライアンズタイム、母の父クリスタルパレス、祖母の父Sea Bird、3代母の父Graustarkで、Graustark 3×4のクロスを持つ。牝系はMumtaz Mahalに遡る。Roman、Nasrullahのスピードを母系の欧州血脈がサポートしており、スピード・スタミナ・底力のバランスのとれた好配合馬。
前走は後手に回り大外を回る完全な負けパターンで最悪のレース展開も、力でねじ伏せたレースは圧巻。Roberto系の庭とも言える中山なら中心視できる。

相手には2歳王者アドマイヤドン。
父ティンバーカントリーに母ベガの配合。Tom Fool 5×4、Native Dancer 5×5で、基本的には父と祖母の米国血脈が生きた配合。父はMr.Prostector系でWoodman産駒で、Swapsの4×3を持つ。Swapsクロスを持つ馬は詰めが甘さが目立つが、同馬は母の父のトニービンが1/4異系として作用し、Hyperionの供給源となることで、底力を補強している。
前走はモタついて伸び切れないお粗末なレ−ス振りで、中間の他馬に首を蹴られるアクシデントの影響がどの程度かは判断しづらい。その後も熱発で直前の調教も万全の状態とは思えない状況。順調なら中心的存在も今回は評価を下げる。

ローマンエンパイアは、父サクラローレルに母の父Law Society、祖母の父Storm Birdの配合で、牝系はAlmahmoudに遡る。Bold Ruler 5×5を始めNasrullah血脈を豊富に持ち、加えて、母系のAlleged、Round TableからNasrullahと相性の良いPrincequilloからスタミナ・底力を補強している。Narullah-Princequilloニックスのバランスの良さが長所の好配合馬。
前走、不向きな流れも2着まで持ってきた力は本物で、安定感はある。ここでも勝ち切る力はあるが、有力馬の中で最も後ろから仕掛けるのがこの馬になることを考えると自在性に劣る分、今回は評価を下げる。

バランスオブゲームは、父フサイチコンコルドに母ホールオブゲーム、母の父アレミロードの配合。
父フサイチコンコルドはNorthern Dancer 3×3、Hail to Reason 4×5の近親交配馬。祖母がサッカーボーイの全妹で、Northern Dancer 4*4×5で、Northern Dancerがさらに強調されたことが長所の配合。
前走はうまくスローに持ち込んだ絶妙の逃げだったが、いくら展開が向いたとは言え、スタート直後と最後に二度の直線坂越えする中山2000を逃げて押し切った馬は強い。97年サニーブライアンの例もあり、決して侮れない。

モノポライザーは、エアグルーヴの半弟。父サンデーサイレンスに母の父ノーザンテースト、祖母の父ガーサントの配合。
父サンデーに母の父ノーザンテーストで基本的にはAlmahmoud主導のスピードタイプで、この配合馬は数多くの配合馬がいるが、未だG1馬はいない。それだけに母系がポイントとなるが、父と相性の良い母系のキーホースとしては、Blandford、Tetratama、Nasrullah、そしてHyperionがあり、イメージとしてはバブルガムフェローが近い。
父とBMSでは初のG1馬となる潜在能力は秘めているが、熱発によって休養明けとなってしまったハンデは大きい。初の輸送、初コース、初の多頭数と他にも克服すべき課題は多いだけに、いきなりのG1は厳しい。


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