第51回 安田記念


東京1600m

Last Update:02.06.2001
確定予想

予想枠番馬番馬名性齢重量騎手調教師所属戦績
 1トロットスター牡558蛯名正義中野栄治美浦北7-7-0-9
 2ヤマカツスズラン牝456池添謙一池添兼雄栗 東3-1-1-6
3スティンガー牝556岡部幸雄藤沢和雄美浦北7-0-1-7
 4ギャラクシーウイン牡458中館英二佐藤全弘美浦北4-0-0-13
 5マチカネキンノホシ牡558K.デザーモ藤沢和雄美浦北4-3-0-11
6フェアリーキングプローン騙658W.マーヴィングI.アラン香 港11-10-0-3
7エイシンプレストン牡458福永祐一北橋修二栗 東4-2-0-7
8ジョウテンブレーヴ牡458安藤勝己相沢 郁美浦南4-2-1-5
 9タイキブライドル牡658郷原洋司伊藤正徳美浦北5-4-3-8
 10ブレイクタイム牡458吉田 豊山本正司栗 東4-3-1-3
 11ビハインドザマスク牝556松永幹夫北橋修二栗 東8-2-2-4
 12アグネスデジタル牡458四位洋文白井寿昭栗 東6-3-4-4
 13アメリカンボス牡658江田照男田子冬樹美浦北8-3-4-12
 14シンコウエドワード牡658柴田善臣河野通文美浦北3-4-2-9
15テスタロッサ 牡558D.オリヴァーD.ローソン豪 州13-3-0-11
 16ダイワカーリアン牡858北村宏司二ノ宮敬宇美浦北10-7-2-18
 17ブラックホーク牡758横山典弘国枝 栄美浦北8-8-6-5
 18メイショウオウドウ牡658飯田祐史飯田明弘栗 東5-5-3-8


◎テスタロッサ
○ジョウテンブレーヴ
▲フェアリーキングプローン
△エイシンプレストン
△スティンガー
△アグネスデジタル

昨年はフェアリーキングプローンとディクタットの外国招待馬のワンツーで決まったが、振り返って見ると、例年に比べると日本馬のレベルは決して高くはなかった。勝ったフェアリーキングプローンはその後の活躍が示すように確かに強い馬だったが、走破タイムは過去10年の良馬場では最も遅く、レースのレベル自体も高いものではなかった。
今年はG1ホース8頭が揃い、一見豪華に見えるが、昨年出走のトロットスター、スティンガーあたりが人気の一角を占める状況を考えると、それほどレベルは高くない印象を受ける。馬券は新興勢力から入る。

本命はテスタロッサ。
父がSadler's Wells、Fairy Kingの半弟でDanzig産駒のペルジノで、母Bo Dapper、母の父がFair Trial系Sir Dapperという配合。6代目に並ぶNasrullah(6×6*6*6)を中心にFair Trial、Gold Bridgeのスピードが能力の源泉で、The Tetrarch、Lady Jurorといったキーホースが生きている点は、90年の勝ち馬オグリキャップと共通項が多く、なかなかの木目細かさを感じさせる。
シーズンの異なる豪州の馬で引退レースとなるが、前走を叩き台に最後の大勝負に挑む。妙味はある。

相手にはマイラーズCを勝ったジョウテンブレーヴ。
父ダンシングブレーヴは母系の良さを引き出す種牡馬で、ジョウテンブレーヴの母系がロイヤルスキー×トウショウボーイ。Menow、Mahmoudといった良質のスピードに恵まれた中距離馬という印象を受ける。マイル戦の実績は前走のみだが、中距離適性も問われる府中のマイル戦だけに、侮れない。

昨年の覇者フェアリーキングプローンは、父デインヒルがDanzig×His Majesty×Buckpasserでどちらかと言うと米国血脈の強い配合であるのに対し、母TwigletがLuthier、Alycidon、ソロナウェーと欧州血脈主体で底力に優れている。フェアリーキングプローンは父系のスピードと母系の底力とが全体としてうまくまとまっている好配合馬。
底力に溢れる欧州型マイラーで競り合いに強い分、時計勝負には向かない印象を受ける。

エイシンプレストンは、父がNijinsky系Green Dancer、母の父がLyphard系Monteverdiという配合で、Northern Dancer 3×4のクロスを持つ。父方、母方とも欧州血脈と米国血脈が入り交じっているが、Northern Dancer内のNearco、Hyperionの血脈が、米国血脈のスピードと欧州血脈のスタミナとの微妙なバランスを保っている好配合馬。
戦績は安定せずムラっけがあるが、一発はある。


●今週のメニューへ  ●HOME PAGEへ
感想はこちらまで