第62回 菊花賞


京都3000m

Last Update:20.10.2001
確定予想

予想枠番馬番馬名性齢重量騎手調教師所属戦績
1ビッグゴールド牡357村本善之中尾 正栗 東1-5-1-6
 2マンハッタンカフェ牡357蛯名正義小島 太美浦北3-0-1-3
3チアズブライトリー牡357藤田伸二山内研二栗 東3-0-1-3
 4ワンモアバンクオン牡357渡辺薫彦渡辺 栄栗 東3-2-0-10
 5アドマイヤロード牡357福永祐一橋田 満栗 東2-1-1-2
 6メイクマイデイ牡357小牧 太勢司和浩栗 東2-1-0-1
7サンライズペガサス牡357池添謙一石坂 正栗 東2-3-0-2
8エアエミネム牡357松永幹夫伊藤雄二栗 東6-0-0-2
 9タニノトリビュート牡357武幸四郎松田国英栗 東2-2-6-9
 10マイネルデスポット牡357太宰啓介柴田光陽美浦南2-1-3-3
11ダンツフレーム牡357武 豊山内研二栗 東4-4-0-1
 12テンザンセイザ牡357四位洋文藤原英昭栗 東2-1-1-5
13ジャングルポケット牡357角田晃一渡辺 栄栗 東4-1-2-0
 14アグネスゴールド牡357河内 洋長浜博之栗 東4-0-0-1
 15ダービーレグノ牡357幸 英明高橋成忠栗 東2-0-1-8


◎エアエミネム
○ダンツフレーム
▲ジャングルポケット
△ビッグゴールド
△チアズブライトリー
△サンライズペガサス

フルゲートに満たず、ステイヤータイプと思しき馬の参戦がないという意味では、寂しい菊花賞となった。

本命はG2連勝中のエアエミネム。
父デインヒルに母の父Alyshebaの配合。父デインヒルはスプリンターだが、Northern Dancer 3×4のインブリードに加え、母の父がAlydar系の馬力に優るAlyshebaで、本質はパワータイプの中距離馬だろう。 ただ父の母方のHis MajestyやBuckpasserが、母方のNijinsky、Nashuaに呼応することで、距離融通性を備え、京都の3000mの問題ないだろう。

相手には、皐月賞、ダービー2着のダンツフレーム。
父ブライアンズタイムに母インターピレネー、母の父サンキリコの配合。Nasrullh 5×5*5で母の父がマイラーのサンキリコで、一見するとマイル〜中距離馬という印象を受ける。ただRibot 4×5を持ち、祖母がBig Gameの3×3の近親配合馬で底力とスタミナに優れる。
これまでの戦績を見る限りは、牝系のスタミナ・底力が強く生きたと考える。京都の3000mもこなせるだろう。

ダービー馬ジャングルポケットは、父トニービンに母の父Nureyevという配合。
NureyevはNorthern Dancer系でも母系のHyperionの影響が強く、Hyperion 4*6*6×6*6*7*7*7*8とHyperionの塊で、2000m前後で斬れる馬という印象を受ける。
Hyperionにしても祖母からのアシストが7*7*7*8と影響力が弱い印象を受け、あっさり勝ち切る能力はあるが、脆さも同居している。前走3着は、休養明けを加味して、勝ち馬との差は仕方ないとしても、2着の馬を交わせなかったのは、ダービー馬の秋初戦としては及第点ではない。

伏兵としてはビッグゴールドとチアズブライトリー。
ビッグゴールドは、父ブライアンズタイムに母の父Mr.Prospectorで、Nashua 4×4*5を持ち、Nashuaの影響が強いのもオークス馬チョウカイキャロルと同じ。チョウカイキャロルの母系がVaguely Noble、Northern Dancerであったのに対し、ビッグゴールドは母系がRaise a Native×Nashua、Tom Fool×Blenheimで、Raise a Nativeのクロスを持つため、馬力型に出ている。
チアズブライトリーは、父サンデーサイレンスに母の父アンバーシャダイの配合。祖母の父シャトーゲイ、3代母の父Dan Cupidで大物感が漂い、スピード・スタミナのバランスのに優れた好配合馬。


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