第53回 阪神ジュベナイルフィリーズ


阪神1600m

Last Update:01.12.2001
確定予想

予想枠番馬番馬名性齢重量騎手調教師所属戦績
1シーバスビコー牝254V.エスピノーザ藤原英昭栗 東1-1-0-1
 2アローキャリー牝254K.ファロン山内研二栗 東0-0-0-0
3オースミコスモ牝254常石勝義中尾 正栗 東2-0-0-0
 4チャペルコンサート牝254熊沢重文池江泰郎栗 東1-2-0-0
 5ミニーチャン牝254松永幹夫五十嵐忠男栗 東1-1-0-4
 6ワイドパッション牝254渡辺薫彦池添兼雄栗 東1-0-0-1
 7ヘルスウォール牝254M.デムーロ森 秀行栗 東2-0-1-2
 8タムロチェリー牝254O.ペリエ西園正都栗 東2-0-1-2
 9ブライアンズイブ牝254幸 英明大久保正陽栗 東2-0-2-1
 10シェーンクライト牝254福永祐一角居勝彦栗 東2-0-1-0
11キタサンヒボタン牝254須貝尚介須貝彦三栗 東4-0-0-0
 12カネトシディザイア牝254池添謙一田中章博栗 東1-1-0-4
13オメガグレイス牝254蛯名正義森 秀行栗 東1-0-0-1
 14マイネヴィータ牝254中舘英二田村康仁美浦南1-1-0-0
 15テイエムハーバー牝254宝来城多郎福島 勝栗 東1-0-0-3
 16フォルクローレ牝254柴田善臣佐々木晶三栗 東1-0-0-0
 17マイネノエル牝254小野次郎柴崎 勇美浦北1-0-0-0
18ツルマルグラマー牝254武 豊 橋口弘次郎栗 東1-1-0-0


◎オースミコスモ
○キタサンヒボタン
▲ツルマルグラマー
△シーバスビコー
△オメガグレイス

フジキセキ産駒が4頭出走し、人気なっているが、今回は人気を額面通り受け取って良いだろう。
父フジキセキはサンデーサイレンスの初年度産駒で、94年の朝日杯3歳Sを勝ち、明け4歳の弥生賞まで無傷の4連勝を飾ったが、屈健炎で引退。幻の三冠馬と評された。
種牡馬フジキセキは、父方がコテコテの米国血脈サンデーサイレンスで、母系がMill Reefに繋がる欧州の名牝系で、欧州血脈と米国血脈の折衷によるアウトブリードで完成度の高い配合であったため、種牡馬として生かしどころが非常に難しい。
今回の上位人気の3頭に関しては、微妙なバランスを保った好配合馬と言える。

本命はオースミコスモ。
父フジキセキに母タイセイカグラ、母の父モーニングフローリックで、半兄にオースミブライト、叔母に桜花賞シャダイカグラがいる。母の父モーニングフローリックがHerbager×MahmoudにBold Ruler×Nearcticの配合で、父の父サンデーサイレンスがMahmoud主導の米国血脈主体の配合であり、また母タイセイカグラがNasrullahのインブリードを持つことから、基本的にはMahmoudとBold Rulerを生かした配合。
祖母ミリーバードがPrincely Gift系ファバージにLe Haarで欧州血脈主体であり、父の母方の欧州血脈との相性が良く、底力が補強されている。

キタサンヒボタンは、キタサンチャンネルの半妹。
母キタサンクインは父ロジンスキーがNijinskyにBold Ruler系、母パーセントがPrincely Gift系にパーソロンの配合。母方にNasrullahのクロスを持ち、Bold Rulerが生かされている点はオースミコスモと同じで、またNijinskyは米国血脈のサンデーサイレンスとの相性は良い。祖母が欧州血脈主体という点もオースミコスモと同じだが、父の母方の底力を生かし切れていない点では、オースミコスモに劣ると見る。
現時点での完成度という点では中心視できるし、侮れない。

ツルマルグラマーは、母の父がNorthern Dancer×BuckpasserのEl Gran Senorに祖母がGraustark×Raise a Nativeの配合。
母の父がNorthern Dancer系で基本的にはAlmahmoud主導で、母系にBuckpasser、Raise a Nativeが並び、米国血脈主体の配合。祖母の父Graustarkが底力を補強しており、スピード・スタミナのバランスもとれている。
ややズブい印象を受けるが、底力はある。距離が伸びることは歓迎材料。


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