第46回 有馬記念


中山2500m

Last Update:22.12.2001
確定予想

予想枠番馬番馬名性齢重量騎手調教師所属戦績
 1アメリカンボス牡657江田照男田子冬樹美浦北8-3-4-17
2トゥザヴィクトリー牝555武 豊 池江泰郎栗 東6-4-3-5
 3ホットシークレット騙557横山典弘後藤由之美浦北6-0-5-14
4マンハッタンカフェ牡355蛯名正義小島 太美浦北4-0-1-3
5ナリタトップロード牡557渡辺薫彦沖 芳夫栗 東5-5-7-5
 6ダイワテキサス牡857柴田善臣増沢末夫美浦南11-9-5-27
 7メイショウオウドウ牡657飯田祐史飯田明弘栗 東6-5-4-11
 8テイエムオーシャン牝353本田 優西浦勝一栗 東6-0-2-1
9シンコウカリド牡355田中勝春宗像義忠美浦北3-1-1-3
 10トウカイオーザ牡457M.デムーロ松元省一栗 東6-2-0-5
 11イブキガバメント牡557河内 洋橋口弘次郎栗 東7-4-3-16
12テイエムオペラオー牡557和田竜二岩元市三栗 東14-6-3-2
13メイショウドトウ牡557安田康彦安田伊佐夫栗 東10-8-2-6


◎テイエムオペラオー
△マンハッタンカフェ
△メイショウドトウ
△シンコウカリド
△ナリタトップロード
△トゥザヴィクトリー

世紀末覇王のファイナルラン。
父オペラハウスはSadler's WellsにHigh Topと欧州のスタミナ血脈主体のステイヤーで、母の父がNasrullah系ながら底力にも富むBlushing Groom。Wild Risk、Owen TudorといったBlushing Groomのキーホースとなる血脈が生き、母系からの強力なアシストが豪脚の源となっている。父オペラハウスの母の父High Top内にはBlushing Groomのキーホースがあり、父オペラハウスのSadler's Wells×High Topの配合を継続した形態をとっているなかなか奥のある配合。
秋2戦は2着続きだが、むしろ昨年が順調過ぎたほど。もともと晩成タイプだけに、力の衰えはない。昨年は馬群を割る厳しいレースだったが、頭数も少ない今年はもっと楽なレースができるだろう。中心は不動。2着探しに専念する。

順当に行けば、最後もメイショウドトウだろうが、まず3歳馬について。
有馬記念で3歳時に連対できない世代は弱いというのが、ある意味定説になっており、たとえクラシックホースが出走せず、二線級の出走しかない時でも、過去に強いと言われた世代は必ず連対を果たしてきた。これだけ3歳が強いと言われるのならば、無視はできないだろう。

菊花賞マンハッタンカフェは、父サンデーサイレンスに母の父Law Societyの配合で、エアスマップの半弟。
母の父Law Societyはアイルランドダービー馬で、祖母の父Lucianoはドイツダービー、ドイツセントレジャーを勝っており、母系は欧州のスタミナ血脈を豊富に持っている。菊花賞を勝つ血統的裏付けはあったが、逆にズブ過ぎるのも確か。中山の2500mは申し分ないが、小回りコースでコーナーを6回もレースでうまく立ち回れるかは疑問が残る。

そのマンハッタンカフェをセントライト記念で破っているシンコウカリドは、父Silver Hawkに母の父Nureyevの配合で、祖母にRibot血脈が入る点までは、同レース2連覇のグラスワンダーと同じ。小回りコースに強いRobert系らしく、中山コース1-1-0-1と適性は高いと言える。
グラスワンダーとの比較では祖母の父がHaloで、Hail to Reasonクロスが生じている他、4代母がNative Dancer×AlmahmoudのNatalmaで、よりスピード色が強い配合となっている。それだけにグラスワンダーほどの迫力は感じられず、2500mの距離へも疑問が残る。

上記の3歳馬2頭に関しては、どちらも鞍上の乗り方次第だろう。


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