第18回 フェブラリーS


東京D1600m

Last Update:18.02.2001

予想枠番馬番馬名性齢重量騎手調教師所属戦績
 1ファストフレンド牝755蛯名正義高市圭二美浦北15-4-6-8
 2レイスズラン牡757北村宏司増沢末夫美浦南8-4-1-23
3マンボツイスト牡657四位洋文古川 平栗 東7-1-3-5
 4ビーマイナカヤマ牡757鹿戸雄一高市圭二美浦北12-4-5-18
 5イーグルカフェ牡457田中勝春小島 太美浦北3-2-1-6
6ウイングアロー牡657岡部幸雄南井克巳栗 東10-5-5-4
 7アローセプテンバー牡657張田 京岡林光浩船 橋12-6-4-6
 8サンフォードシチー牡657村山 明大沢 真栗 東8-8-4-5
9ゴールドティアラ牝555後藤浩輝松田国英栗 東9-2-2-9
 10タマモストロング牡657横山典弘佐藤正雄栗 東10-2-1-9
 11ナショナルスパイ牡757佐々木竹見高橋三郎大 井6-6-5-21
 12ワールドクリーク牡657的場 均新井 仁栗 東8-2-3-16
 13ノボジャック牡457江田照男森 秀行栗 東3-3-1-5
14プリエミネンス牝455柴田善臣伊藤圭三美浦北4-3-3-9
 15ノボトゥル−牡557O.ペリエ森 秀行栗 東6-3-2-15
16トゥザヴィクトリー牝555武 豊 池江泰郎栗 東5-3-2-4


◎ウィングアロー
○ゴールドティアラ
▲トゥザヴィクトリー
△マンボツイスト
△イーグルカフェ
△プリエミネンス

鉄砲の実績はないが、昨年の最優秀ダート馬ウイングアローが本命。
昨年の同レースでは、1000m通過が57.7の超ハイペースを大外からまとめて差し切った。圧巻は前走のジャパンカップダートで、1000m通過は58.1、1800m通過1.48.1(日本レコードプレミアムサンダー1.48.4)のハイペースを4角3番手から見事に押し切った。ちなみにジャパンカップダートの1600m通過は推定で1.35.2で、レギュラーメンバー、ロードスターリング、ウイングアローの順で通過していった。今回出走するサンフォードシチー、ファストフレンドといった有力どころに、1600m通過の時点で影も踏ませず、そのまま押し切ったレースは、1頭だけ次元の違うところにいる印象を受けた。
父アサティスはTopsider×Graustark×Buckpasser×Swapsと本格派の血脈を代々重ねられてきた。母サンヨウアローは、ミスターシービーにネヴァービート×ヒンドスタンと底力とスピードを強調した配合。 Nasrullahが父系に2本、母系に3本と豊富なスピードを持ち、加えてHyperionを父系に3本、母系に5本持つ。なかでも、Alibhaiの5×6のクロスを持つが、姪と叔父の関係にあるFlower BowlとYour Hostのクロスで、Hyperion〜Gainsboroughと底力に富む血脈をまとめているのが最大の長所。
久々は確かに不利だが、中間もしっかり追い切りを消化しており、不様なレースにはならないだろう。

相手には昨年の2着馬ゴールドティアラ。
父Seeking the Goldで、母系にBold Rulerの血脈が入り、シーキングザパールやマイネルラヴなど活躍馬の多い配合。Native Dancerの4×4*6のクロスができたことで、スピードが強調され過ぎ、脆さも同居している点は否めない。圧勝した南部杯以降、順調さを欠いているのは、その当たりに原因があるのかもしれない。
ここ数戦は斤量を背負わされてきたこともある。サンフォードシチーとの比較で言えば、武蔵野Sではティアラ57kgに対し、サンフォードシチー57kg。前走では同斤量で、牡牝の斤量差を加味すると、3kg増しと2kg増しで走っていたことになる。前走では落鉄していたことも考えると、まだまだ見限れない。
あとは武豊との兼ね合いもあったとは思うが、ジャパンカップダートで放馬除外という失態を起こした後藤を鞍上にあえて起用したことに、陣営の意地を感じる。

注目は初ダートとなるトゥザヴィクトリー。
父サンデーサイレンス、母の父がNorthern Dancer系のNureyevでスピードに富むAlmahmoud主導の配合となっている。父サンデーが米国血脈中心なのに対し、母系は欧州血脈が中心だが、底力のHyperion血脈を豊富に持っているため、サンデーに欧州血脈を配す場合のツボを抑えた配合といえる。
ダートに関しては、調教横綱の名にかけても心配はないだろう。しかも揉まれずにスムーズな競馬ができる大外枠におさまったのは、初ダートにこの馬にとっては有利な材料。

人気になっているサンフォードシチー、ファストフレンドに関しては、◎-○2頭との力関係からそれほど上がり目は見込めないと考え、思いきって消し。それよりは、上がり馬的な存在として、同レースで良績を残している平安Snの勝ち馬マンボツイストを抑えたい。
あとはイーグルカフェとプリエミネンス。基本的にダート配合と思っているので、人気を大きく落としているここは狙って面白い存在。


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