第123回 天皇賞


京都3200m

Last Update:27.04.2001
確定予想

予想 枠番馬番 馬名 性齢 重量 騎手 調教師 所属 戦績
1 テイエムオペラオー 牡5 58 和田竜二 岩元市三 栗 東 12-3-3-2
 2 サンエムエックス 牡5 58 松永幹夫  松田正弘 栗 東 5-2-1-19
 3 マックロウ 牡4 58 安藤勝己 松田博資 栗 東 3-4-2-2
4 エリモブライアン 牡4 58 藤田伸二 清水出美 栗 東 2-3-1-9
 5 メイショウドトウ 牡5 58 安田康彦 安田伊佐夫 栗 東 9-7-1-5
6 セイウンスカイ 牡6 58 横山典弘 保田一隆 美浦北 7-1-1-3
7 メジロランバート 牡6 58 柴田善臣 谷原義明 美浦北 2-3-1-5
 8 イブキガバメント 牡5 58 小牧 太 橋口弘次郎 栗 東 5-3-2-13
  9 タガジョーノーブル 牡7 58 福永祐一 松元省一 栗 東 6-3-1-14
10 エアシャカール 牡4 58 蛯名正義 森 秀行 栗 東 4-4-1-3
 11 アドマイヤボス 牡4 58 後藤浩輝  橋田 満 栗 東 2-1-1-2
12 ナリタトップロード 牡5 58 渡辺薫彦 沖 芳夫 栗 東 5-5-5-4


◎テイエムオペラオー
○エアシャカール
▲ナリタトップロード
△エリモブライアン
△セイウンスカイ
△メジロランバート

昨年の勝ち馬と、3世代の菊花賞馬が揃った今年の天皇賞だが 、中心はやはり世紀末覇者テイエムオペラオー。
父オペラハウスはSadler's WellsにHigh Topと欧州のスタミナ血脈主体のステイヤーで、母の父がNasrullah系ながら底力にも富むBlushing Groom。Wild Risk、Owen TudorといったBlushing Groomのキーホースとなる血脈が生きていて、母系からの強力なアシストが豪脚の源となっている。父オペラハウスの母の父High Top内にはBlushing Groomのキーホースがあり、父オペラハウスのSadler's Wells×High Topの配合を継続した形態をとっているなかなか奥のある配合。
前走は、並んでの渋とさが見られなかったが、もともと鉄砲駆けするタイプではなく、中距離のレコード決着では辛い。叩き2戦目のここは、やはり中心。

相手には、2冠馬エアシャカール。
父はサンデーサイレンスで、母アイドリームドアドリームはブライアンズタイムと同じ牝系。母の父Well DecoratedはRaja Baba×Majestic Prince×Tuder Mistrelでスピード優位の配合だが、母の母Hidden TrailがHerbager系Gleaming×Ribotと連なりスタミナ・底力が補強されている。母の母方にHerbager×Ribotが入る上に血統表中の8代から9代にかけてのクロスのかかり方が強烈なことから、重厚で鈍臭い印象を受けるだけに距離は長めのほうが良さが生きると思う。

注目は、前走、レコードで復活のナリタトップロード。
父サッカーボーイのFine Top系は欧州のスタミナ血脈。母フローラルマジックはAffirmed×Never Bendで、スピードとパワーを伝える。この馬の場合はスタミナに優るズブい中距離馬という印象を受ける。
状況としては、97年のマヤノトップガンに似ている。オペラオーなど相手云々ではなく、展開を無視して自分の競馬に徹したレースができれば、勝機はあると思う。

エリモブライアンは、父ブライアンズタイムに母の父マルゼンスキーで、ある意味、当たりの配合に加え、母がオークス馬エリモエクセルの半姉にあたり、母系がRiverman×Exclusive Native×Northern Dancer×ヒッテイングアウェーとなかなか奥行きがある。距離が伸びて良いだけに、ここは期待できる。
セイウンスカイは、父シェリフズスターがHyperion系のステイヤーで、母の父は長距離で実績のあるミルジョージ。セイウンスカイはGrey Sovereignクロスの影響力が強く、Grey SovereignのスピードをHyperionでサポートしている形態の配合。決してステイヤーではないが、高速京都なら距離はこなせる。今回はブランクがどうか。
メジロランバートは、 父メジロライアン、母の父ミスターシービーともにHyperion血脈主導の配合馬で、当馬の場合3代母アマゾンウォリアーの父 もHyperion系のKhaledで、Hyperion主導の血の流れに良さがある。スタミナに勝ったタイプのHyperion 血脈主導馬は距離が伸びてなお良い。


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