第68回 東京優駿


東京2400m

Last Update:26.05.2001
確定予想

Derby Dandies

予想枠番馬番馬名性齢重量騎手調教師所属戦績
 1カチドキリュウ牡357太宰啓介柴田光陽栗 東3-0-2-6
2ルゼル牡357後藤浩輝田村康仁美浦南3-1-0-1
 3キタサンチャンネル牡357高橋 亮橋口弘次郎栗 東3-1-1-1
 4ダービーレグノ 牡357幸 英明高橋成忠栗 東2-0-1-5
5トラストファイヤー牡357蛯名正義河野通文美浦南3-0-1-1
 6ダンシングカラー牡357江田照男領屋政蔵栗 東3-1-2-2
 7テンザンセイザ牡357四位洋文藤原英昭栗 東2-1-1-3
 8ダイイチダンヒル牡357蛯名正義伊藤雄二栗 東3-4-1-2
 9ダンツフレーム牡357河内 洋山内研二栗 東4-3-0-0
 10プレシャスソング牡357福永祐一白井寿昭栗 東1-2-0-1
 11シンコウカリド牡357田中勝春宗像義忠美浦北2-1-1-2
12ボーンキング牡357K.デザーモ松田国英栗 東2-1-0-3
13ビッグゴールド牡357村本善之中尾 正栗 東1-4-1-4
 14テイエムサウスポー牡357和田竜二柴田光陽栗 東2-2-0-3
 15マイネルライツ牡357石崎隆之相沢 郁美浦南2-0-1-2
 16スキャンボーイ牡357池添謙一池添兼雄栗 東2-3-0-7
17クロフネ牡357武 豊松田国英栗 東4-1-1-0
18ジャングルポケット牡357角田晃一渡辺 栄栗 東3-1-1-0


◎クロフネ
○ビッグゴールド
▲ジャングルポケット
△トラストファイヤー
△ボーンキング
△ルゼル

皐月賞馬のリタイヤで、一転混線模様となった今年のダービーだが、高素材が揃っており、好レースが期待できる。
まずはNHKマイルカップを勝った外国産馬クロフネ。
父フレンチデピュティに母の父Classic Go Goという配合。父がNorthern Dancer系に祖母がIcecapade×Robertoであり、父の母方にBold Rulerが入ることから、Nearctic、Nasrullahのスピードが能力の源泉。母系にRobertoが入ることから馬力型で、本質はマイラーながら中距離適性は高く、2400mもギリギリこなせると見る。

相手にはプリンシパルS2着のビッグゴールド。
父ブライアンズタイムに母の父Mr.Prospectorで、Nashua 4×4*5を持ち、Nashuaの影響が強いのもオークス馬チョウカイキャロルと共通する。母方にRaise a Nativeのクロスを持つ。チョウカイキャロルの母系がVaguely Noble、Northern Dancerであったのに対し、ビッグゴールドは母系がRaise a Native×Nashua、Tom Fool×Blenheim。そのため中距離での粘り強いスピードが身上となっている。
前走は鞍上が脚を測ったトライアルの乗り方で、見事の権利を獲得し、次に繋がる走りだった。混線で台頭してくる一頭。

人気のジャングルポケットは、父トニービンに母の父Nureyevという配合。 NureyevはNorthern Dancer系でも母系のHyperionの影響が強く、Hyperion 4*6*6×6*6*7*7*7*8とHyperionの塊のような配合になっている。Hornbeam内のHyperionが能力の源泉となるトニービン産駒で、Hyperionの塊の配合の同馬はまさに府中向き。
ただ、そのHyperionにしても祖母からのアシストが7*7*7*8と影響力が弱い印象を受けるのが、気になるところ。G1となると一抹の不安が残る。あっさり勝ち切る能力は秘めても脆さも同居している。

あと注目はトラストファイヤー
父サンデーサイレンスに母の父Caerleonに祖母の父Buckpasserという配合。母系にはNijinsky、Buckpasserと父サンデーと相性の良い血脈が揃っており、またCaerleon内のPrincequillo、3代母の父ハイハットからHyperionがあり、スタミナ、底力も申し分ない。
2歳時の3連勝から能力の片鱗は窺えたし、休養明けのスプリングS後、皐月賞を自重してここ一本に目標を絞ったのも好感が持てる。一発の魅力はある。


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