第50回 安田記念


東京1600m

Last Update:03.06.2000
確定予想

予想枠番馬番馬名性齢重量騎手調教師所属戦績
 11ダイワカーリアン牡858北村宏司二ノ宮敬宇美浦北7-1-2-10
 12アドマイヤカイザー牡558武 豊 橋田 満栗 東3-4-0-4
23フサイチエアデール牝556和田竜二松田国英栗 東4-6-0-6
 24エイシンルーデンス牝556野元昭嘉野元 昭栗 東4-3-0-11
35シンボリインディ牡558蛯名正義藤沢和雄美浦北4-1-0-2
36スティンガー牝556田中勝春藤沢和雄美浦北6-0-0-5
 47ロサード牡558高橋 亮橋口弘次郎栗 東3-1-0-11
48ブラックホーク牡758横山典弘国枝 栄美浦北8-4-4-3
59キングヘイロー牡658福永祐一坂口正大栗 東6-4-3-9
510ディクタット牡658オドノフュースルールドバイ7-1-0-3
 611オースミジェット牡757四位洋文白井寿昭栗 東12-13-6-16
 612フェアリーキングプローン騙658フラッドアラン香 港6-7-0-2
 713ウメノファイバー牝556後藤浩輝相沢 郁美浦北4-0-0-8
 714レッドチリペッパー牝556藤田伸二松田博資栗 東5-3-3-4
 715トロットスター牡558横山賀一中野栄治美浦北3-5-0-7
 816イーグルカフェ牡454岡部幸雄小島 太美浦北3-2-1-1
 817エイシンルバーン牡558秋山真一郎坂口正則栗 東5-0-1-11
 818マイネルマックス牡758勝浦正樹中村 均栗 東6-2-2-20


◎ブラックホーク
○スティンガー
▲キングヘイロー
△ディクタット
△シンボリインディ
△フサイチエアデール

ブラックホークは、父がNureyevで、母の父がグラスワンダーの父でもあるSilverHawk。母系には米国血脈を豊富に含んでいるが、Nureyev自身が米国産ながら欧州血脈を強調しているように、この馬自身もMahmoud、Nasrullah、Hyperionといった比較的相性の良い欧州血脈が能力の源泉となっている。
母の父Silver Hawkの影響でどちらかというと馬力型で、府中よりは中山や阪神のようなタフなコースの方が適性が高く、良積も残している。ただ近年の安田記念は開催終盤の馬場のため、タイキブリザード、タイキシャトル、グラスワンダー(昨年2着)といった馬力型の馬が勝ち負けになることが多く、この馬を中心に考える。決して大崩れしないのがこの馬の強み。マイル戦に関しては、京都のマイルCSで3着になったように決して長いということはないと思う。

相手にはスティンガー。距離不足とみていた前走の快勝はこの馬の能力を改めて見せつけられた。
母系にTeddy, Man o'War, Blue Larkspurといった父サンデーサイレンス内の米国血脈のキーホースが抑えられているのが長所の配合。母の父のRaise a Native系Affiemed 内にMahmoudがあることから、切れる脚も使える。
ただ前走はあまりにハマりすぎの感があり、一抹の不安が残る。

注目はキングヘイロー。
父は80年代欧州最強馬と目されるダンシングブレーヴ、母はG17勝の歴史的名牝グッバイヘイローと豪華な配合だが、Almahmoud(4×5)、Sir Gaylord(4×4)、Turn-to(4×5*4)、Tom Fool(5×5)と濃いインブリードを持つのが特徴。これらの濃いインブリード血脈の質の高さがこの馬の長所。
高松宮杯を勝ったが、スピード優位の中距離馬というのがこの馬への評価で、中距離適性も問われる府中のマイルがこの馬にとってのベストのG1だと思う。馬群を嫌うので、いかに鞍上が外に出せるかがポイントだろう。ハマればこの馬は侮れない。

ディクタットは滞在2戦目で前走以上にはやれると思う。ただデットーリの事故はやはり痛い。
シンボリインディは昨年のNHKマイルと同じ3枠5番。休養明け傾向、長いところ使われたり、ダートを使われたりで混乱はあったと思う。ここは真価が問われる。
フサイチエアデールは牝馬としてはマイラーとしての資質はトップクラス、前走からどう立ち直ってくかが鍵。


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